【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

ハッチの特技が致命傷

2023-12-29 | 保護犬ハッチ
ハッチが過ごす部屋は和室です。

畳(たたみ)はペット用にしてあって
出入りは、襖(ふすま)です。

で、
ハッチの特技が

この襖(ふすま)を自分で開けること ↓

4枚並びの襖なので
自由に移動させることができるのですが…

私たちの行動を見て覚えたのでしょう。

横に動かせば開く、という事を理解して

ハッチは襖の端を
マズルで押すのです。

開けたぞ、のハッチ ↓

この特技、今では我が家の公認ですが、
ハッチが初めて開けた時
私たちは見ていなかったため

勝手に襖が開いている……

ポルターガイストか……と、
恐怖に慄きました。

その後、ハッチがマズルで押して襖を開ける姿を見て
胸をなでおろしましたが。

で、この特技
最近ハッチが頻回(ひんかい)にするのです。

せっかく良くなってきた皮膚の調子ですが

なんだか右側のマズルが黒い。
これって
もしかして、特技が致命傷……

ぼくが開けたんだよ!ドヤ顔ハッチ

特技も難しいものですね……

ハッチと出会った6年前のこと

2023-12-24 | 保護犬ハッチ
今から6年前(2017年)の12月24日、

動物保護団体ワールドラブハートさんの
譲渡会に参加して

ハッチと出会いました。
(保護施設の周辺を一緒に散歩した時の写真 ↓ 以下同じ)

当時のハッチは
保護施設の中で
柱に繋がれていて

譲渡会に来ていた他の参加者からも
ほとんど相手にされず

隅っこでじっと様子をうかがっていた柴犬でした。

近寄ると逃げるし
愛想もないし
成犬だし……

引き取りを希望する人は少ないだろうな、というのが
初めて見た時の率直な感想です。

私たちは
当初、別の小型犬に会うことを目的として参加していました。

が、
実際に小型犬と散歩してみて
何となく違うな、と。

こればかりは上手く表現出来ませんが
フィーリングが合わないというか…

それに
小型犬なら引き取り手も早く見つかるだろうし、
せっかく里親になるのなら

引き取る人がいないであろう
犬にしよう、と。

そこで候補に挙がったのが
ハッチでした ↓
(当時の保護施設では、柱の子と呼ばれていました)


愛想はないし近寄ってもこないし
表情も乏(とぼ)しくて……

でも、なんだか不思議な魅力のある柴犬でした。

保護施設の周辺を2回散歩しました。

一緒に散歩しながら、「この子を迎えよう」と。


そんな経緯があって
ハッチは我が家にやって来てくれました。
(2018年1月8日)

あの出会いから6年が過ぎました。

我が家に来て幸せだ、とハッチが思ってくれているかどうかは
確かめようがありませんが

私たちはハッチが大事だから
最期まで一緒に暮らしていきます。

6年たちました。ハッチです


心臓の病気があり、皮膚の状態もまだ完全ではありませんが
元気に過ごしています。

ぼくはハッチだよ!

11才のシニア犬になりましたが
まだまだ気持ちは若いです。

ハッチ、これからもよろしくね。

【 豊田市美術館 】Vol.3

2023-12-23 | 建物巡り
先日行って来ました【豊田市美術館】の続きです。

この美術館見学では楽しみにしていたことが
さらにもう一つあって…

それが、茶室のある『童子苑(どうじえん)』↓

こちらも美術館同様、谷口吉生 氏の設計です。

豊田市美術館から少し離れていますが
同じ敷地内にあり、歩いて行けます。

『童子苑』という名前の由来は、かつて拳母藩(ころもはん)の居城が
この美術館が建つ前にあって
敷地一帯が「童子山(どうじやま)」と呼ばれていたことから、と。

『童子苑』の表札です ↓


ここでは
立礼席呈茶(りゅうれいせきていちゃ)があり
一般の人も気軽にお抹茶をいただくことが出来ます ↓

2023年12月の時点では
一服 450円となっていました。

建物も気になりますが
やっぱりお抹茶とお茶菓子も気になります(笑)

