漫画しか読んでいない人でもすんなり読める傑作 【百田尚樹著 ボックス】

「永遠の０（ゼロ）」の百田尚樹さんの青春小説・ボックス。普段、漫画しか読まない若手２人にこの本を勧めたところ、「本が好きになりそうです！」という返事。うれしいね。

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	ボックス! 下
	太田出版

◆漫画しか読まない

若い人と話していると、漫画しか読まない人が多いのにびっくりします。
電車やバスの中で、漫画を読みふける中年の人も多いので、漫画漬けの男性に年齢は関係ないのかもしれません。

漫画しか読まないという若手契約社員２人に、「ボックス」を勧めたところ、後日、
「この本、面白かったです！
本が好きになりそうです」
といううれしい感想。

漫画好きが、本を読み始めるのに適した本かもしれません。


◆ボクシング

成績優秀な高１の木樽は、友人の鏑矢（かぶらや）からボクシング部への入部を誘われる。
中学からボクシングジムに通っている鏑木は、
「高校で８冠取るで！」
と自信満々の天才ボクサー。

あることがきっかけでボクシング部に入部した木樽は、天才ボクサー鏑矢に憧れながら真面目に練習を続ける。

高校ではすぐ天下が取れると信じていた鏑矢だが、大阪予選で無敵のチャンピオン・稲村に勝てない。自分の強さが少しずつぐらつく鏑矢。
一方木樽は、ハードな練習を課すことで、日々強くなっていく。

２年生になった木樽、鏑矢と３年の稲村は、インターハイ大阪予選で激突する。
それは壮絶な戦いのはじまりだった・・・。

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この小説、ボクシングのテクニカルな解説、試合描写が、抜群に上手です。
いくつかの事件を経て強くなっていくボクシング部メンバーの成長も、読んでいて嬉しくなります。


さすが百田尚樹さん。
上手です。


漫画しか読んでいな人もたくさん本を読んでいる人も、十分満足させる一冊です！


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