週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

シチュエーションは最高 なれど

2013年01月13日 | 風景写真

 朝方は晴れの予報に従い、今日も徳島方面に向かう。今日はゆっくりめの出発だが、それでも大神子海岸に着いたのは6時半過ぎ。駐車場には先週見た車もあるようだ。海岸に出ると、先週より少し南寄りの場所に既に三脚を据えている人が。挨拶をして、その隣にこちらも三脚をセットする。水平線付近は霞んでいて、今日の日の出がどうなるかわからない。昨年の吉野川河口での失敗談などを話しつつ、夜が明けてくるのを待つ。
201301130706_018  少し明るくなってくると、椅子を持ち出している常連さん達が、かなり南寄りにいるのが見えた。慌てて場所を移動すると、先にいた人も一緒に移動。手持ちで構えている人も含めると、今日は20人近いカメラマンがいるようだ。
 「7時7分、今日は駄目だ!」と誰かの声が聞こえたが、それが合図のように、水平線に赤い点が浮かび上がる。
 少し岩陰にかかる。常連さん達のポジションがベストのようだが、今からでは動けない。ファインダーをのぞきながら、昇る太陽を撮り続ける。
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 位置・雲の影とも申し分なしのだるま朝日だが、撮ってみて自分のイメージと少し異なることにいら立つ。
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201301130715_045  撮り終えた人たちは皆、「今年最高のダルマだった」と言いつつ撤収していく。
 撮ったものをプレビューで見ると、今ひとつ納得がいかない。皆が満足しているのだから、状況としてはベストに近いものなのだろう。自分の未熟さを実感しつつ、私にとって事実上初めてのだるま朝日の撮影が終わった。

 帰ってからパソコン画面でみると、思ったよりは出来が良かったようだが、やはり満足できるものではない。もっと研究して、経験を積まなくては。

 取りあえずはだるま朝日初体験を終えて、次の目的に向かう。実のところ訪問先を充分に絞り切れてはいないのだが、先週と同じ上勝町へ向かうルートをとる。

 つづきます。

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2013年初滝巡り 上勝町 その2

2013年01月07日 | 自然写真 滝

 天泊り渕を後にしてさらに林道を奥に進む。寄る予定だった滝の目印を見逃し、林道の分岐点に達してしまったので、そのまま進み、林道が川をまたぐところで「轟の滝」の標識。
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 車道からもかろうじて見ることができるが、近づいてみてびっくり。好みの滝である。水量が多いとまた別の姿を見ることができるだろう。
 よく見ると滝の周囲に氷柱がみえる。右の写真は滝口の右岸側にあった氷のオブジェ?
 取水用のホースや、木々伐採用の車両が見えたりするが、これだけ山奥だと、秘境の雰囲気満点で、楽しめた。

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 車道からすぐで、アプローチも踏み跡がしっかりしており、訪れやすいにもかかわらず、人気のないこの場所が気に入った。水量の多い時期にまた訪れたい。

 元来た道を少し戻り、先ほど通過した分岐を杉地林道の方へ。約2km進んだところで突然建物が出現し、すぐ先の橋の脇に杉地の滝が落ちている。
 桂さんのHPでは民家とあったが、到着したとたんに聞こえてきたのは12時の時報代わりのチャイム。いったい何の建物だろう?

 滝前に降りると、丁度陽があたって虹が見えた。(下左の写真)
 全景は木に遮られてみることが難しい。川に下りて出来るだけ引いて撮ってみたのが下右の写真。
Photo
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 右は川に降りて滝下段を見上げる形で撮ったもの。水量が少ないので今ひとつさえない感じだが、もう少し水量があれば見栄えのする滝だろうと思う。さらに木々が伐採されて上段を含めた全景を見ることができれば、と思うがこればかりは無理かも。
 滝に近づくと、右岸にある白い塊が氷であることがわかる。滝巡りをしているとあまり寒さを感じないのだが、凍っているのを見ると、冬だなぁと実感する。

Space  
201301061245_112  最後の写真は、途中寄れなかった花折れの滝。石神の目印さえ見逃さなければ、滝の場所は道路からでもわかる。小さいが綺麗な形の滝である。