それではお邪魔します


中に足を踏み入れると
先ほど見ていた豊田市美術館の近代的な建物とは対照的に
日本の茶室!です。

これぞ日本の和、って感じで
とにかく落ち着く場所になっていました。

こちらの茶室は「一歩亭(いっぽてい)」と
名前がついていて ↓

“ どんなこともまず一歩の歩みから ”という思いが
込められた建物なのだそうです。


そういえば、谷口吉生 氏にとっても
茶室を造るという設計は
これが初めてだった、という話を読んだことがあります。

当たり前ですが
誰にでも初心者だった時があるのですね。

でも、そんなことを感じさせないくらい
貫禄があって素敵で、和の建築って良いなぁ…!と。

蹲踞(つくばい)もあります ↓


それではお抹茶をいただきたいと思います。
立礼席(りゅうれいせき)はこちらです ↓

和室へあがって靴を脱ぐこともなく、
椅子に腰掛けてお抹茶をいただくことが出来ます。

室内は天井にも窓があり、程よい明るさで
すっきりとした空間になっています。

↓ 床の間もありました


注文をしてから
庭を眺めていると


まずは、お茶菓子が出されました ↓

柿の形をした生菓子で
「ころ柿」というのだそうです。

こちらで出てくるお茶菓子は
豊田市内にある和菓子屋さん数店舗から
取り寄せをしているそうで

季節に合わせたお茶菓子が出されるので
これも茶道と同じく
一期一会(いちごいちえ)の縁です。

本日は、松花堂(しょうかどう)宮上(みやがみ)店さんの
和菓子だということでした。

奥でお抹茶を点(た)て、
着物姿で運んできて下さいました ↓

着物が似合う人って素敵です。

お抹茶とお茶菓子です ↓

生菓子の「ころ柿」は羽二重餅の中に刻んだ柿が
入っていて、
萼(がく)の部分も和菓子で作られていて
この生菓子、とっても美味しかったです。

点ててもらった
お抹茶も、もちろん美味しかったです!

庭を見ながらお茶をいただく、という
贅沢な時間を過ごしました。
ありがとうございました。

敷地内には他にも茶室があり、
豊祥庵 (ほうしょうあん) ↓

こちらでも予約制で
茶会を開催されているそうです。


腰掛待合(こしかけまちあい)もありました ↓


壁面には竹も植わっていて
風情があります ↓

近代的な建築も素敵ですが
こうしてじっくりと見ていると
日本の和の建築って素晴らしいものだな、と
新たに発見した気分になりました。

【童子苑】満喫しました!


その後、
美術館の敷地内をぐるりと歩いてみると
小高い丘の上にあるのだ、ということが
良く分かりました。


敷地内には他にも…

昔あったという拳母城、隅櫓(すみやぐら)跡です ↓
昭和53年に復元されました

隅櫓というのは
城に立てこもって戦う時の見張り台であり、
また、城を立派に見せるための飾りなのだ、と
説明板に書いてありました ↓


さらに歩くと見えてきたのが
茶室『又日亭(ようじつてい)』↓


もともと城内に書院と茶席としてあったもので
昭和52年に解体されるのを惜しんで
市が譲り受けて復元した、と。


驚くことにこの又日亭と
先ほど紹介した隅櫓(すみやぐら)のどちらも
予約をすれば茶会を開催することが出来るのだとか。

歴史的な建物(復元とはいえ)でいただくお茶は
普段とは違い
趣(おもむき)があってさらに良いように思います。

詳しくは【 豊田市美術館 茶室
( ↑ こちらをクリックすると詳細が分かりますよ)

というわけで、3回続いた
【豊田市美術館】の感想もこれにて終了です。
お疲れ様でした!

ハッチ、腹巻きで寒さ対策始めました

2023-12-22 | 保護犬ハッチ
ここ最近、一気に寒くなりました。

そこで
寒さ対策に、と
ハッチのために腹巻きを購入しました。↓

ハッチは心臓の病気もあり

皮膚の状態も以前に比べると良くなっていますが
お腹周りの毛は完全には
生えていない、ということと

部屋の中と外の気温差が激しくなってきたので
腹巻きをして防寒対策です。

↑ なんか着せられた…の、ハッチ

人間の子ども用腹巻きです。
青色があったのでハッチにぴったりです ↓


散歩に行ける!と思って喜んでいたハッチですが
腹巻きつけられ
テンションが下がってきてしまいました。
ハッチ、もうちょっと辛抱してね


で、
このままでは腹巻きがずれてきてしまうので
レインコートを羽織って
ハーネスをつけて、準備完了 ↓


時間がかかったので
ハッチの尻尾は下がってしまいましたが…

外に出て散歩を始めると、元気回復!

