ドラッカーと高校野球 －もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

タイトルを見た瞬間、「そうか、そんなアイデアがあったか。やられた！」。高校野球と経営学の父・ピーター・Ｆ・ドラッカーの組み合わせ。面白いアイデアですよね！
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎 夏海 ダイヤモンド社 このアイテムの詳細を見る

◆ドラッカーの「マネジメント」

経営者・マネージャでなくても、ピーター・Ｆ・ドラッカーの本を読まれた方は多いと思います。経営学の父って呼ばれているんでしょう？
彼の著書“マネジメント”が書かれたのが１９７３年。４０年近く経った今でも、その内容は全く色あせませんよね。


この本は、ドラッカーの「マネジメント」を読んだ高校野球の女子マネージャーが、この本をヒントに公立進学校のダメ野球部を改革していくストーリー。
ドラッカーの言葉とそれを野球に応用するマネージャー。軽いタッチの本ですが、結構、楽しめましたよ。


◆野球部の定義、顧客は？

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「顧客は誰か」との問いこそ、個々の企業の使命を定義する上で、もっとも重要な問いである。
やさしい問いではない。まして答えのわかりきった問いではない。しかるに、この問いに対する答えによって、企業が自らをどう定義するかがほぼ決まってくる。
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高校の野球部にとって、顧客とは誰か？
そもそも野球部の定義は？

マネージャーのみなみは考える。

導いた定義は
『観客、保護者、先生、高野連、選手自身に感動を与えること！』。


イノベーション。
高校野球のイノベーションってなんだろう・・・。
『伝統的な戦法を変えることだ！
投手は、ボールになる見せ球を投げずに、常に勝負すること。
打者は、送りバントを止めること！』。


ダメ野球部は、やがてドラッカーのマネジメントを次々と実現し、もう一人のマネージャー有紀が病気でなくなった日に、ついに西東京大会の決勝にこまを進めるんです。

さて念願の甲子園の切符を手にすることはできるのか・・・。

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