台風による、倒木材の受入れ

2020-07-02 | WOOD WORK

昨年秋、千葉県を襲った大型台風以降、県内の森林において

倒木が無数に確認され、大変な事になっています。

専門業者に依頼しても、順番待ちで中々伐採も後処理も進まず、

どうにもならない方が、いまだに多くいるようです。

そして、自宅の裏山など、危険木はまだまだ沢山ある様です。

 

そこで、弊社では台風倒木の受入れを始めます。

というか、今までも度々ありましたが、関係者以外だと、どこに頼んでいいのかわからないという方へ。

もし、伐採が出来たのであれば、以下の条件にて無償で受け入れます。

「ゴミ」として処分するには当然お金がかかります。

建築材にならなそうな丸太でも、弊社なら粉砕してオガ粉にしてしまいますので痛んでてもOKです。

 

<台風倒木・受入れ条件>

形状=枝が切断済みの丸太  材長2m~4m

樹種=針葉樹のみ (スギ、ヒノキ、サワラ)

運搬=各自での持ち込み

※事前に一度お電話にてお申込みの上、搬入いただきます。

内容によってはお受けできない事もございますのでご了承下さい。


コロナの影響はこれから

2020-06-24 | WOOD WORK

6月も終わろうとしています。

皆さんは自粛がとけて、どのようにお過ごしですか?

まず、飲食関係はどうにもこうにもなりませんね。

そして宿泊施設、遊戯場、娯楽施設は壊滅でしょう。

やばくないですか?

混んでいるのは大手スーパーと、ホームセンターだけですよ。

 

我々製造業は、これからきますね。

今は台風の遅れからくる受注残をこなしているようなもの。

これから先、夏以降が不安でしょうがないです。

 

まして、建築業界、製造業だけでなく、様々な業種で、

「廃業」という言葉をちょくちょく聞くようになりまして、それこそやばいです。

とおもいきや、とある業種の知り合いは、昨年度は創業して最高の売上だったそうで。

本当に分からないものですね。

 

この、建築用材の製材業は、私の中では大手の仲間入りしないと厳しいと思っています。

それは何か。助成金を上手にもらえるかどうかです。

JAS、人口乾燥、モルダー、等々、、

あらゆる設備投資が、ハンパ無い金額の製材業界の機械、

それを自己資金では到底無理な話しで、助成金を利用して、

設備投資して、大した仕事も増えず、助成の縛りに耐え切れず・・

まあ、小規模事業者で数億助成してもらっても、こんなオチでしょう。

 

設備や規模で勝てないなら、アイデアで勝負しなきゃいかんのだろうが

それが思いついたらとっくにやってますよね。

小さいアイデアを一つずつ形にして行く事で、いつかそれらが繋がって

少し大きめの何かになったらラッキーかな、くらいでチャレンジしないとと、常日頃思っています。


2020 新型コロナウイルス

2020-05-22 | WOOD WORK

年明けて、一度も更新できてませんでしたね。

今に始まった事ではありませんが、もう5月も終盤。

ちょっと反省してみます。

 

2月から3月にかけて、豪華客船でコロナが蔓延して、近所のホテルに滞在が決まり、

あっというまに世界中に広まり、いつの間にか緊急事態宣言。

 

飲食店は壊滅。自粛の嵐。もう、つまらないですよね。

建設業界は、給付金や補助がほぼゼロに等しい状態です。

これはいつもですが、本当に悔しいです。

政府はさも、大英断したかの用に、遅ればせながら「布マスク2枚!」

と、数百億かけて日本郵政を使って国民に配布との事。

一部でささやかれたのは、布マスク製造は、首相のお膝もとの山口県で、

日本郵政の大株主は財務大臣なので、副総理という流れ。

コレ、あきらかにやってるよね。

まあ、結局やりきれなくて商社に振って、国外で作ってクオリティの低さで非難ごうごう。

でも、5月20時点では、世間には紙マスクはあふれんばかりに販売してる。

一方、布マスクはまだ届かないどころか、一部届いた国民から、シミや不良品の

声が相次ぎ、改修して再検品して、それにまた数億かけて。

 