腹巻きも問題なく散歩も上手に出来ました。

ハッチの年齢と病気を考え
腹巻きを購入しましたが
寒い季節となるこれからは活躍してくれそうです。
(家の中では外しますよ)

ノカさんの「レインコート」も大活躍です♪

ハッチ、寒い冬を腹巻きして乗り切ろう!

ハッチと散歩、またもやひっつき虫

2023-12-20 | 保護犬ハッチ
【シニア健康診断】の結果
新たに、
甲状腺ホルモン剤を服用することになったハッチ。
(チロタブ)

心臓の薬、ピモベハートも
毎日服用しています。

年齢とともにどうしても薬が多くなりますが
こればかりは仕方がないことです。

それでもハッチは
元気に散歩が出来ています ↓

この勇ましい姿!かっこいいぞ、ハッチ!

でも、少し歩いていると……

またもや運び屋ハッチに(苦笑)

そう、ひっつき虫!
コセンダングサの実です


ハッチが草のある方へ入っていくのが
原因なのですが

何だかコセンダングサも絶妙な場所に生えていて
あきらかにハッチを狙っているような…
そんな気がしてなりません。

で、
このひっつき虫がハッチの毛に絡(から)まって
これがまた、大変!

ひっつき虫を取ろうとすると
ハッチの毛も一緒に何本か抜けたりして

ただでさえ皮膚科でお世話になっている、というのに…
大事な毛をどうしてくれるんだ~。

そう言いたくもなりますが、これも仕方がありません。
黙って取るしかありません ↓

ぼく、歩きたいんですけど、のハッチ

ハッチもうちょっと待って!と、私

もういいんじゃない?の、ハッチ

ハッチは歩きたくて仕方がないのです。

世の中、仕方がないことだらけです(笑)

まぁとにかく、ハッチは元気に散歩をしています!

【シニア健康診断】の結果&皮膚科の再受診

2023-12-19 | 保護犬ハッチ
先日検査してもらったハッチの【シニア健康診断】の結果と
皮膚科の再受診のため
動物病院へ行ってきました。

昨日の疲れからか
今朝の散歩後ごはんを食べたら休むハッチ ↓


まずは【シニア健康診断】の結果について。
(心臓エコーもオプションで検査してもらいました)

一番心配だったハッチの「心臓」は、
ピモベハートの薬が効いているようで
以前に比べると
やや心臓が縮小して逆流の抑制も出来ている、と。

「僧帽弁閉鎖不全症」ステージ分類でいうと
ステージB1でした。

但し、心雑音はあるので
今後も定期的に心臓エコー検査が必要で
心臓の薬(ピモベハート)も継続しないといけません。

「腹部エコー検査」
・胆嚢(たんのう)に胆泥(たんでい)が軽度貯留していて
 胆管のつまりはないものの様子を見ていく必要あり、と。

・腎臓(じんぞう)には左右共に腎のう胞を認め
 今後も定期的に検診が必要。

「血液検査」
FT4の数値が0.7と出ていて
甲状腺機能低下症が疑われるので
薬の服用開始となりました。

服用する薬は、チロタブ。(名前は可愛らしいですが)

この薬は服用量が難しい、とのことで
服用して1ヶ月頃に検査が必要、と言われました。
(後日、予約をして検査をしてもらいます)

「全身状態」については
体重11.25㎏
体温38.5度

浮腫・脱水、体表リンパ節、可視粘膜(黄疸・充血・蒼白)などは
全て異常なしで、
標準体型でした。

「身体検査」では
心雑音の異常あり、を除いて
呼吸や腹部消化管に異常なし。

「腹部レントゲン」「胸部レントゲン」も
共に異常なしでした。

他に「アドプリット検査」(歯周病の原因となる口の中の菌を検出)は
ステージ2。
ごく軽度の歯周病の兆候がある、との結果でした。

(歯磨きはきちんと出来ていない期間もあったので
これから毎日、歯磨きシートを使って頑張ります)

ハッチ、頑張ろうね!


