山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『綱領教室』3=志位和夫著

2013-09-17 13:16:53 | 読書

 『綱領教室』第3巻を読み終えた。『綱領教室』は日本共産党の志位和夫委員長の講義を本部の会場の他、全国でインターネット通信を通じて受信できるようにしたものである。毎朝の配達があるので、夜はたいへん苦手になって、講義中居眠りをしたり都合で聞けなかったりで内容をすべて把握していたわけではないので、1~3のすべてを読み通して、改めて改正された日本共産党綱領の価値について考えてみた。

 昨年末の総選挙では、故あって私も岩手2区の候補となり、付け焼刃ながら共産党の政策や日本共産党の価値について可能な限り語った。そして今年の参院選では、結びつき名簿で生まれ故郷の友人知人、大学時代の同期のメンバーなどと政治を語り支持を訴えたものだ。参院選のたたかいを通じて日本共産党のブレない姿勢を党綱領の観点で語ることの重要性を大いに感じたものだ。参院選直前からツイッターにも取り組み、共産党の外の皆さんとの交流でも、共産党とは何者なのかを語る場面があった。そして「共産党という党名を変えれば?」という質問にも出くわしている。

 第3巻の圧巻はやはり「未来社会論」であろう。旧綱領の前提にあった社会主義、共産主義の社会を「分配論」で位置づける国際的常識を退け、「生産の社会化」に位置づける論は、社会主義社会という未来を社会を豊かなものに広げてくれる見解であると思う。ただ、問題はこうした日本共産党の持っている考え方をどうやって多くの人々に知ってもらうかである。私は、1地方の役員として党内外の皆さんにできるだけ機会をつくって語る役割を果たしたいと思っている。その手始めに、明日は学習会の講師をするつもりである。