きのうの時点で、緊急事態宣言は、39府県で解除されたよ。

もうマスクいらないから金使うな。

その金で国民給付の10万なり、事業者の手当てをもっと手厚くしてくれませんかね。

建設関係、車業界、製造業、

今は、いままでの契約済みの仕事をこなしているが、

8月以降、改めて一般人が高い買い物、事業者が新規設備投資など、

どれほどの余裕があるのか、おそらくないだろうし、

見合わせるのが当たり前である。

夏、秋以降は、多分数年において経済が低迷し、倒産件数は過去最多になるのは必然である。

 

いまの政府は決断力が無い。

ロックダウンで完全封鎖して、この10万で食料買って、一週間国民全員家にいろ、とか

海外のようにやらないからダラダラ延びる。まあ、法的な根拠も必要なのもわかるが。

さらに、様々な評論化が、さも自分は世界を知っているかのように、

9月入学案をいっせいに叫びだし、アホ丸出しの御意見の連発。

アホか、義務教育だけやっても高校、大学、専門、就職、役所関係のシステムは全て「年度システム」だろうが。

それをグローバルというカタカナ使えば頭良さそうに見えると思っているんでしょう。

あと数ヶ月でシステム移行ができるわけ無いでしょう。そしてその莫大な経費はどこから出るのか。

余計な事提案してるヒマがあるなら、今目の前にあるコロナで疲弊している国民に目を向けなさい。

政治家、公務員はこんな時も給料は保障されますから、なんとでもなるんですよね。

 

と、ちょっと政府をディスってみた。

ここんところ、不満しかないからね。なんか信用できなくなってきたよね。

本当に踏ん張らないと、マジでヤバイと思います。


令和元年、業務納め

2019-12-28 | WOOD WORK

桧の門松を飾って業務納め。

景気が悪い、とかばかり言ってると、本当に福が逃げていきそうなので、

正月くらい景気よさそうにと思い、門松をチャラッと作ってみました。

門松の正式な意味とか使う素材とか、本当は細かく決まりがあるんだろうが、

そこは材木屋。あるものでやればいい。

米松の輪切りを台座に、桧を斜め切りにした物を3本立て、

裏山に登って、松、竹、南天を採取してきて付ければ出来上がり。

クオリティは低くても、材木屋らしいお飾りは出来たかなと思います。

縁起担ぎに神頼み、使えるもんは何でも頼る!

 

 

 

さあ、令和元年という、記念すべき年。

天皇の代変わりと共に、弊社も父から私に世代交代をさせていただき、

夢中で、というか、必死で努めさせて頂いてきたつもりですが、

やはり中々うんまく行かないもんですね。。

 

色々あったし、また色々クリアもできたし、いい経験も苦い経験も、

凝縮されて襲ってきたな、と思えるような感じの年でした。

 

本当に自分が未熟でまだまだ足らん事ばかりという事を痛感しましたよ。

そして、大型台風と大雨被害の連続。

復旧・復興に、資材供給を切らせてはいけないという使命を与えられたと思って、特に秋以降は

毎日なんとかこなしてる日々でしたが、それでもテンパってましたよ!

 

でも、なんとかお客様の皆さんのご厚意と、社員の頑張りにより、

今年も業務納めを迎える事が出来ました。

来春も、事故も無く安全に操業し、

より良い年になりますよう祈願して、令和元年の業務を納めます。

 

本年も、誠にありがとうございました。

皆様にとって来年も、素晴らしい一年になりますよう、ご祈念申し上げます。

 

年明けは、1月7日(火)より通常営業となりますので、宜しくお願い致します。


台風に備えて。

2019-10-12 | WOOD WORK
巨大な勢力で台風19号が近づいてます。
あと数時間で上陸です。


風がもの凄い強いとの事で、メディアで窓ガラスに養生テープを貼ったほうがいい。
と、報じると、ホームセンターから瞬く間に品物が無くなったようで、
昨日から、弊社に問合せが相次いでおります。