そして、
皮膚科専門の先生による皮膚の再受診では
ハッチに「冬毛が生えている!」と
先生が喜んでくれました。

確かに、以前に比べるとモコモコ感がupしています!

経過としては順調に進んでいるようで

右側のマズル周り、後ろ足の足先に赤みはあるものの
痒みで眠れないという状況ではなく、
落ち着いて過ごすことが出来ています。

あと、お尻を舐めることがありましたが、
【シニア健康診断】の際、病院で肛門腺しぼりをしてもらい
落ち着きました。

今まではシャンプーの時に私がやっていたのですが
上手く出来ていなかったようです。
これからは病院でお願いした方が良いな、と思いました。

それにしても初診の頃に比べたら
別の犬ですか?!という程、
ハッチは皮膚の状態は良くなりました。

本当に診てもらって良かったです。

ハッチが診てもらっている皮膚科専門の先生ですが、
月に一度の診察のため
東京から新幹線に乗って病院まで来ている
とのことでした。

はるばる東京から、ありがとうございます!

それでは長くなりましたが
これからもハッチと共に過ごしていくため
出来ることをしていきたいと思います。

お疲れ様でした!

連載70周年『リボンの騎士』クロスステッチ

2023-12-16 | 手塚治虫先生に関連した事物
気がつけば、今年も残すところ
あと半月。

2023年といえば
手塚治虫先生の漫画『ブラック・ジャック』が
連載50周年でしたね。

そして、この作品も忘れてはいけません。
『リボンの騎士』は、連載70周年でした!

せっかくなので
『リボンの騎士』をクロスステッチで
作製してみました ↓


主人公のサファイアです ↓


参考にしたのは
このブログに何度も出てきている本、
『手塚治虫キャラクターのクロスステッチBООK』
            大図 まこと(辰巳出版)

少しアレンジしていますが
ようやく仕上がりました。

刺繍枠を外してアイロンをかけて…

『リボンの騎士』連載70周年、おめでとう!

【 豊田市美術館 】Vol.2

2023-12-14 | 建物巡り
先日見学をした【豊田市美術館】の続きです。

今回紹介するのは、併設されている
髙橋節郎 (たかはしせつろう)館』です↓


この建物は美術館とファサードで続いるので

建物全体で見ると
水平ラインの片側の終着場所です。

こちらも豊田市美術館と同じく、
設計者は谷口吉生(たにぐち よしお)氏。

モスグリーン色がここにも!
※写真で上手くモスグリーン色が映らず残念

この建物もシンプルでかっこいい!

中に入るとロビーがあり
ここの空間が静かで落ち着く場所で良かったです。

PK22チェアが置いてありました! ↓

ここに座ってのんびりと
ガラス越しに外の景色を楽しむことも出来ます。

新型コロナの感染対策と思われますが
椅子の並びが
間隔を置いて配置されています。

あと何十年か先になって
こんな時代もあったね……と、なるのでしょうか。

で、肝心の『髙橋節郎館』です。

実は私、髙橋節郎という人を知らず
この建物を見たさに入ってきた、という
本当すみません…

ですが、髙橋節郎 氏の作品が凄く良かった!
(写真撮影可でしたので何点か紹介します)

漆芸(しつげい)の展示作品が並ぶのですが、
鎗金(そうきん)という技法で黒と金を基調に製作されており
この迫力!

