【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

《ひのとり》に乗って【火の鳥展】を見てきた!

2024-06-13 | 建物巡り
兵庫県宝塚市にある『手塚治虫記念館』
現在、開館30周年をお祝いして

【 火の鳥展 】を開催しているとのことで
この機会に行って来ました。

手塚治虫記念館での【火の鳥】の展示は
実に、20年ぶりになるのだそうです。

これは見ておかなくては…!

で、
名古屋から宝塚市までの移動です。
新幹線が早くて便利なのですが…

せっかくなので
《 ひのとり 》に乗って行こう!

もちろん、本物の火の鳥ではなく…

こちらです ↓
近鉄特急ひのとり広告ポスター

近鉄名古屋駅から大阪難波を結ぶ特急電車で
毎時00分に発車します。

《 ひのとり 》に乗って
【 火の鳥展 】を見に行こう!っていうわけです。


近鉄電車のホーム内には
《 ひのとり 》って
電車好きさんにはかなりの人気のようで…

まさか!の、
ひのとりプリントシール機 ↓

確かに記念になりますよね。

しかも、この場所限定らしいです ↓

私は撮りませんでしたが
ひのとり好きさんは是非!

さらに、近鉄電車の車両が並んだ広告ポスター ↓

スター選手並の扱いですよね(笑)

乗車時間までまだ時間があったので
ホーム内をウロウロして

気になったのがこちら、
駅弁です。

(ひのとり弁当) ↓


(しまかぜ弁当) ↓


駅弁にも登場です。
さらに、
この販売店での駅弁売り上げランキングまでありました。

お弁当人気1位 しまかぜ弁当 ↓


2位 ひのとり弁当 ↓


3位 天むす ↓

駅弁の人気は
しまかぜが上でした。

ちなみに《しまかぜ》は、
大阪難波、京都、名古屋の各駅から

三重県伊勢志摩の賢島(かしこじま)までを
結ぶ観光特急なのだそうです。

そうこうしているうちに
ホーム内にひのとりが入って来ました ↓


このロゴマークも良いですね ↓

特急ひのとりですが、
手塚先生の『火の鳥』とは関連はないそうです。

それでは車内に入りたいと思います。


ひのとり車内にある自販機 ↓

軽食や鉄道グッズが販売されています。

ひのとり鉄道グッズ ↓


コーヒーメーカーも ↓


紙コップはひのとりのロゴマーク入り ↓


挽きたてコーヒーを購入 ↓


そして座席です。
今回
プレミアム車両の座席を予約しました ↓

特急ひのとりは
くつろぎの空間が特徴なのだそうです。

座り心地も良く、さあ、くつろぐか…と思った矢先、

通路を挟んで座った隣のカップルが
まぁビックリするほどしゃべる、しゃべる、しゃべる…

嫌な予感がします…

初めは、まぁ仕方ないよなぁ…と寛大な気持ちで
いたのですが

静まる気配がありません…。

気持ちを切り替えようと
車内からの風景を撮影してみました。

木曽川を渡っていることころです ↓


隣のカップルはしゃべり続けています。
どこからそんなに話題が出てくるのか…

イヤホンをして音楽を聴き、気を紛らせていたのですが
大音量で聴くのは耳に良くないとボリュームを下げると

しゃべり声がイヤホン越しに聞こえてきて
まだしゃべっているのか…と。

車内での会話禁止でもないわけだから
注意するわけにもいかず、
かと言って特別車両の料金を支払っているだけに
納得できない自分もいて…

悶々とした時間が過ぎていきます。

乗車前のウキウキ感も半減どころか急降下です。
指定席にしているばっかりに移動できないし…

“会話席”と“くつろぎぐっすり睡眠席”っていうのを
創ってもらえないだろうか…なんて考えたり

さらに悶々とした時間が過ぎていき…

で、結局、
くつろぎ睡眠する時間のないまま到着しました…

大阪難波駅へ到着前にメロディと照明の演出 ↓


噓だろ、って思うかもしれませんが
名古屋から大阪難波までの2時間8分の乗車時間内を

隣のカップルはずっとしゃべり続けていたのです…


こんな事ならプレミアム車両に乗らなきゃ良かった…

今回、
くつろぎ空間は絶対に確保されるものではないって事を
学びました。

悲しい出だしになってしまいましたが
ここでめげている場合ではありません。

大阪難波から宝塚までの移動が待っています。

大阪難波から歩いて、大阪メトロの御堂筋線へ向かいます。
なんば駅から梅田まで乗車し、

梅田で下車してから歩いて大阪駅へと移動。

大阪駅から
JR福知山線に乗って宝塚駅で下車しました。

宝塚駅に到着です ↓

これは阪急宝塚駅の階段です。

宝塚に来た!って感じがします。

長くなってしまったので
次回、【火の鳥展】に続きます。
お疲れ様でした!

日本三大大仏の三番目を見る!

2024-04-30 | 建物巡り
日本には
『日本三大〇〇』と呼ばれる場所や
お祭り、景色、食べ物などがありますが、

ところで
『日本三大大仏』って分かりますか?

日本で
有名な大仏さんといえば…

まず浮かぶのが、【奈良の大仏さん】
そして、【鎌倉の大仏さん】ですよね。

で、三番目……?

どこにあるの??

