「もったいない」を実践するすごい会社

日本語の「もったいない」を世界で広めたのは、ケニアのノーベル賞受賞者マータイ女史。数十年前からそれを実践し、黒字決算を続けているすごい会社があります。



■１００円路面電車

長崎市の狭い平地をくまなく走る路面電車。
長崎電気軌道が運営しています。

この路面電車のすごいところは２つ。
一つ目は、料金が１００円均一だということ。
乗り換えても１００円。
この料金を２０年前から続けています。

二つ目は、この料金を維持する努力。
その努力のひとつは、使命を終えた車両を全国から購入し、経費を節減していること。新車の半値で済むそうです。
仙台、東京、小田原、福岡、熊本で走っていた古い車両が、現役で活躍しています。中には、明治時代製造の車両も。すごいです。

私は、長崎市に２年５ヶ月住んでいましたが、路面電車をよく利用しました。
市民に愛され、常に大勢の乗客でいっぱいです。


■黒字

年間の乗客２０００万人。
１００円の運賃に広告収入を加え、２３億円の売上。
５０００万円の黒字。
立派です。
私達も、見習わなければなりませんね。

２０年間守り続けた１００円均一。
今、危機にあるそうです。
消費税がアップすれば、１００円の維持が難しいとのこと。

頑張ってください！

大正１４年製造。小田原から


明治４４年製造。福岡から


昭和３３年製造。東京から


■２０年前の料金

この２０年間に、価格はどのように変わったのでしょうか。

・首都高速　５００円⇒７００円（１４０％）
・タクシー　２４０円／ｋｍ⇒３２０円（１３３％）
・大阪市バス　１６０円⇒２００円（１２５％）
・はがき　　４１円⇒５０円（１２２％）
・国鉄（ＪＲ）　１２０円⇒１３０円（１０８％）
・長崎路面電車　１００円⇒１００円
・電気　　　２０円／ＫＷＨ⇒１６円（８０％）
・電話（最遠）　４２０円⇒８円（２％）

他の運賃・高速料金と比べると、長崎路面電車の健闘が光ります。

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