↑ タイトルは「遠森の記」
1974年の作品です。

他にもこんな作品や ↓


このピアノ、よく見ると…


ここにも鎗金(そうきん)されているのです!↓

↑ タイトルは「宇宙紀行」
1995年の作品です。

クラリネットやフルートにも!(驚) ↓


他にも、楽器のハープに鎗金(そうきん)された作品もある
とのことでしたが、
今回は展示されていませんでした。

可愛らしい作品もあったし


古代を思わせる作品もあり


さらには立体の作品も ↓

タイトルは「森神」
1995年の作品。

前庭にはこんな作品もありました。↓

タイトルは「月面一歩」
1995年の作品。

特別展や美術館内の常設展示ばかりに目が行きがちですが
時間があれば、
この併設館にも足を運ばれると
面白いし、作品も凄いし、良いと思いますよ。

そして
ここの美術館を通して「モスグリーン」という色が
気に入りました(笑)

豊田市美術館の見どころはまだありますので
続きは又、次回に。
お疲れ様でした。

19回目のシャンプー終了

2023-12-13 | 保護犬ハッチ
今年の7月から動物病院で
皮膚科専門の先生に診てもらっているハッチ。


自宅でのシャンプーの回数は
今回で19回目が終了しました。

シャンプーは月1回になりましたが
天気が良かったので
前倒しでシャンプーです。

来週あたりから寒気が流れ込んでくる、
との予報だったので
気温が高いうちに、と。

無事に終わってホッとしましたが
ハッチのシャンプーをして、
シャンプー後には散歩

さらに、お風呂場の掃除や
部屋の掃除機をかけたりしたので
私はぐったり……

ハッチもちょっと疲れています ↓

ぼく、シャンプー頑張ったよ、のハッチ

ハッチはちょっと疲れていますが、元気です!

【 豊田市美術館 】Vol.1

2023-12-11 | 建物巡り
先日、
【フランク・ロイド・ライト展】を見るために
豊田市美術館に行きましたが

この【豊田市美術館】の建物を見るのも楽しみでした。


設計は谷口吉生(たにぐち よしお)氏。
なんと、谷口吉生氏の父親は
谷口吉郎(たにぐち よしろう)氏なのです。

そう、明治村の創設者である
あの、谷口吉郎 氏です!

親子そろって有名建築家というのも凄いですよね。

豊田市美術館は1995年に開館

↑ この写真では分かりづらいのですが
壁面に覆(おお)われている
モスグリーン色のスレートが
とっても綺麗なのです!

見ているだけで清々しい気持ちになります ↓


建物はシンプルで、水平・垂直が基調となっています。

この場所は小高い丘の上にあり
土地に高低差があるのですが

その高低差をも巧(たく)みに利用して設計がなされていて


それがわざとらしくなく
自然と馴染んでいて、素晴らしい。


↓ 美術館へ向かう導入路もカッコイイ


シンプル・イズ・ベスト!


振り返るとこんな感じです ↓


開館時間よりかなり早く到着したので
周りを気にせず写真を撮ることが出来ました。


このファサードもモスグリーン色のスレートで
覆われています ↓


間近に見ると迫力がありますが
モスグリーンの色合いが和ませてくれます


入口前 ↓


上を見ると、先ほどのファサードがずっと
続いているのが見えます ↓


開館時間になり
美術館の中へ入りました。

展示室へと続く階段 ↓


こちらの館内の階段は
モスグリーンのスレートが!
かっこよすぎる階段です ↓


2階から外へ出た景色
ファサードが続いています ↓


建物の設計が上手いので
2階へ出たのに地上にいる、という
不思議な空間なのです。

大池があり、噴水も ↓


他にもミラーがあったり ↓


でも、なんと言っても
このファサードの存在感!↓


水平に真っ直ぐという
安心感、心強さ、そして展示作品が
守られている、という感じがします。

↑ モスグリーンの色が見えるでしょうか?

せっかくなので
大池の対岸にも回り込んで撮ってみました。


朝日に照らされて美術館が
輝いています ↓


美術館の隣は工事中でした。
来年2024年に【豊田市博物館】が開館する、とのこと。↓

この博物館は
豊田市美術館の景観を損なわないように
設計されているそうです。
設計者は坂茂(ばんしげる)氏。

開館前に撮った大池 ↓


噴水が出る前だったので
写し鏡のようになりました ↓


シンプルで揺るぎない建物であり
展示作品をきちんと守る堅実な建物であり
それでいて、
カッコイイし美しい。

それが【豊田市美術館】。

まだ見所があるのですが
この続きは又、次回に。
お疲れ様でした!

