【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

【明治村】旧帝国ホテル、ライト館に驚いた!

2023-04-12 | 博物館 明治村
昨日、愛知県犬山市にある【明治村】へ日帰り観光をしてきた。

正しい名称は、【博物館 明治村】。

明治時代の貴重な建物や資料などが展示されていて、
現在、60以上もの建造物が並ぶという施設。
その中には…
国指定重要文化財の建物が11件も!あり、
さらに、産業遺産が3つもあるのだ。

正門からして、歴史の匂いがプンプン漂ってくる ↓


正門は、名古屋市瑞穂区にあった
「第八高等学校正門」の門だそうだ。

そして、正門を入るとすぐに出迎えてくれるのが、
記念写真用の日付板 ↓


昨日(2023.4.11)は、明治の年号で数えると明治156年に
なるそうだ。
遠いような、でもそんなに遠い過去とも呼べないような…
何とも不思議な気持ちになる。

そんな気持ちになったところで、
早速、明治村を探索するべく出発!

まずは、村営バス停「正門」のりばへ ↓


始発の9時40分を待つ。
(その後は、20分間隔ぐらいで巡回しながらバスが来る)
時間通り、村営バスが走ってきた! ↓


鯉のぼりも揚がり、何ともカッコよい!
(風が吹いておらず、鯉が泳いでいないのが残念だけど)

村営バスに乗車。乗車時に切符を見せる。
車内、一番後ろの席からの眺め ↓


明治村は広いので、村営バスは移動するのにおすすめ。
明治村の敷地面積は100万㎡で、
南北に約1100m
東西に620m
正門から北口までがおよそ徒歩20分という。

エリアごとに番地が付いていて
1丁目から5丁目まである。
正門があるのは1丁目。

効率よく見学するならバス移動は必須。
バスの車内では、車窓から見える建物の説明もしてくれるので、
乗車しながら見学もできる。

バスは坂道や曲道をゆっくり進み、
私は、終点の5丁目「帝国ホテル」で下車。

まずは、じっくりと見てみたかった
「帝国ホテル」へ向かう。

帝国ホテル、ライト館の中央玄関を正面から↓


設計者はアメリカのフランク・ロイド・ライト。
鉄筋コンクリートおよび煉瓦(レンガ)コンクリート造。
日本の建造物である、
京都宇治の「平等院鳳凰堂」をモチーフにしたと言われている。


ホテルの側面 ↓




ホテルの庇(ひさし)↓


もう、外観からして圧倒的な存在感!!

完璧主義者のライトは、建設にあたっては職人にも容赦なしで、
納得がいかなければ何度でもやり直しを求め、
素材にもこだわり、
建設費用にいたっては当初の予定よりも6倍にも
跳ね上がってしまったとか…。



柱の一本、一本、丁寧に作られているのが分かる。

もはや芸術作品! ↓


空間を意識して設計されている内部。


階段も意識して設計されているとのこと。↓


細かい所にまでデザインが施されていて…


自然光が入るように意識して設計されている。


この建物内を見ていると、
「すごい!」の言葉が連続して口から出てくる。


天井にも手を抜かない。↓


照明に至るまで、ライト自らが設計している。


控え目な照明だけど、存在感がある。↓


建物と照明と自然光が上品に交わっている。 ↓


窓枠のデザインも可愛らしい。



どこを見ても手を抜かない設計。




とにかく素晴らしい!




圧巻の美しさ!




建造物という言葉では括れない、
一級の芸術作品だ。

当時の実物の一部分が外に展示されていた。↓


明治村の「帝国ホテル」ライト館。
想像以上の美しさに驚いた!
取り壊されなくて、本当に良かった。
明治村で「帝国ホテル」を見るだけでも貴重な体験になる。