実は、私も知りませんでした。

先日、岐阜公園へ行った後に立ち寄った場所が
三番目の大仏さんの場所でした。


岐阜県岐阜市にある
黄檗宗(おうばくしゅう)の
金鳳山正法寺(きんぽうざんしょうぼうじ)です ↓


中国の文化と日本の文化が合わさったような
面白い建物です。

その建物の中に
大仏さんはどっしりと座っておられました ↓


完成までに38年の歳月を費やしたという
大仏さんで、

竹材を編んで外形を作り、その上から粘土を塗り
お経を書いた紙を貼り付け
さらに漆(うるし)と金箔を重ねているそうで

その工程作業から
『籠大仏(かごだいぶつ)』と呼ばれているのだとか。


断面図を見ると
大仏さんが前傾姿勢になっています。


確かに横から見ると
ちょっと窮屈そうな感じが否めませんが


ただ、その前傾姿勢だからこそ、
正面から大仏さんの前に立つと
見つめられている感がハンパない!です(笑)


穏やかな表情で
右手でOKサインを出してくれている姿は

「大丈夫、何とかなりますよ」と
優しく諭(さと)して下さっているような…

ありがたい気持ちになりました。

注:)いや、右手はOKサインではないと思いますが(笑)

この大仏殿の建物の造りも面白いです。↓


きちんと日本三大佛とありました ↓


でもその後、調べてみると
三番目の大仏については諸説あるようで

なので、暫定『日本三大大仏』の三番目の大仏を
見てきました。ということで。

【名和昆虫博物館】Vol.4

2024-04-26 | 建物巡り
先日見学をしてきた【名和昆虫博物館】

せっかく来館したので、
【名和昆虫博物館】にて販売されている“昆虫グッズ”を
記念に購入しました。

注.)虫嫌いな方はここで見るのを止めて下さい!

↓ 虫を見るのは平気だよ、って方はどうぞ。↓

        *

        ⁑
 
        ⁂
 
        ⊛

まずは…
「下敷き」↓(翔ぶ宝石たち、甲虫編)

世界各地に生息する
実物大のタマムシやコガネムシ、
クワガタ、カナブンたちが集合したものが
下敷きの両面に載っています。

“翔ぶ宝石たち”、というテーマがつくのも納得、
どれもきらびやか!

ちなみに、日本にいる昆虫(甲虫)から
紹介されているのは
「タマムシ」だけでした。


両面合わせて総勢、78頭です!


それから、
「ブロックメモ帳」↓

←左:バリーフタマタクワガタ →右:アトラスオオカブト

開くとこんなふうに
右隅にワンポイントとして載っています ↓

くれぐれも虫の嫌いな方にはこのメモを
渡さないよう注意が必要ですね(笑)!


そして最後は、
「3Ⅾリングメモ帳」↓

↑ ヘラクレスオオカブト(飛)

写真だと分かりづらいのですが
3Ⅾなので、立体に浮かび上がって見えます。
本当に飛んでいるように見えますよ!


↑ ニジイロクワガタ

このニジイロクワガタは、下敷き(翔ぶ宝石:甲虫編)にも
登場していました。

※ ちなみに、この「3Ⅾリングメモ帳」は
在庫限りだそうです。

他にもクワガタや、
ヘラクレスオオカブトの飛んでいないバージョンも
ありましたが、残りわずかでした。


あと、記念になったものといえば…
【名和昆虫博物館記念スタンプ】です。

博物館内に3ヶ所スタンプ台が置いてあり
(探すのにちょっと時間がかかりましたが…(笑)

スタンプを押す用紙も用意されています。

ここでスタンプを押して
持ち帰ることが出来ますよ ↓

スタンプの色は時々、替わるそうです。

来館のパンフレットと入場チケット


(おまけ)
【名和昆虫博物館】は、岐阜公園内にあります。

岐阜公園といえば
岐阜城、金華山です。↓


遠くに見えますが…
ロープウェイ乗り場があるので

ロープウェイに乗れば約4分で山頂に着くそうです。

今回は時間がなくて行くことができませんでしたが。

他にも
織田信長の城主居館跡もあり ↓

こちらも時間がなくて見学していませんが、ここから
階段を上っていくとあります。

あと、板垣退助(いたがきたいすけ)遭難の地
でもあります。

明治15年、4月6日
板垣退助、45歳の時です。



「板垣死すとも、自由は死せず」という
言葉が有名ですが

切りつけられて激痛のはずなのに
こんな事を言えるってすごいですよね…

公園内は広く、
池があったり ↓

噴水があったり ↓

丁度、見学した時には
チューリップが見頃でした ↓

のんびりと散策を楽しむにも良い場所でした。

岐阜市へ来ることがあれば
【名和昆虫博物館】もぜひ見学を!

【名和昆虫博物館】Vol.3

2024-04-25 | 建物巡り
先日行ってきました、
岐阜県岐阜市にある
【名和(なわ)昆虫博物館】の続きです。

予約していた
“ 有料ガイド付き見学 ”で、
[非公開]となっていた
【 記念昆虫館 】の建物内部を案内してもらいましたが

もちろん、
【名和昆虫博物館】の案内もありました。

建物は
武田五一の設計 ↓


隣に建つ
【 記念昆虫館 】は標本収蔵庫として
建てられましたが、

こちらは
元々は、農作物や家屋の害虫に対する
啓蒙普及(けいもうふきゅう)を目的として
開館したのだそうです。

その後は、
時代の流れとともに
一般昆虫の展示や啓蒙普及が重点となって
今に至っているそうです。


外壁のタイルは
久田吉之助の黄色いレンガではなく、
「備前焼タイル」です。↓


大正8年(1919年)に開館したので
2024年の現在から数えると
すでに105年も経っています。


この写真では分からないかと思いますが、

タイルの目地(めじ)が
かまぼこ型に盛り上がっていて
作業に時間が掛かる、大変手間のかかる
タイルの貼り方なのだそうです。↓



そして、館内には
害虫に対する啓蒙普及を
実践するかのごとく、

建物内で使用されているものが
あるそうで…

それが、
唐招提寺(とうしょうだいじ)の柱 ↓


奈良県の唐招提寺から譲り受けた柱だそうで
これ、実は…

シロアリ駆除をした柱なのです ↓

薬剤を入れてシロアリ駆除をした跡が
そのまま残る柱 ↓


そんな唐招提寺から譲り受けた柱が
三本、この建物を支えているのです ↓


ちなみに、
【 記念昆虫館 】でも、この唐招提寺の柱を
再利用して驚くようなものが作られています。
(有料ですが、是非ガイド付き見学で見て下さい!)

