1月13日 大神子海岸よりつづきです。
大神子海岸より勝浦川沿いに走っていくと、徳島市から勝浦町に入る手前に「鳴滝」の大きな標識がある。以前、標識に誘われて入り込んだ時は、か細い一本の滝というイメージしかなかったのだが、今はどう見えるかと思い、久しぶりの訪問。
県道はいえ通行量の多い道路から少しそれただけだが、静かな雰囲気の中、小さなその滝はある。まっすぐ落ちる一筋の流れ、どこかほっとさせる雰囲気がある。
以前滝口から出ていた取水ホースがなくなっている。それだけで滝の表情がとても好ましく感じられた。以前来たのは秋だったので、滝手前の紅葉が彩りを添えていた。この滝の見頃はその時期だけだと思っていたが、今見るとこの滝もそれなりの風情を感じられる。
滝のそばには名勝の案内板がある。これも以前にはなかったものだ。ただ面白いのは、「鳴滝」の紹介として落差35mとある。それほどの落差はないと思っていたら、滝の写真横の説明には20mとあった。
次の目的地は、勝浦川に流れ込む沢にあるという鎧滝だが、当りをつけた谷は水が枯れているように見えたので、今回は見送りとした。そのまま道沿いに進み立川渓谷に入ると見えてきたのが仮称・立川ダムの滝。
取水ダムの下、岩壁を落ちる滝は、結構見事な滝で、渕も綺麗な色をしている。
竹野さんのHPにある写真ではもう一段小滝があるのだが、その上に大きな岩が落ちてきており、流れは岩の下にある。
そのまま立川渓谷を進むと、恐竜の像が見えてきた。案内板を読むとイグアノドンの歯の化石が見つかった場所とかで、[恐竜の里」とされているらしい。
地図を見るとこの先は山道に入って行くだけのようなので引き返すことにする。後で勝浦町のHPを見るとこの先に夫婦渕があったらしい。町のつくるHPをもっと利用しなくては・・・。
次に向かったのは先週も訪れた月ケ谷温泉。先週帰り路に寄った道の駅で、「十月桜」というものがあるのを知り、少し時期がずれたかとお見ながら、一度見てみようと思った。
場所は、月ケ谷キャンプ場の脇。道路沿いにあるので、知っていれば気付いていたはずの木である。
既に散りかけており、曇り空でもあって見ごたえのある写真は撮れなかったが、いいものを見られたという気分はある。
四季桜・百日桜・ヒマラヤザクラと春以外に咲く桜を見てきたが、ここでまた一つ、心温まる冬の桜を見つけることができた。
ある意味、今日の目的を果たしたので、後は帰路沿いの滝を見て回ることにする。
つづきます。