その電話は突然なった。
「子供がドブの中に落ちた!」
場所は自宅の目の前。クレーン付き3トントラックで急行!
側溝の中を覗くと、小さなカルガモが7羽。
頭の中ではウチの子かと心配していたのでひと安心。
しかしホっとしたのもつかの間、どうやって助けようか。まずはクレーンで側溝のフタをはずし、アミを用意。人が触ると匂いが付き、親が育てなくなると言われて懸命にすくう。脇の草むらでは、親カモがうずくまっている。
逃げ惑う彼らも、つかまらないように必死だ。
やけに深さのある側溝の中を網は右往左往。そして
7羽無事救出!弱ってしまう前にすぐ下の川に放流し、やがて親カモと合流。
スイスイと泳ぐ姿を見て、あっけない別れと共に、救ってよかったと深呼吸。
炎天下での救出劇、近所の方・役所の方も巻き込んでのあたたかな事件でした。