そして紹介が遅くなりましたが、

シロアリ駆除をはじめ
全国の農作物や害虫に対する啓蒙普及に力を
注いだ人物、
初代館長でもあった
名和靖(なわ やすし)氏です ↓


ギフチョウの発見者であり、
何と言っても
設計者、武田五一の恩師でもあります。

五一に昆虫のデッサンを教えたのが
名和靖 氏だそうで…

そう考えると、武田五一のデッサン力というのは
名和靖 氏のおかげだったのではないか、と
思わされます。

五一は昆虫学者になりたい、と思うほど
虫好きだったそうですよ。

そんな名和靖ですが、
人間にとって害虫と呼ばれる虫たちを駆除する一方、

虫たちの命を奪っている、ということに心を痛め
何か出来ないか、と相談して造られたのが
こちらです ↓

『昆虫碑』(こんちゅうひ)

こちらも武田五一が設計しています。

人間の都合で駆除されてしまった虫たちを
供養しています。


名和靖 氏の還暦記念も兼ねて建てられたのだそうです。

【 記念昆虫館 】すぐそばに建てられた昆虫碑 ↓


武田五一も恩師である名和靖 氏に
恩返しが出来たのではないかな、と
思います。

こうして
今回、「ガイド付き見学」を通して
館長さんから詳しく説明を聞き、とても有意義な見学と
なりました。

建物だけでなく、名和靖 氏や武田五一の人物像にも
話しが及び、
大変興味深くあっという間の時間でした。

そして、私が見たいと思っていた
久田吉之助の作製した
「トンボのテラコッタ」(「ムカシヤンマのテラコッタ」ですが)

この作品を間近に見ることができて
とても感激しました!
見学して本当に良かったです。

※ 「有料ガイド付き見学」ですが、必ず事前予約が必要です。
今のところガイド予約についてホームページには載っていませんが
電話で問い合わせると対応して下さいます。
興味のある方は是非。

【名和昆虫博物館】Vol.2

2024-04-16 | 建物巡り
昆虫博物館の展示を見た後は
(時間の都合上、2階のクイズコーナーは挑戦せずでしたが)

いよいよ
武田五一の設計による建物の見学と
久田吉之助のトンボのテラコッタです。

実は、今回訪問するにあたり
事前に、「トンボのテラコッタを見ることは出来ますか?」と
問い合わせたところ

話の流れが武田五一の建物の話になり、
とっても関心があることを伝えると

なんと
トンボのテラコッタだけでなく、

今まで関係者や一部報道関係者以外には[非公開]としていた
【 記念昆虫館 】↓ 

この建物内部を見せてもらえることに!!

丁度、「今後は希望者に『ガイド付き見学』という形で
建物見学を実施していこう、と
企画しているところだったのです」と。

マジですか!!
この【記念昆虫館】は[非公開]と知っていただけに
嬉しすぎます!

もう、即答です。
「ガイド付き見学、是非お願いします!」

※但し、内部見学の写真は公開しないことが条件。
『ガイド付き見学』料金:2,000円(建物の維持保存協力金含む)

そういうわけで、
【名和昆虫博物館】の隣に建っている
【記念昆虫館】です。↓
明治39年着工、明治40年竣工。

武田五一、35歳の時です。

建物の外装タイルは、久田吉之助が造ったもので
現存する外壁タイル総貼り洋風建築としては、
日本最古です!↓

ヨーロッパ留学から戻ってきた
五一が、学んできたことを表現しようとしている
ように思えてなりません。


当時は、屋根も久田吉之助が造ったという
レンガの瓦屋根だったそうです。

が、老朽化により雨漏りしたため
スレート屋根に替わった、と。


この建物は“標本収蔵庫”として建てられ
当時、大正天皇もここを見学したのだそうです。

内部の写真を載せることは出来ませんが
武田五一の工夫された設計を見ることが出来ました。


隣に建つ【名和昆虫博物館】2階から見た
【記念昆虫館 】↓

ちょっと分かりづらいですが
アゲハ蝶のテラコッタも飾られています。
(これはINAXさんによる複製だそうです)

2階から見下ろすとこんな風です ↓
この玄関の屋根の上にトンボのテラコッタが
飾られていたのだ、と。


で、もちろん
『トンボのテラコッタ』も見ることが出来ました!
(写真は公開不可、ここに載せることは出来ませんが)

正確には、
『ムカシヤンマのテラコッタ』です。

精巧な作りで
久田吉之助の焼き物に対する熱意や情熱、
ひたすら真摯に向き合っていたのだ、と
納得、確信することが出来ました。

興味のある方、
岐阜市へ行く機会があれば
是非、ガイド付き見学を予約して
『ムカシヤンマのテラコッタ』見て下さいね!


問い合わせは
【名和昆虫博物館】
( ↑ ここをクリックすると移動します)

まだ報告は続きます。
続きは又、次の機会に。
お疲れ様でした!

【名和昆虫博物館】Vol.1

2024-04-14 | 建物巡り
岐阜県岐阜市にある
【名和(なわ)昆虫博物館】へ行ってきました。↓


日本で最も長い歴史を誇る昆虫博物館です。


標本展示されている昆虫の凄さはもちろん、
何がすごいって、この建物!

武田五一による設計で建てられているのです。
大正7年に着工、大正8年に開館した、という
歴史ある博物館なのです。


入口の看板も面白い ↓


もちろん貴重な建物なので
登録有形文化財に指定されています。


で、ここに来た目的は
昆虫標本を見るのもそうですが、

楽しみしていたのは
久田吉之助(ひさだ きちのすけ)が作製した
“ トンボのテラコッタを見る! ”

そして、“ 武田五一の設計した建物を見る ”。

実は、以前【INAXライブミュージアム】
( ↑ クリックすると、ブログの記事へ移動します)
久田吉之助が作製したテラコッタを見ましたが

【名和昆虫博物館】には
トンボのテラコッタがある、ということを知り、
「いつか見に行きたい!」と思っていたのです。

そういうわけで…
やって来ました!【名和昆虫博物館】です。

虫の世界へ足を踏み入れます。
2階には昆虫クイズもあるそうです ↓


入館料を支払い、まずは展示の見学から。↓
(館内は写真を自由に撮って良いですよ、とのこと)



館内には日本だけでなく、世界各地から
蝶や昆虫、さらには珍しい生物の標本まで


所狭し(ところせまし)と展示が並びます。


世界の美しいチョウが展示されていたり


目玉模様の羽を持つ蝶や ↓


葉っぱですよ~、と偽る(いつわる)蝶や ↓


クワガタ、カブトムシ


さらに
1属1種という、とっても珍しい
ウエストウッドオオクワガタ ↓


私は詳しくないですが
マニアな人が見ると、おぉ~~!!となるようです。


展示は2階にもあり、階段を上ります。

↑ 武田五一の設計した階段です。

階段から見た1階の展示室 ↓



圧巻は、蝶のきらめく標本展示 ↓


自然の美のすごさに息を呑みます…


他にも展示の中には
“隠れ展示シリーズ ”といって
自分で開けて見てみる、というのもあり…

[見ない方がいいかもね!!]と ↓

何、何っ?!と、気になって開けて見ると……!

