元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

ザンネンですけど、実在した事件のようです  【清水潔著 南京事件を調査せよ】

2018年04月15日 | お勧め本
事件から80年が経った今でも、近隣国から頻繁に槍玉に上がるこの事件。ザンネンですが、実在したようです・・・。

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「南京事件」を調査せよ (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋



■願わくば「捏造」であってほしい

1937年(昭和12年)12月にあったとされる「南京大虐殺」。
既に80年が経過した今でも、真相は不明。


「犠牲者の数が、今では30万人に膨れ上がっている」
という報道を見るにつけ、
「ひょっとしたら中国の捏造ではないか」
「捏造であって欲しい」
と思っていました。

「南京事件は無かった」
という主張の根拠は、
・そもそも当時の南京の人口は、30万人もいなかった 
・南京駐在の報道機関が、何も報じていない 
・残虐性が写っている写真は、この事件のものではない。そもそも不自然な写真ばかり
・残虐行為を証明するものがない
というものです。

そんな主張を目にするたびに、「そうであって欲しい」と思っていました。


■事実は

著者の清水潔さんは、日本テレビの記者。
桶川ストーカー事件や函館ハイジャック事件等の事件の真相を突き止めた記者です。


その清水さんは、この事件の真相に迫ろうと地道な取材を行います。
その結果、数人の証言と31人の日記に行き当たるわけです。

裏づけもしっかり取ろうとしています。
・軍の動きは、日記と合致しているか?
・戦時中、日記をつける余裕があったのか? なぜ万年筆で日記をつけていたのか?

その結果、
「南京大虐殺はあった」
という結論に達しています。
犠牲者が30万人か否かは分かりませんが、少なくても5千人単位の銃殺が何回も行われ、市民に対する残虐行為も数多くあったようです。

日本人として非常に残念な結論ですが・・・。


■ ●●人ということでなく

このルポを、通訳としてサポートした若い中国人女性の発言があります。
「一人っ子政策」において、二人目の子どもは、「無国籍」が多い中国。
彼女もまた無国籍。
苦学して進学し、働いてお金を貯めて、国籍を政府から買い、今は日本の新聞社で働く彼女。

大変な苦労をした彼女がこんな話をしていました。
「日本にも中国にも、優しい人がいます。
そうでない人もいます。
中国人だから、日本人だから良いとか嫌いと言うことではなく、一人ひとりと向き合っていきたい」


それにしてもこの本は、衝撃的でした。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (たっきー)
2018-04-15 12:00:43
偉い人のやることは、何が本当で何が嘘なのか判らないですね・・・

記憶にございませんと最初に言った人はだれでしたかね・・・
またもや記憶の範囲では・・・なんて仰っる方が居て、片や文章で意向が働いていると・・・

なんだかなぁ~
呆れちゃいますよね

彼の国で有ったと云われる悲しい事件の真実はいったいどうだったんでしょう・・・
国ぐるみで記録を捏造し改ざんし隠ぺいし・・・では、過ちは繰り返されてしまう恐れがありますよね

今朝のテレビでアメリカがシリアにミサイルを150発・・・
争いはもうやめてほしいものです
返信する
わかりません (小肥り)
2018-04-15 13:52:46
否定派、肯定派・・・ボクはどちらの意見も、信じられるまでは懐疑派です。
はっきり言って「あったのか、なかったのか」わかりません。
返信する
Unknown (にっしー)
2018-04-15 16:54:27
こんにちは。

南京大虐殺のことも驚きですが、一人っ子政策のことも驚きでした。その政策のことは知ってはいましたが、二人目は無国籍・・・。そうせざるを得なかったということですよね。

この政策の影響で急速に進む高齢化。それとは違ったもう一つの課題もあるということがかりました。
返信する
Unknown (みかん農家)
2018-04-15 19:12:20
そうなんですね。
はっきりした事は、よくわからないので
どちらがというより、どちらもですがいい方向に向かっていきたいですね。
応援ポチ2
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Unknown (イヴォンヌ)
2018-04-15 20:48:30
そうかもしれませんね。当時こうした事件は多々あったと思います。ただ世界中で似たような事件あって悪者扱いされるって事情もありかも・・というのは第2次世界大戦を知っていた母が戦争当時のすごさを語ってたからかも。
返信する
Unknown (chiro)
2018-04-18 18:04:21
殺された人数はともかく、事件自体はあったということでしょうね。
事実は事実として、過去に向き合わないといけないと思います。
返信する

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