【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

映画『アイガー北壁』について

2010-03-31 | 雑記
先日、映画で観た『アイガー北壁』
かなりの衝撃を受け、今も頭から離れない。
もっと知りたいと、今は関連する記事や本を読んでいる。
“ヤマケイ”で親しまれている雑誌、【山と渓谷】の4月号には
(80周年、900号という記念号でもある)
この映画の監督、フィリップ・シュテルチェル監督の
インタビューが掲載されている。

このインタビューも非常に関心を持って読んだ。
なにもかも全部大変だった、という映画撮影。
危険なシーンには、アイガー北壁にもアタックしたことがある
経験豊かなクライマーにも助けてもらった、ということや
カメラマンもザイルで吊されて撮影したという事、
さらに、主人公の1人であるアンディがトラバースするシーンは
スタントマンなしで、俳優本人が挑んだというのである。
危険なシーンが多すぎて普通の保険ではカバーできなくて、
俳優もスタッフも、自分でリスクを背負って撮影に挑んだのだそうだ。
これを読んで、あのリアリティある映像の理由が分かったし、
この映画にかける熱意が半端なものでないことが十分に伝わってきた。

中でも、インタビューで一番印象に残ったのは、
「誰でも夢に向かって進んでいくと、なにかを犠牲にしなくちゃいけない
ケースが出てくる。そのときに、その夢は自分にとって正しいものである
のか、犠牲を払ってでも突き進む価値があるのか。
それをよく考えてほしい」
という、監督のこの言葉だった。
最後は、撮影終了後にみんなでアイガーに登った、というエピソードに
本当に“山が好き”なんだと、そう感じた。
『アイガー北壁』もう一度観てみたい映画だ。

『アイガー北壁』

2010-03-27 | 本・映画
先日、『アイガー北壁』という映画を観に行ってきた。
1936年7月、実際に起こった遭難事故について、
事実に基づいて作られたドイツ映画だ。

舞台は、1800メートルにも及ぶ垂直の壁『アイガー北壁』
当時、ヨーロッパ・アルプス最大の難関とされ、
数多くの遭難の悲劇が繰り返されてきた北壁。
国家高揚を図ろうと、登攀を煽るナチス・ドイツ。
誰も成しえたことのない初登攀に挑む登山家たち。
歴史的瞬間を見ようと集まる記者やギャラリー。
立ちはだかる氷壁、落石、
前人未踏の新しいルートを切り開くも、退路を断つという過信、
予定外のオーストリア人パーティとの合流、
吹雪、雪崩、わずかな隙間でのビバーク(露営)、
さらには、負傷した登山家を抱えての下山。
“生きて還る”という凄まじい執念…
しかし、愛する人を助けられず、遭難事故は衝撃的な最期を迎える。

この映画を見終わって、あまりの壮絶さに言葉を失った。
映像のリアリティーに息を呑み、
そして、この遭難事故が“実際に起こったのだ”ということに
ただただ呆然としてしまった。

ティップと走る

2010-03-20 | 保護犬ティップ
3月19日、ティップを車に乗せて広い公園へ走りに行ってきた。
毎月1週間、心臓の薬を服用しているティップ。
その期間は走ることを禁止しているので、
この公園に来て走れることが嬉しくてたまらない。
私も嬉しい。
ティップが楽しそうに走る姿が大好きだ。

「走っていいですか?」師匠に確認を求めるティップ。
師匠の「よしっ!」という了解が出ると、
ダーッと嬉しそうに走っていく。

「ティップ!」呼べば走って戻って来る。
一生懸命走る姿に、毎回感動する私…
ティップは小さくて、コロコロして太り気味だけど
走るのは速い。私も一緒になって走る。
ティップと一緒に走ると遠い所まで走っていける。

土手にも登る。得意げな表情のティップ!
そして、登った後は走って降りる!

ボールが転がってるみたいだけど(笑)

たくさん走って、遊んで、太陽の光を浴びて、風の匂いをかいで
笑っていると、
嫌な事もショックな事も、なんだか色んな事が小さく思えてくる。
季節は巡る。もうすぐ桜が咲きそうだ。

ティップ、10ヶ月経過

2010-03-03 | 保護犬ティップ
3月3日、今日は『ひな祭り』もそうだけど、
我が家では“ティップが来てから10ヶ月経ったよ!”記念日。
ティップ、すっかり家族の一員として馴染んでいます。
元気で過ごせていることに感謝(^_^)

フトンの中に入って隠れるティップ。

なんだか眠たくなってきて…

結局、自分のベッドで熟睡です。
時々いびきもかいてます(^_^;)
ティップ、良い夢見てね。