ギョッとする昆虫が展示されていたりして
(写真は控えますが、中国語では蟑螂と書く虫です)

他にも
[見ないと後悔するかもね!!]もあり ↓


こちらも写真は控えますが
ヒントは、童謡の中で「♬金持ちだ~♪」と歌われている虫です。
黄金に輝くこの虫の標本が展示されていました。

確かに、見ないと後悔するところでした(笑)!

さらに、博物館の中には標本ばかりでなく
実際に飼育されている昆虫もいて…


ギフチョウの飼育ケースです ↓


春の女神といわれるギフチョウ。
桜の開花する時期に羽化するそうです。

羽化していました! ↓

桜の花も入っていました(笑)

この飼育ケースの中にも春がやって来ていました。
春の女神、ギフチョウ ↓


と、いうわけで
【名和昆虫博物館】展示も凝ったつくりになっているので
昆虫好きさんは是非、現地へ!

次回、建物についての報告へ続きます。
お疲れ様でした!

『京都国際会館 特別見学会』開催のお知らせ

2024-02-20 | 建物巡り
今年の春に
『京都国際会館 特別見学会』が開催されるそうです。
( ↑ クリックするとページへ移動します)

2024年4月3日(水)、4日(木)、5日(金)
13時~15時半

お昼からの開催で、アフタヌーンティー付きの見学会になるそうです。

私は昨年、『京都国際会館特別見学会』に参加しました。
( ↑ クリックするとブログの記事へ移動します)

唯一無二の建物ですよ!

もし興味があり、都合がつくのなら参加されると
良いと思います♪

抽選で当たるかは運次第ですが……

私は残念ながら行くことが出来ませんが
昨年見学して、とっても印象に残った建物です。

貴重な体験が出来たなぁ!と。

興味のある方は是非。

と、いうわけで
お知らせでした。

【 豊田市美術館 】Vol.3

2023-12-23 | 建物巡り
先日行って来ました【豊田市美術館】の続きです。

この美術館見学では楽しみにしていたことが
さらにもう一つあって…

それが、茶室のある『童子苑(どうじえん)』↓

こちらも美術館同様、谷口吉生 氏の設計です。

豊田市美術館から少し離れていますが
同じ敷地内にあり、歩いて行けます。

『童子苑』という名前の由来は、かつて拳母藩(ころもはん)の居城が
この美術館が建つ前にあって
敷地一帯が「童子山(どうじやま)」と呼ばれていたことから、と。

『童子苑』の表札です ↓


ここでは
立礼席呈茶(りゅうれいせきていちゃ)があり
一般の人も気軽にお抹茶をいただくことが出来ます ↓

2023年12月の時点では
一服 450円となっていました。

建物も気になりますが
やっぱりお抹茶とお茶菓子も気になります(笑)

それではお邪魔します


中に足を踏み入れると
先ほど見ていた豊田市美術館の近代的な建物とは対照的に
日本の茶室!です。

これぞ日本の和、って感じで
とにかく落ち着く場所になっていました。

こちらの茶室は「一歩亭(いっぽてい)」と
名前がついていて ↓

“ どんなこともまず一歩の歩みから ”という思いが
込められた建物なのだそうです。


そういえば、谷口吉生 氏にとっても
茶室を造るという設計は
これが初めてだった、という話を読んだことがあります。

当たり前ですが
誰にでも初心者だった時があるのですね。

でも、そんなことを感じさせないくらい
貫禄があって素敵で、和の建築って良いなぁ…!と。

蹲踞(つくばい)もあります ↓


それではお抹茶をいただきたいと思います。
立礼席(りゅうれいせき)はこちらです ↓

和室へあがって靴を脱ぐこともなく、
椅子に腰掛けてお抹茶をいただくことが出来ます。

室内は天井にも窓があり、程よい明るさで
すっきりとした空間になっています。

↓ 床の間もありました


注文をしてから
庭を眺めていると


まずは、お茶菓子が出されました ↓

柿の形をした生菓子で
「ころ柿」というのだそうです。

こちらで出てくるお茶菓子は
豊田市内にある和菓子屋さん数店舗から
取り寄せをしているそうで

季節に合わせたお茶菓子が出されるので
これも茶道と同じく
一期一会(いちごいちえ)の縁です。

本日は、松花堂(しょうかどう)宮上(みやがみ)店さんの
和菓子だということでした。

奥でお抹茶を点(た)て、
着物姿で運んできて下さいました ↓

着物が似合う人って素敵です。

お抹茶とお茶菓子です ↓

生菓子の「ころ柿」は羽二重餅の中に刻んだ柿が
入っていて、
萼(がく)の部分も和菓子で作られていて
この生菓子、とっても美味しかったです。

点ててもらった
お抹茶も、もちろん美味しかったです!

庭を見ながらお茶をいただく、という
贅沢な時間を過ごしました。
ありがとうございました。

敷地内には他にも茶室があり、
豊祥庵 (ほうしょうあん) ↓

こちらでも予約制で
茶会を開催されているそうです。


腰掛待合(こしかけまちあい)もありました ↓


壁面には竹も植わっていて
風情があります ↓

近代的な建築も素敵ですが
こうしてじっくりと見ていると
日本の和の建築って素晴らしいものだな、と
新たに発見した気分になりました。

【童子苑】満喫しました!