フランク・ロイド・ライト展 @豊田市美術館

2023-12-09 | 建物巡り
フランク・ロイド・ライト展】に
行ってきました!↓

日本では26年ぶりとなる
ライトの本格的な展覧会(巡回展)です。

会場となるのは『豊田市美術館』↓

この美術館も見たかった建物なので
ワクワクの連続です(笑)

少し坂を上ると見えてきました!↓

シンプルで美しい外観。
設計は、谷口吉生(たにぐち よしお)氏

日本の美術館の中で最も美しい、と評される
モダニズム建築の『豊田市美術館』↓


そして、これを見るために
やって来ました!↓

【フランク・ロイド・ライト ~ 世界を結ぶ建築】

今年は「帝国ホテル」ライト館が100周年と
いうこともあり

私は、開業日となった9月1日には
博物館 明治村にある『帝国ホテル・ライト館』へ行き、
明治村で企画された展示【特別展 東洋の宝石】を見てきました。
( ↑ それぞれクリックすると記事へ移動します)

さらに、
愛知県常滑市にある
【 INAXライブミュージアム 】にも行き
帝国ホテル・ライト館 ダイニングルームの柱の一部
( ↑ ここをクリックすると記事へ移動します)
これを間近で見て感激した!という
そんな経緯があります。

だからこそ!
この【 フランク・ロイド・ライト展 】
非常に楽しみにやって来たのです。

というわけで
前置きが長くなりましたが……
早速、展覧会の様子を。

まず、会場に入る前に係の方から
撮影可能な作品一覧の用紙をもらいました。
作品番号を確認しながら撮影して下さい、と。

中にどんな展示があるのか期待が膨らみます。

展示は大きく7つのセクションに分かれていて、
写真や図面、記録映像、模型、
さらには実物の展示もあり
とにかく盛りだくさん!

写真撮影可能だった作品を紹介します。
リトル第二邸「北の家」窓ガラス ↓

1912年に制作
デザインはもちろん、フランク・ロイド・ライト

ガラス、鉛、木で作られています。

裏側も見ることが出来ました ↓

ライトらしい素敵なデザインの窓!

クーンリー・プレイハウス幼稚園の窓ガラス ↓

こちらも1912年頃で
ガラス、鉛、木で作られています。

幼稚園の窓ガラスなので
デザインも可愛らしく作られています。

「帝国ホテル二代目本館」
ピーコックチェアとテーブル ↓

デザインは1913年頃

カシ、ニレ、モミジバフウの材木を使用

背面も素敵です!
ピーコックチェアは明治村でも見ましたが
何度見ても良いですよね~!

ドヘニー・ランチ宅地開発計画案の透視図 ↓

トレーシングペーパーに
鉛筆、色鉛筆を使用して作成

1923年頃に作られた透視図です。

サン・マルコス砂漠リゾート・ホテル計画案の透視図 ↓
1928ー29年

悪条件と思われる環境においても
果敢に計画案の設計をするライト。
その土地に合う建築を、という信念が凄まじい。

他にも
アメリカ式システム工法住宅 
リチャード社との共作 C3モデル平面図 ↓


同上、外観透視図 ↓


同上、内観透視図 ↓

ポスターみたいでカッコイイですよね!

そして、こちらは実際に体験できる空間。
ユーソニアン住宅の原寸モデル展示 ↓

天井は低く
レンガ壁があり
安価で高質な住宅、という
ライトが描いたユーソニアン住宅の内部再現


最後に、
こちらは実物の展示です。
ラーキン・ビル 椅子付き事務机 ↓

1904年頃
木、スチールで作られています。

ラーキン・ビル 折り畳み式サイドチェア ↓

1904年頃
木、スチールで作られています。

当時にすれば機能的で斬新なデザイン!

あと、
写真撮影が出来ない展示も
とっても魅力あふれるものでした。

中でも印象に残ったのは
なんと言ってもライトが遠藤新、福原氏、羽仁もと子に
あてた手紙です。

ライトが遠藤新(えんどう あらた)に
「遠藤さんには、私が
日本の建築の未来のためにつぎ込んだ
全てを託したつもりであり、
良き手に委(ゆだ)ねることができたと考えています」

そう手紙に書いているのです。

これは遠藤新が読んで嬉しかったろうな、と。

あと、もう一つ
面白かったのがあったのですが、
『ジョンソン・ワックス・ビル』の
樹状柱の耐荷重試験の映像です。

ライトのデザインへのこだわりと
実際に建築として成り立つのか?という、
そんな狭間の試験映像を見ることが出来て
これは、とても貴重でした!