 これで今日の予定は終わり。上勝町には灌頂ケ滝を始め、まだ多くの名滝があり、未訪瀑の滝も多い。又十分に準備して、トライすることにしよう。

 早朝からの行動で眠くなってしまい、途中20分ほど仮眠して後はまっすぐ帰路に。

 253km 8,327歩 今年の訪瀑は十分な満足をもってスタートすることができた。

コメント (2)
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2013年初滝巡り 上勝町

2013年01月06日 | 自然写真 滝

 2013年最初の滝巡りは上勝町。上勝町に決めたきっかけはKurenaikaiさんの大晦日訪瀑記。一気に8つの滝を訪問されていたが、その中には私が訪れていない滝もある。徳島の滝に関して、愛媛のKurenaikaiさんに後れを取るわけにいかない。上勝町なら、朝日を狙ってから周ることもできる。

 早朝5時前に出発。目的地は徳島市の大神子海岸。tomi3さんに教わったポイントである。到着は6時18分。テニスやキャンプの設備がある駐車場に車を停めると、先に2台。1台は到着したばかりのようだ。時間が早いので、カメラを持たずに海岸に出る。水平線付近が雲に覆われているので、どこまで陸地か判りづらいが、今日は場所確認と割り切ることにする。車に戻ろうとすると、砂浜をどこかの運動部だろうかランニングしていく一団がいる。駐車場までもどると、車が増えており、三脚を抱えて海岸に向かう人がいる。こちらも準備して海岸へ。
201301060712_011  砂浜のほぼ中心部にカメラを据えたカメラマンが3名ほど。私の後からも続いてくる。方位磁石で方位を確認し、赤く染まった位置を見ながら、少し南側の位置にカメラを据える。
 太陽が昇って来て、最初の人たちの場所取りが正しかったことに気付き、場所を移動。残念ながらダルマは撮れなかったが場所のイメージは掴めた。
 カメラマンは皆撤収したが、まだ駐車場に入ってくる車がある。施設を利用する人たちだろうか。時間は7時25分。

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 上勝町役場を目指して走り、役場手前からスーパー林道方向へ。林道起点を過ぎてすぐ上勝中体育館の下の小さな水路が目的地。
 民家と崖に挟まれた小さな水路の奥に見える七人淵。民家には人気がないが、無断通過するわけにも行かないので、一度勝浦川に下り、長靴で水路を遡って滝前に。崖に囲まれた滝には、いろいろと悲しい伝承があるようで、それも納得してしまいそうな異様な雰囲気がある。
 この前の道は何度も通過している筈だが、この滝には全く気付かなかった。それもこの滝の特性のような気がする。
 残念なのは、脇の道を登って滝上に出ると、滝より上流は整備された水路だったこと。滝の異様な雰囲気が台無しになってしまった。

 この先に進んで百間滝を訪れてもいいが、この滝を満足に撮れたためしがない。もっと腕を磨いて、時期を選んで訪れたい。

 少し戻って県道16号を旭川沿いに走る。しかしながら滝の場所についての情報不足で、場所を特定できなかった。ただ、猿滝前面の杉林が伐採されて車道から見えるようになったとの掲示板を見つけた。肝心の猿滝は水量不足で見えなかったが、再訪する目的ができた。
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 月ケ谷温泉まで戻り、さらに奥まで進んで小さな空き地に車を停める。ここから歩いて10分程歩けば尼止の滝。この滝は二度目の訪問なので、今回は上流側から下りて滝口を覗き込む。
 滝口を上から覗きこむ経験は中々できないが、ここはさして危険もなく滝を真上から見下ろすことができる。桂さんのHPで、往路は滝上流からのアプローチを推奨しているのがわかる気がする。

 尼止の滝は、途中から水が飛び跳ねるのが特徴で、落差はないが、優美さを感じて好きな滝の一つである。
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 月ケ谷温泉から南方向に山道に侵入。入ってすぐに見れる天泊り渕は、以前雨の中訪れたので充分に撮れなかった。今回は丁度正面に太陽が昇ってきたため、今回もうまく撮れなかった。流れを渡って右岸から撮れればもっと良くなったかもしれないが、今日はどうも足もとが不安定で、石を渡って行くのが怖かった。
 綺麗な渕なので、次はじっくりと撮ってみたいと思う。

 この先の道は、一度那賀町から美杉峠経由で通ったことがあるが、その時は雨の中でもあり、滝の存在に気付かなかったので、ここから先は初訪瀑になる。

つづきます。

 

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