その後、
美術館の敷地内をぐるりと歩いてみると
小高い丘の上にあるのだ、ということが
良く分かりました。


敷地内には他にも…

昔あったという拳母城、隅櫓(すみやぐら)跡です ↓
昭和53年に復元されました

隅櫓というのは
城に立てこもって戦う時の見張り台であり、
また、城を立派に見せるための飾りなのだ、と
説明板に書いてありました ↓


さらに歩くと見えてきたのが
茶室『又日亭(ようじつてい)』↓


もともと城内に書院と茶席としてあったもので
昭和52年に解体されるのを惜しんで
市が譲り受けて復元した、と。


驚くことにこの又日亭と
先ほど紹介した隅櫓(すみやぐら)のどちらも
予約をすれば茶会を開催することが出来るのだとか。

歴史的な建物(復元とはいえ)でいただくお茶は
普段とは違い
趣(おもむき)があってさらに良いように思います。

詳しくは【 豊田市美術館 茶室
( ↑ こちらをクリックすると詳細が分かりますよ)

というわけで、3回続いた
【豊田市美術館】の感想もこれにて終了です。
お疲れ様でした!

【 豊田市美術館 】Vol.2

2023-12-14 | 建物巡り
先日見学をした【豊田市美術館】の続きです。

今回紹介するのは、併設されている
髙橋節郎 (たかはしせつろう)館』です↓


この建物は美術館とファサードで続いるので

建物全体で見ると
水平ラインの片側の終着場所です。

こちらも豊田市美術館と同じく、
設計者は谷口吉生(たにぐち よしお)氏。

モスグリーン色がここにも!
※写真で上手くモスグリーン色が映らず残念

この建物もシンプルでかっこいい!

中に入るとロビーがあり
ここの空間が静かで落ち着く場所で良かったです。

PK22チェアが置いてありました! ↓

ここに座ってのんびりと
ガラス越しに外の景色を楽しむことも出来ます。

新型コロナの感染対策と思われますが
椅子の並びが
間隔を置いて配置されています。

あと何十年か先になって
こんな時代もあったね……と、なるのでしょうか。

で、肝心の『髙橋節郎館』です。

実は私、髙橋節郎という人を知らず
この建物を見たさに入ってきた、という
本当すみません…

ですが、髙橋節郎 氏の作品が凄く良かった!
(写真撮影可でしたので何点か紹介します)

漆芸(しつげい)の展示作品が並ぶのですが、
鎗金(そうきん)という技法で黒と金を基調に製作されており
この迫力!

↑ タイトルは「遠森の記」
1974年の作品です。

他にもこんな作品や ↓


このピアノ、よく見ると…


ここにも鎗金(そうきん)されているのです!↓

↑ タイトルは「宇宙紀行」
1995年の作品です。

クラリネットやフルートにも!(驚) ↓


他にも、楽器のハープに鎗金(そうきん)された作品もある
とのことでしたが、
今回は展示されていませんでした。

可愛らしい作品もあったし


古代を思わせる作品もあり


さらには立体の作品も ↓

タイトルは「森神」
1995年の作品。

前庭にはこんな作品もありました。↓

タイトルは「月面一歩」
1995年の作品。

特別展や美術館内の常設展示ばかりに目が行きがちですが
時間があれば、
この併設館にも足を運ばれると
面白いし、作品も凄いし、良いと思いますよ。

そして
ここの美術館を通して「モスグリーン」という色が
気に入りました(笑)

豊田市美術館の見どころはまだありますので
続きは又、次回に。
お疲れ様でした。

【 豊田市美術館 】Vol.1

2023-12-11 | 建物巡り
先日、
【フランク・ロイド・ライト展】を見るために
豊田市美術館に行きましたが

この【豊田市美術館】の建物を見るのも楽しみでした。


設計は谷口吉生(たにぐち よしお)氏。
なんと、谷口吉生氏の父親は
谷口吉郎(たにぐち よしろう)氏なのです。

そう、明治村の創設者である
あの、谷口吉郎 氏です!

親子そろって有名建築家というのも凄いですよね。

豊田市美術館は1995年に開館

↑ この写真では分かりづらいのですが
壁面に覆(おお)われている
モスグリーン色のスレートが
とっても綺麗なのです!

見ているだけで清々しい気持ちになります ↓


建物はシンプルで、水平・垂直が基調となっています。

この場所は小高い丘の上にあり
土地に高低差があるのですが

その高低差をも巧(たく)みに利用して設計がなされていて


それがわざとらしくなく
自然と馴染んでいて、素晴らしい。


↓ 美術館へ向かう導入路もカッコイイ


シンプル・イズ・ベスト!


振り返るとこんな感じです ↓


開館時間よりかなり早く到着したので
周りを気にせず写真を撮ることが出来ました。


このファサードもモスグリーン色のスレートで
覆われています ↓


間近に見ると迫力がありますが
モスグリーンの色合いが和ませてくれます


入口前 ↓


上を見ると、先ほどのファサードがずっと
続いているのが見えます ↓


開館時間になり
美術館の中へ入りました。

展示室へと続く階段 ↓


こちらの館内の階段は
モスグリーンのスレートが!
かっこよすぎる階段です ↓


2階から外へ出た景色
ファサードが続いています ↓


建物の設計が上手いので
2階へ出たのに地上にいる、という
不思議な空間なのです。

大池があり、噴水も ↓


他にもミラーがあったり ↓


でも、なんと言っても
このファサードの存在感!↓


水平に真っ直ぐという
安心感、心強さ、そして展示作品が
守られている、という感じがします。

↑ モスグリーンの色が見えるでしょうか?

せっかくなので
大池の対岸にも回り込んで撮ってみました。


朝日に照らされて美術館が
輝いています ↓


美術館の隣は工事中でした。
来年2024年に【豊田市博物館】が開館する、とのこと。↓

この博物館は
豊田市美術館の景観を損なわないように
設計されているそうです。
設計者は坂茂(ばんしげる)氏。

開館前に撮った大池 ↓


噴水が出る前だったので
写し鏡のようになりました ↓


シンプルで揺るぎない建物であり
展示作品をきちんと守る堅実な建物であり
それでいて、
カッコイイし美しい。

それが【豊田市美術館】。

まだ見所があるのですが
この続きは又、次回に。
お疲れ様でした!