勿論、あります。
沢山ありますよ。業務ですから。
欲しい方がいましたら、ご連絡ください。

今日は定休日ですが、危険が及ばないかぎり、会社にはいますので。
まあ、出歩けるのも午前中ですかね・・

社長就任のご報告

2019-06-01 | WOOD WORK
令和元年6月1日
わたくし矢野昌秀は、矢野林材株式会社の
代表取締役社長に就任いたしました。

父、祖父、曽祖父、高祖父・・・
さかのぼれば明治より、材木商として地域の皆様に支えられて今日を迎えられております。
実直さと誠意を持って、お客様、従業員、そして地域の皆様に
これからも、信頼され、愛される企業になれますよう、一層の努力を致す所存です。



まだまだ若輩者です、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。

尚、父・矢野悟は新会長となり、まだまだ教わる事が沢山あるという訳で、
指導係としてまだまだ残りますので、併せて宜しくお願い致します。

平成終盤、令和直前 大忙し

2019-04-26 | WOOD WORK
新年度を迎えまして、かなり慌しく動いております。
新元号も発表され、超大型連休を控えた今月は、バッタバタの忙しさです。
高校卒業したばかりのピッカピカの新人も2名入社し、毎日頑張ってくれております。
「最近の若いもんは~」 の言葉が当てはまらず、とにかく覚えがよく、吸収力が違いますね。
大したもんです。期待したいところです!

毎年春先から夏にかけて、デッキ材の出荷が増えますが、今年はこの大型連休のせいか、
今週、デッキ材の出荷が毎日毎日よく出ます。
下の写真は、左がイタウバ、右がウリン

下の写真がリュクスウッド

夏までに、このペースだと相当出ますね。ありがたい悲鳴です!

それと根強いカウンターの人気。これはコンスタントに御注文を頂きます。
店舗も多いですが、一般住宅での使用もかなり増えてきてますね。



上のカウンターもそうですが、下の写真の通り、
弊社では天然乾燥材を推奨しておりますので、手間ひまかかりますが、
製材後、半製品をこの様に桟積みして数ヶ月干してから、本製品へと加工します。

もう、大手の人口乾燥材にどう太刀打ちするかではなく、餅は餅屋、
小規模工場だからできる事、長年やっているからこその、知識と経験、
それをそれぞれが活かして操業していければ、なんとか生き残る道は必ずあるはずです。

連休まであと一日、銀行は今日まで。メーカーも問屋も今日まで。
しかし、弊社は5月1日だけお休みとし、
4月30日と、5月2日は営業致します。
忙しくてそんなに休んでられる程、弱小チームに余裕はありません!

5月1日、天皇即位を祝い、大原では神輿を出す神社が多々有ります。
我が八坂神社では神輿は出しませんが、参拝者にお餅の振る舞いがございます。
皆様の参拝、お待ちしております。

2019新春

2019-01-11 | WOOD WORK
新年明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い致します。

1月7日より通常営業しております。
無事に「初荷」の出荷も送り出し、まあまあの滑り出しとなっております。

そして、千葉県木材市場にて、「初競り」が行われました。


築地から豊洲に移った市場では、過去最高額のマグロが話題になっておりましたが
木材でそんな単価が付くわけも無く、
まあ、今年もそこそこの競り値でのスタートとなりました。

猪突猛進。
この言葉、ちょっとどうですかね。

今年は天皇の退位、消費税の増税など、なんだか慌しくなりそうなので
イノシシよりも、もう少し慎重に進みましょう。

平成最後の仕事納め

2018-12-29 | WOOD WORK
平成最後の仕事納めとなりました。

まずは、台風で飛んでしまった看板が、本日新調されました。

暮れの押し迫った中、取り付けに来てくださった先輩、ありがとうございました。
これで年が越せますよ~!


そして、普段から特に信心深い訳ではありませんが、
会社の神棚の注連縄を新しくし、来年に向けて綺麗にしました。

特に意味は?
まあ、来年は厄年って事もありますし、社内的に大きな変革の年に
なるかもしれません。
元号が変わると同時に、新たな気持ちで来年の業務に臨みたいと思います。


さあ、今年も無事に工場にお供え餅を置いて、この景色で一年を締めることができました。

秋口から怒涛の忙しさで従業員もみんな頑張ってくれました。
おかげで弊社もなんとか踏ん張って、年を越すことが出来ます。
感謝です。本当に感謝です。

本年も皆々様には、大変お世話になりました。
また来春、何卒よろしくお願い致します。


尚、年明けは7日から通常営業となりますのでよろしくお願い致します。

あっという間に歳末だ・・

2018-12-29 | WOOD WORK
いや~、年々ブログの更新が減りますね。
っていうより、鬼忙しくてまったくやってる時間が無くて
私自身も困っているところです。

