繰り返しの視聴でも、毎回「ハロー」「バイ」と、画面の向こうの人に手を振ってしまう。
感謝と尊敬の気持ちが湧いてくる映像。
先週は、120時間だけアクセス可能なアナトミートレイン筋膜解剖「呼吸の解剖学」の収録ビデオ視聴に集中していました。
おかげさまで、今回も身体への理解が深まる貴重な学びを得ることができました。
皮膚・脂肪・神経・血管・筋・臓器・骨など、全てが結合組織で形作られ守られている身体。
それら全ては折り重なり隣接する組織と、やはり結合組織を介して繋がっていて、互いに影響しあっています。
このような複雑さと神秘性を感じることは、身体を知るための第一歩なのかもしれません。
卓越したメスの技術で身体の中をガイドしてくれる、アナトミカルエンライトメントのトッド・ガルシア氏が、ビデオ内で「単純化するために切り取るよ」と言っている場面がありました。
本来すべてが繋がり複雑であるものを「理解の助けのために、あえて一度単純化する」
そして、単純化する過程で切り離されていくものを知ることで、その繋がりをとらえ直す。
さらには、それらの関係性から創発される動きや機能を考える。
このことが解剖を学ぶうえで大切なんだと、トッドの言葉から気付かされました。
鼻から喉、頸の前側の構造と内臓器のつながり
心臓と肺、横隔膜
横隔膜に関連する筋肉や内蔵器との関係性
などなど、などなど、、、、
アナトミートレインの著者トム・マイヤース氏の解説が、全体性を考えるうえでの道案内をしれくれます。
また、谷佳織さんの通訳がとても分かりやすく、たくさんのメモを取ることができました。
息を吸い込むことで始まり吐くことで終わる「生」
筋膜解剖を試聴することは、生命を感じ考える事でもあります。
このような機会を与えてくださるドナープログラムとご献体の方の生前のご意志に深く感謝しています。
(解剖の間だけ尊敬の意をこめて、トッドが名付けたMabelさんMerryさんとお呼びさせていただきました。)
そして、トムとトッド、佳織さん、そして映像提供に関わった全てのスタッフのみなさま、今回もありがとうございました。
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