フランク・ロイド・ライト展 @豊田市美術館

2023-12-09 | 建物巡り
フランク・ロイド・ライト展】に
行ってきました!↓

日本では26年ぶりとなる
ライトの本格的な展覧会(巡回展)です。

会場となるのは『豊田市美術館』↓

この美術館も見たかった建物なので
ワクワクの連続です(笑)

少し坂を上ると見えてきました!↓

シンプルで美しい外観。
設計は、谷口吉生(たにぐち よしお)氏

日本の美術館の中で最も美しい、と評される
モダニズム建築の『豊田市美術館』↓


そして、これを見るために
やって来ました!↓

【フランク・ロイド・ライト ~ 世界を結ぶ建築】

今年は「帝国ホテル」ライト館が100周年と
いうこともあり

私は、開業日となった9月1日には
博物館 明治村にある『帝国ホテル・ライト館』へ行き、
明治村で企画された展示【特別展 東洋の宝石】を見てきました。
( ↑ それぞれクリックすると記事へ移動します)

さらに、
愛知県常滑市にある
【 INAXライブミュージアム 】にも行き
帝国ホテル・ライト館 ダイニングルームの柱の一部
( ↑ ここをクリックすると記事へ移動します)
これを間近で見て感激した!という
そんな経緯があります。

だからこそ!
この【 フランク・ロイド・ライト展 】
非常に楽しみにやって来たのです。

というわけで
前置きが長くなりましたが……
早速、展覧会の様子を。

まず、会場に入る前に係の方から
撮影可能な作品一覧の用紙をもらいました。
作品番号を確認しながら撮影して下さい、と。

中にどんな展示があるのか期待が膨らみます。

展示は大きく7つのセクションに分かれていて、
写真や図面、記録映像、模型、
さらには実物の展示もあり
とにかく盛りだくさん!

写真撮影可能だった作品を紹介します。
リトル第二邸「北の家」窓ガラス ↓

1912年に制作
デザインはもちろん、フランク・ロイド・ライト

ガラス、鉛、木で作られています。

裏側も見ることが出来ました ↓

ライトらしい素敵なデザインの窓!

クーンリー・プレイハウス幼稚園の窓ガラス ↓

こちらも1912年頃で
ガラス、鉛、木で作られています。

幼稚園の窓ガラスなので
デザインも可愛らしく作られています。

「帝国ホテル二代目本館」
ピーコックチェアとテーブル ↓

デザインは1913年頃

カシ、ニレ、モミジバフウの材木を使用

背面も素敵です!
ピーコックチェアは明治村でも見ましたが
何度見ても良いですよね~!

ドヘニー・ランチ宅地開発計画案の透視図 ↓

トレーシングペーパーに
鉛筆、色鉛筆を使用して作成

1923年頃に作られた透視図です。

サン・マルコス砂漠リゾート・ホテル計画案の透視図 ↓
1928ー29年

悪条件と思われる環境においても
果敢に計画案の設計をするライト。
その土地に合う建築を、という信念が凄まじい。

他にも
アメリカ式システム工法住宅 
リチャード社との共作 C3モデル平面図 ↓


同上、外観透視図 ↓


同上、内観透視図 ↓

ポスターみたいでカッコイイですよね!

そして、こちらは実際に体験できる空間。
ユーソニアン住宅の原寸モデル展示 ↓

天井は低く
レンガ壁があり
安価で高質な住宅、という
ライトが描いたユーソニアン住宅の内部再現


最後に、
こちらは実物の展示です。
ラーキン・ビル 椅子付き事務机 ↓

1904年頃
木、スチールで作られています。

ラーキン・ビル 折り畳み式サイドチェア ↓

1904年頃
木、スチールで作られています。

当時にすれば機能的で斬新なデザイン!

あと、
写真撮影が出来ない展示も
とっても魅力あふれるものでした。

中でも印象に残ったのは
なんと言ってもライトが遠藤新、福原氏、羽仁もと子に
あてた手紙です。

ライトが遠藤新(えんどう あらた)に
「遠藤さんには、私が
日本の建築の未来のためにつぎ込んだ
全てを託したつもりであり、
良き手に委(ゆだ)ねることができたと考えています」

そう手紙に書いているのです。

これは遠藤新が読んで嬉しかったろうな、と。

あと、もう一つ
面白かったのがあったのですが、
『ジョンソン・ワックス・ビル』の
樹状柱の耐荷重試験の映像です。

ライトのデザインへのこだわりと
実際に建築として成り立つのか?という、
そんな狭間の試験映像を見ることが出来て
これは、とても貴重でした!

こうしてたっぷりと、
ライトが全身全霊を注ぎ込んだ建築の数々を
私も全力で鑑賞しました。

楽しかった~!!

【フランク・ロイド・ライト展】は
豊田市美術館では12月24日まで。
次は東京、青森と巡回するそうです。

興味を持たれた方は是非!

【京都国際会館】特別見学会 Vol.5

2023-11-13 | 建物巡り
【京都国際会館】特別見学会の続きです。

階上での見学を終えて
エレベーターで1階に戻りました。

ここで驚くことに、
エレベーター前に置かれている
犬矢来(いぬやらい)に似た、立ち入り禁止のオブジェ、
これも剣持 勇デザインですよ、と!

「立ち入り禁止」と文字で書くのではなく、
犬矢来に似たオブジェを
置くだけで
入ってはいけないんだ、と分からせる。

シンプかつ日本らしさを
表現した秀逸デザインです。

すごいね!剣持 勇!