こうしてたっぷりと、
ライトが全身全霊を注ぎ込んだ建築の数々を
私も全力で鑑賞しました。

楽しかった~!!

【フランク・ロイド・ライト展】は
豊田市美術館では12月24日まで。
次は東京、青森と巡回するそうです。

興味を持たれた方は是非!

ハッチの日 (5年11ヶ月経過)

2023-12-08 | 保護犬ハッチ
昨日はティップの祥月命日で
ティップを偲(しの)んで
しんみりとしましたが

今日は、ハッチの日です ↓

ハッチが我が家に来てから
早くも5年11ヶ月経過。

我が家の隠れボス、ハッチ ↓

先日、
半日預かり検査が無事に終わったのですが
疲れから
ぐったりしていたハッチ。
今では随分元気になりました ↓


日向ぼっこの最中で
まどろむハッチです。

ハッチ
5年11ヶ月経過おめでとう!
これからも一緒に過ごしていこう♪

ティップの祥月命日 (七回忌)

2023-12-07 | 保護犬ティップ
ティップが旅立ってから今日で
満6年が過ぎました。

仏教では
七回忌になります。


七回忌は「休広忌(きゅうこうき)」とも
呼ばれており
亡くなった人の魂が落ち着くのだ、と。

ティップの魂も落ち着いたのでしょうか……

私たちは今でも
やっぱり、寂しい気持ちは変わりません。


きっと
これからもそうで
一緒に過ごした日々は忘れないし

ティップのことは忘れない。

シニア検診終了、無事帰宅しました!

2023-12-05 | 保護犬ハッチ
心配していたハッチの検診が
無事に終了しました!

帰宅後、安心して爆睡ハッチ ↓


半日預かりの検査だったのですが
大丈夫だろうか、と心配は尽きませんでした。

お迎えの予定時間より早めに到着して
待っていたら
動物病院のスタッフさんに連れられ
ハッチの姿!

様子はどうだったですか?と、尋ねると
「隅っこでずっと、小さ~くなっていたんです」と。

想像がつきます…(苦笑)

さらに
検診終了後にごはんを食べられるようにと
家から用意しておいたフードも
全く口にせず、

お水も飲まなかった、と。

ハッチ、緊張して何も喉(のど)を通らず……

朝から飲まず食わずで
頑張って検査を受けたハッチ ↓


ハッチ、お疲れさまだったね。
よく頑張った!


家に帰宅後、
やっと緊張がとれたのか
ハッチのごはんの催促半端なかったです!(笑)

お水もたくさん飲んで
しかも勢いよく飲むもんだから、周りに飛び散って
水浸し……(苦笑)

それでも
ハッチは無事に検診を終えて戻ってきたから
それで、良し!

頑張ったハッチに拍手!でした。

ハッチ、シニア検診受診中

2023-12-05 | 保護犬ハッチ
今朝の早朝散歩は4時。
以前に比べると少しは遅くなりました。

12月の寒い季節となり
吐く息も白く、手袋をしないと寒い寒い。

ハッチと一緒に散歩をして帰ってきたのですが
問題は、ここからです。

そう、今日はシニア検診の日。
ハッチは検査があるので
家に帰ってきてもごはんを食べては
いけないのです。

悲しい顔をして
何度もおすわりをするハッチ……

ハッチ、我慢するんだよ。と何度も声を掛け
あまりにも
ハッチが可哀そうなので
私たちも朝ごはんを食べずにいました。

頑張って我慢していたハッチですが

空腹からくる嘔吐。
胃液を少量吐いてしまいました。

ハッチはもちろん、
側にいる私たちも辛い。でも、
検査があるので我慢しなければなりません。

この時間の長いこと長いこと……

ようやく病院の予約時間となり
ハッチは半日預かりで検査となりました。

今頃は検査をしてもらっている頃です。

ハッチのいないベッドは寂しい。

ハッチ、頑張れ
終わったら迎えにいくからね!