おるいの滝 樽の滝と見た後、次の目的は平家滝。今だ場所を見つけられないまぼろしの滝の一つである。
7月に瀧山でお会いしたT氏から、道沿いに標識があると聞いていたので、それらしいものを探す。最初は林道起点の手前、行川の右岸沿いの道に朽ちた看板があったのでそちらに入ってみる。しばらく入り込んでみたが小滝を見つけただけで引き返す。というのも、T氏よりパジェロミニでさえ苦労する細い道と聞いていたのに、さほどでもなかったからだ。
さらに戻って、ログハウスらしき建物のそばに「奥平野(平家滝)」と書かれた木の看板。
やっと見つけた。最初からゴロゴロに荒れた悪路である。少し進むと雑草やススキが路を覆い隠す。殆ど車で藪こぎである。草が途切れると、またゴロゴロの未舗装路。ゆっくり走っても段差を越えるたび腹をこする音がする。
沢を見るたび覗き込んでみるが、それらしい滝はない。1.4kmほど進んで見つけた、いままでで最も水量の多い沢の奥に滝が見える。聞いていたのとは少し違うような気がしたが、とりあえず下りて撮影。
二段のまともな滝の様だったので、三脚を持ち出して撮影。下段の脇にある岩が邪魔なので、回り込んで上段が見える位置で撮影する。ここでは三脚を使えず、スローシャッターが十分でない。
水量も少なく、あまり見栄えのしない滝なので、これ以上踏み込む気にならず、早々に切り上げ、引き返す。
これで平家滝を制覇したと思い、とりあえず満足して帰ったのだが、帰って調べると、これは奥平野の滝(仮称)で、平家滝ではないらしい。先日のT氏が見せてくれた絵をもっとじっくり見ておけば間違えなかったのに・・・後悔している。
国道に戻り、すこし早明浦ダム方向に進む。毎年、道沿いにコスモス畑を見るので寄ってみるつもり。
青空や山並みをバックにしたコスモスはなかなか絵になる。太陽光の下、群生したコスモスを撮りたかったが、撮ってみると今一つだった。
この時点で2時過ぎ。時間が余裕があるので、大豊ICに上がらず、国道を越えて梶ケ森への林道に入る。訪問したいと思っている滝の見当を付けるためだが、こちらはしっかり取り付き口を確認できた。しっかり準備して挑戦しよう。
再び大豊ICに戻り、後はまっすぐ帰る。
274km 7,764歩の遠征だった。