で、次に見学する場所ですが
もう1ヶ所、会議室を案内して下さるとのこと。

そこまでの移動中にも
こんな綺麗な照明があったり ↓

この照明も石井幹子さんのデザインです。

さらに
剣持 勇氏のデザインした家具がここにも ↓


広い空間のいたるところに
ちょっとした談話の出来るスペースがありました。


そして、案内され到着したのが
ルームⅮ ↓


この会議室は、メインホールとは
趣きが違い
優雅な雰囲気がありました。

天井高は9m。
台形が基本になっているのは変わりませんが
壁がベージュで優しい色になっていて、


照明も温かみのある
優しい雰囲気となっています。

そして、
なんと言っても
このベージュ色の壁の曲線、丸み!
これが優雅さを際立たせていました ↓


もちろん、窓の部分も曲線になっています ↓

ドレープカーテンみたいです。

この会議室は固定席ではないので、
席の配置を自由にできるのが利点です。
会議の内容によって変化させることができます。

とは言え、私がここを利用する機会は
まずない、と思うので
この見学会で見ることが出来て貴重でした。

と、……
ここにも六角形を発見!
時計でした ↓

やっぱりこだわる、大谷幸夫先生。
さすがですね!(笑)

これで、館内の見学は全て終了となりました。

最後は
館外にある庭園を見学します、とのことで
移動します。

こういう場所も有効活用です。↓

ちょっと休みたい時に嬉しいスペースです。

館外へ出ました。

ここは人工池となっていて
八ツ橋のような橋があり、回遊式庭園です ↓

この奥には宝ヶ池があります。

外から見た【京都国際会館】↓


台形、逆台形が設計の基本になっている
ことがよく分かりました。

この建物は
合掌造りをイメージした、と言われることも
あるそうですが、
実はそういうことではなく

自然との調和、
この土地との融合、を検討していくと
この設計になったのだ、と。


それにしても39歳で
こんな設計が出来るなんて
大谷幸夫、本当に凄いです!


私が幼少期に宝ヶ池から見た
この建物の印象は
「宇宙戦艦」でしたが、

この特別見学会でこの建物の凄さを
思い知らされました。
見学会に参加できて本当に良かったです!

比叡山がよく見えます。↓


自然と調和するよう、真四角の建物でなく
台形、逆台形で設計した。


さすが、建築コンペで195作品の中から選ばれた
設計、というわけです。


それにしても、
これは見学中に何度も思いましたが
工事するのは大変だったろうなぁ…!と。


いや、本当に
この複雑さ!圧巻です。


人工池には
白鳥もいました ↓


これで全ての見学が終了しました。
案内して下さった職員の方々にお礼を言って
解散です。

正面玄関へと向かいます。

緑色の絨毯が
枯山水のように波打っているのが
分かります ↓


見学前に通った場所を戻りますが、
建物のことを知った後に
見ると、
感慨深いものがあります。


そして、ここへ戻って来ました!↓

何度見ても
凄い、としか言いようがないです。
コンクリートは「叩き仕上げ」工法です。

この洗練されたデザイン!↓

受付机は、剣持 勇氏
照明器具は、石井幹子さん
特に、照明は竹をイメージされているそうです。

これでもか!というほど
こだわりを持った【京都国際会館】

どこも見応えがあり過ぎて
驚きの連続でした。
見学はとっても楽しかったです!

このような機会を設けて下さり
関係者の方々、
どうもありがとうございました。
貴重な体験が出来ました。

最後は玄関前の
金明孟宗竹(きんめいもうそうちく)

寄贈された珍しい品種だそうです。

比叡山と金明孟宗竹 ↓


そういうわけで、
【京都国際会館】特別見学会の感想は
以上で終了です。

お疲れ様でした!

【京都国際会館】特別見学会 Vol.4

2023-11-11 | 建物巡り
【京都国際会館】特別見学会の続きです。

エレベーターに乗り、6階で降りました。
向かった先は…

控室(ひかえしつ)の部屋でした ↓

ここも普段、
一般見学のされていない場所です。

会議の打ち合わせやちょっとした会合にも
使用できる部屋となっていて
落ち着いた雰囲気です。

六角形の窓が際立ちます。
これも造るのは大変だったろうなぁ…!と
思わせる造りです。


そして、窓から見えるのは…
宝ヶ池(たからがいけ)!
雄大な自然の景色が広がります。↓


この六角形の窓の上には
天窓もあり、
柔らかな自然光が入ってきます。


室内の照明も、もちろんあります。
それも、六角形! ↓

細部にまで手を抜かない、
それが大谷幸夫先生です。

さらに移動して、
廊下を挟んで反対側の部屋にも入りました。
見える景色が違う、とのこと。

こちらも六角形の窓です。
こちらの部屋から見える景色は…


なんと、
比叡山(ひえいざん)!↓

こちらも雄大な景色です!

北と南の部屋で見える景色が違うのですが
どちらも素敵でした!

まだ見学は続きます。
エレベーターに乗り、次は5階へ↓


562号室の部屋に入ります。


この部屋は、会議に出席する人でも
入ることはほとんどない、
という特別な部屋だそうで…

それもそのはず、
議長室です!↓


剣持 勇 氏がデザインした家具が並びます。

気品があり、尚且つ
穏やかな雰囲気も持たせている
という絶妙な部屋です。


この照明も剣持 勇デザイン。↓


このデスクもかっこいいですよね!
議長に相応しいデスク、って感じです(笑)


壁には絵画も飾られていました。↓


細かなところで言うと
この電話スタンドや屑入れ(くずいれ)も
剣持 勇デザインなのだとか!↓


そして、先ほどと同じように
廊下を挟んで反対側の部屋にも移動して
見学しました。

北側、563号室です。


こちらも気品があって
素敵な部屋です!

2方向がガラス張りなので
自然光が入って明るく、
この部屋も剣持 勇デザインの家具が並びます。


機能的なデザインだけど
温かみもあって、くつろげる。
そんな部屋でした。


こんな特別な場所、
まず入ることなど出来ないので
とても良い体験となりました!


