以前”背中に薪をしょった少年のその後 -二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?-”で、小田原藩に雇われた二宮金次郎が、見事に藩の借金体質を克服したことを書きました。
今度は、薩摩藩家老・調所広郷の話です。面白い!
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◆藩の借金は500万両
天保年間(1830年代)の薩摩藩。
藩の石高は77万石。
でも藩士への給米を差し引くと、残りは30万石。
お金にして24万両の収入です。
ところが、薩摩藩が大阪の商人に借りている額は500万両。
なんと収入の20倍です!
現在の日本の一般歳入は約80兆円。
それに対して国の借金は800兆円とも1000兆円とも言われています。
それでも収入の約10倍相当ですよ。
当時の薩摩藩の借金の額が半端じゃないことが分ります。
年を越すこともままならない、つまり破綻寸前だった薩摩藩の財政立て直しを命じられたのは53歳の側用人の調所(笑左衛門)広郷。
この時代なら引退の年齢の調所広郷は、でもこれを片付けてしまうんです。
500万両の借金を清算しただけでなく、50万両の貯蓄に加え10万両の怪しいお金もストック、さらには河川や港湾の整備までやってしまうんです。
すごい!
◆その手法は
その手法は、二宮金次郎のような清廉な方法だけではなかったようです。
借金返済と貯蓄の方法はこの小説でぜひ楽しんでくださいね。(ごめんなさい!)
借金で破綻寸前だった薩摩藩を財政面で救ったことは、そのことにとどまらず、薩摩藩の軍事力の整備につながり、西郷隆盛らの発掘につながり、この藩をその後の倒幕の主役に押し出すことにつながっているんです。
歴史の裏側もたくさん出てくるこの小説。
私は、大いに楽しみました。
ぜひ、ぜひ!
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薩摩燃ゆ (小学館文庫 あ 9-1)安部 龍太郎小学館このアイテムの詳細を見る |
◆藩の借金は500万両
天保年間(1830年代)の薩摩藩。
藩の石高は77万石。
でも藩士への給米を差し引くと、残りは30万石。
お金にして24万両の収入です。
ところが、薩摩藩が大阪の商人に借りている額は500万両。
なんと収入の20倍です!
現在の日本の一般歳入は約80兆円。
それに対して国の借金は800兆円とも1000兆円とも言われています。
それでも収入の約10倍相当ですよ。
当時の薩摩藩の借金の額が半端じゃないことが分ります。
年を越すこともままならない、つまり破綻寸前だった薩摩藩の財政立て直しを命じられたのは53歳の側用人の調所(笑左衛門)広郷。
この時代なら引退の年齢の調所広郷は、でもこれを片付けてしまうんです。
500万両の借金を清算しただけでなく、50万両の貯蓄に加え10万両の怪しいお金もストック、さらには河川や港湾の整備までやってしまうんです。
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◆その手法は
その手法は、二宮金次郎のような清廉な方法だけではなかったようです。
借金返済と貯蓄の方法はこの小説でぜひ楽しんでくださいね。(ごめんなさい!)
借金で破綻寸前だった薩摩藩を財政面で救ったことは、そのことにとどまらず、薩摩藩の軍事力の整備につながり、西郷隆盛らの発掘につながり、この藩をその後の倒幕の主役に押し出すことにつながっているんです。
歴史の裏側もたくさん出てくるこの小説。
私は、大いに楽しみました。
ぜひ、ぜひ!
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私もこういう本に興味があります。面白いですね~
私は投資詐欺撲滅ブログやってます
よろしければ一度見に来てください。
このブログとの関連はないと思いますが
いろいろな人に見てもらい広めないと
こういった悪質な詐欺はなくならない
のでどうかお願いします。
http://rond0005.jugem.jp/
痛快小説ではないのですが、とても楽しめました。
ぜひ!
調所広郷の業績は、すごいと思いましたよ。
お勧めです。
小説ですから脚色を施しているのですが、読み応えがありました。
お楽しみに!
この交渉模様が、また面白いですよ!
収入の20倍の借金を清算した手法に興味があります。
ぜひ読んでみたい本です。(読みたい本がどんどんたまって行ってますが・・・。)
歴史の裏側を知ることは楽しいですね!
薩摩のことは知っているようで知らないことが多いので、
YHさんの記事をなるほどなと唸りながら拝見しています。
さっそく読んでみたいなと思いました。
お金を作るにもいろいろな方法があるんですね。
ポチッ
この本読んだことがありませんが・・・日本の財政を考えるとそのままにしては置けませんよね
早速注文しました。
ライオンは眠れない・・・なんて本があって ライオンって小泉さんなのでしょうが ある日国民の預金にびっくりするような重税を掛けて収奪
一気に借金財政からの脱却を図るなんていうシナリオがありましたが・・・
どんなやり方なのか楽しみです。
借金返済と蓄財の方法に興味あります。
また、国民的英雄であった西郷隆盛に非常に興味あります。
是非読んでみたいです。読みます。