「そんなに疲れた感じもなく、身体が軽くなってルンルンで帰宅したのに、その後爆睡しました。」
とクライアント様から言われることがあります。
眠りが深くなったのは、神経系の回復を身体が欲したからだと推察。
しっかり集中して取り組んでくださったのだな〜と嬉しく感じたりしています。
- 四肢や体幹の情報を脳・脊髄に伝える「感覚神経」
- 脳・脊髄からの指令を四肢や体幹に伝える「運動神経」
- 感覚神経からの情報を処理し運動神経につたえる「中枢神経(脳・脊髄)」
これらが運動に関わる神経系。
身体をより良い状態にするには、筋肉に負荷をかけるだけでなく、これらの神経系にも適切な負荷をかけることが大事になります。
もちろん動きを起こすのは筋肉の収縮。
ただ、筋肉の収縮感に頼って、頑張って力を入れすぎてしまい「自分で自分の身体をぶっ壊してしまう」ことがないように。
構造に負担をかけずに筋肉を適切に働かせて運動するためには、そこで起こっていることを正確に知覚できることが重要になります。
自分の身体と動きを把握し、部分に負荷が偏ることなく、力の伝達をスムーズにできるようにすること。
これは、年齢を重ねるほど、運動に取り組む際の大事な要素となります。
とくに私が大切にしているのは、関節の動きを感じることです。
隣接する骨と骨が、相互にどのように動いているのか。
どちらの骨が安定し、どちらの骨が動いているのか。
さらにマニアックに言うなら、関節包や関節周囲の腱・靭帯・筋からの情報をもとに、骨どうしのスライド(滑り)・ターン(移動しながらの回転)・スピン(一点での回転)を立体的に知覚することができるか。
こ〜ま〜かっす〜ぎ〜るぅ〜🤣
運動に関わる神経系をいかに活性化させるか。
骨や腱・靭帯に負担をかけずに、神経系にも注目して運動する。
運動して健康度を上げて、さらに脳トレも!って感じでしょうか。
よきよき。
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