この議長室から
外に出ました 。

比叡山がはっきりと見えます!↓


反対側は、というと…
宝ヶ池と庭園です! ↓


台形と逆台形の組み合わせが
とっても印象的な【京都国際会館】です。




京都の町でありながら
自然に囲まれて
リラックスできる環境にあることが分かります。


先ほど見学した議長室です ↓


ここにも特徴的な照明があり、
折り鶴のような?
面白い照明です。
これは、石井幹子さんのデザインだそうです。


この独特な建築 ↓


台形と逆台形にこだわり、


屋根もこんなふうになっています ↓


壁の窓は六角形にこだわり…


こんな場所にまで照明にもこだわっています。


見れば見るほど、
知れば知るほど
【京都国際会館】の凄さ、を実感します。

では、いよいよ次で
特別見学会の報告はラストとなります。
お疲れ様でした!

【京都国際会館】特別見学会 Vol.3

2023-11-10 | 建物巡り
【京都国際会館】特別見学会の続きです。

集合時間になり、職員の方々がみえました。
(案内して下さる方、建築専門の方、
スタッフの計3名が見学に同行)

見学者は20名。女性の参加率が高く
皆さん、この特別見学会を
楽しみにされている様子が伝わってきました。

まずは、国際会館の説明、
ロビーラウンジについての説明を受けます。

このラウンジは
設計者の大谷幸夫先生が
各国を代表する方々の交流する場、として
意識して設計をされたそうで

広い館内には、70%以上を占める
パブリックエリアが
設けられているそうです。

ステンドグラスをはじめ
オブジェが各所に飾られていて ↓


コンクリートは打ち放しではなく
「叩き仕上げ」と呼ばれる工法が用いられ
独特の温かみを醸(かも)し出しています。↓

この照明も面白い!

建物については
キーワードがあって
「台形、逆台形、六角形」

建物のあちこちでこれらを見ることが出来るので
よく見て探して下さい、と。

階層式ロビーラウンジは
1階だけでも4ステップ(段差)あり、

建物全体でみると
6階建てで、22ステップにもなるのだとか!

この複雑さ…!
凄いし驚くけれど
工事するとなると現場泣かせですよね…(苦笑)

さらに、家具にもこだわっています。


剣持 勇 氏によるデザインで、
斬新かつ機能的なテーブルや椅子が並びます。

剱持 勇 氏は、この国際会館に似合う家具を、と
デザインされたそうです。

次は移動して、
普段の一般公開でも入る機会は少ない
という場所へ。

それが
『メインホール』です! ↓


この場所で《京都議定書》が採択されました。
歴史的なホールです!


シンメトリックな台形空間で
近未来な感じもする存在感ありまくり!なホールです。


目が行くのは、やっぱり天井 ↓

この形が地球を表している、と言われたり
宇宙を表している、と言う説も。

真相は分かりませんが
一度見ると強く印象に残ります。

両側の壁には六角形の窓が並び
ここが、同時通訳ブースとなっています ↓


国際会議などの同時通訳というのは
大変な仕事だと思いますが
憧れます。

建物が台形になっていることが
ここから見るとよく分かります ↓


ホールのステージはこんな風です ↓

座席との距離が近い、
段差もあまりない、というのが特徴的です。

そして、こちらが各国代表団の座席です。
(「国連方式」の座席だそうです)

1か国4名で、前の2席が代表団席
後ろの2席が随行員席になるとのこと。

この形の座席が800席あるので、
200か国の人々が一同に集うことが
出来るのだそうです。

ステージにあがる階段です ↓

こちらも絨毯は枯山水をイメージした
波打った模様が描かれています。

歩くとフカフカしていました。
この階段を上り
壇上に立つことも出来ました。

こんな機会でないと、ここの壇上に立つことなど
あるはずもないので
とても良い記念となりました。

檀上の奥にあるオブジェ


そして、圧巻だったのが
このステージ壁面に飾られた
アルミ鋳物(いもの)レリーフ ↓

Ⅴ字形に約2,000個のレリーフが並んでいるのです。

文化や意見が異なる国の人々が集まり
会議を行う、という
国際会議を象徴しているのだとか。

こういうオブジェを創る、という
発想が面白いし
ステージが映えるので素敵でした。

壇上から見たホールの景色です ↓

席数:1,840
天井高:15m

報道陣向けの座席もあり、 ↓


その他、関係者等の座席も ↓


こうしてメインホールの見学は終了。
ホールを出ると
通路の景色はこんな風でした ↓

逆台形に六角形の窓

ここまで徹底した造りの建物だったとは…!

まだ見学は続きます。
次はエレベーターに乗って
さらに一般公開されていない場所へと向かいます。

↑ これはエレベーターの中です。

では、この続きはまた次回に。
お疲れ様でした!

INAXライブミュージアム『トイレの最中』

2023-11-09 | 建物巡り
11月10日は、「いいトイレ」という
語呂合わせで
【トイレの日】だそうです。

そこで満を持して
【INAXライブミュージアム】でお土産として
購入してみた
『トイレの最中』を紹介したいと思います。↓

↑ パッケージからして凝っています。

トイレの最中(もなか)と読んでも
トイレの最中(さいちゅう)と読んでも
どちらでも良いみたいです(笑)

どの方向から見てもトイレ。↓


上の蓋の部分を開けると……

便座が描かれていました!

箱を開けます ↓


中に入っていたのは
トイレ型のモナカの皮と、あずき餡(あん)


リーフレットも入っています ↓

このトイレはINAXブランドの
サティスをモチーフにしたそうです。

では早速、
お皿にトイレ(モナカの皮です)を置いてみます↓


完成度高すぎ!


もちろん、蓋(ふた)が外せます。


なので、こんな風に乗せると
リアルなトイレ!


本当にトイレですね!


食べ方の説明書もありました(笑)↓


では、餡を入れます。
和菓子ですからね!


で、蓋を置いたら完成!↓

モナカです!和菓子ですよ!

大きさは、大人の手に乗せてこんな感じです。


お味は……?!というと、
これが、本当に美味しい!!
もうちょっと買っておけば良かった。

購入した場所はこちら↓

INAXライブミュージアムにある
ミュージアムショップです。

他にも
名鉄電車の常滑(とこなめ)駅にある
観光センターでも
お土産として紹介されていました ↓


ここでは
『トイレの最中(さいちゅう)』でした(笑)


ちなみに、「世界トイレの日」もあるそうで
それは11月19日だそうです。

トイレは大事ですよ!