まあ、今年一年は、カウンターが本当によく出ましたね。
店舗改装などが、それほど多かったって事かも知れませんが、
無垢のカウンターの良さ、製材屋だから出来る価格帯へのご理解も
少しづつ浸透しては来たのではないかと思う。

これは千葉市内のお寿司屋さんに嫁いでいきましたね。



そして今年はなんといっても、私事ですが、
北寄瀬区、八坂神社の若頭を勤めさせて頂いたことは、
本当に大役ですがありがたくやらせていただいております。

この地域に生まれ育って、オヤジも爺さんも、その前もその前も、
矢野家代々お世話になってきたこの氏神様に、
感謝をし、力を合せて生きていくことをこの地域から学びました。

来年は若頭の長として、また精進することを誓います。

最近は、フェイスブックも趣味の釣りか、酒飲んでるかくらいの投稿なので
こちらのブログはもう少し業務情報を載せたいのですが、
来年はちょっと転換期を迎えるかもしれないので、またまたどうなるものか・・・

ドリームハウス出演!

2018-01-13 | WOOD WORK
年末の30日に
ドリームハウスという番組をご覧になられましたか?

実は弊社が携わらせていただいた物件で、取材が入っていたのです。

着工はもう2年前になりますが、それから編集もあり、
コレだけ時間が掛かったのでしょう。

映りましたよ!
「材木業」として、ばっちり!


なんつっても、巨大な梁を使用しましたからね。

700mmを超える梁は初めてでしたし、
これからも滅多に扱うことは無いのではないか。

まあ、いい宣伝にはなりましたかね。
これからもリスペクトされる仕事をしていきたいと思います!

平成30年 仕事始め

2018-01-08 | WOOD WORK
新年 明けましておめでとうございます。

1月8日、本日より仕事始めとさせて頂いております。
一年の景気を表すという、「初荷」ですが、
今日は祝日と言う事で、例年に比べて格段に少なかったのが残念です。

しかし、祝日と分かっていて本日を仕事始めにしたのには理由がありました。

とても慌しかった年末にやりきれなかったものを、
この日に集中してやろうと思い、
本日は工場内での自社製品の生産に力を入れようじゃないかと。
雨もあいまって、集中して、生産性の良い操業が出来たと思います。


私はと言うと、数日前から新年会に出席したりで
何かとスタートは早々としていましたけどね。






明日からが本当の「初荷」の出荷が待ち受けております。
今年も事故の無いように安全に操業、運搬を心がけたいと思います。

本年も何卒ご贔屓の程、よろしくお願い申し上げます。

2017最後の競り

2017-12-26 | WOOD WORK
千葉県木材市場にて、本年最後の
競りが行われました。


製品の方はあまり見れませんでしたが、
本業は製材なので、原木の競りがメインです。

原木の伐採時期は、含水率が減る冬が最適ですので
この時期でようやくそれなりの数も出てきましたが、
どうしても、出始めはまだ競り値が高めになりがちです。



しかも最近では県外の業者も買い付けに来ているので
余計です。
千葉県産材に注目が集まっているのなら、良い傾向ですが、
どうやらそのような業者たちはそうでは無いようです。

自社地域での原木供給がまかなえなくなってきたから
千葉まで仕方なく来ているようです。
これはおそらく千葉県だけでなく、関東一円の市場に
手当たり次第に買い付けに行っているのではないかと思う。

しかも大手さんが入ってきて、高い競り値で根こそぎ買われてしまえば
古くから県内で製材業を営み、細々とでも踏ん張って
市場の運営にも協力してきた製材業者には手も足も出なくなります。
これでは本末転倒です。

今、日本相撲協会も大変でしょうが、
千葉県の木材業界も、考え直す時かも知れません。
「木材」なんて国内どこでもあるものなので、
千葉県産材としての需要を増やさなければ、そこに活路を見出せませんので
知恵を絞って踏ん張るしかないのでしょうか。。