元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

ディベートは難しい

2006年02月17日 | お役立ち情報
「国家の品格」を読んでいます。「日本は世界で唯一の『情緒と形の文明』である。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士精神であり、『国家の品格』を取り戻すことだ」という紹介文が掲載されていました。紹介文を読むと「硬い本」をイメージしますが、講演記録をベースにしていますので読みやすく書かれています。著者のユーモアもあり、YHは気に入りました。


■ディベート

「論理より情緒」という言葉で、2年ほど前、ディベート教室に参加したことを思い出しました。
ディベートとは、ある結論の正当性を、証拠を示しながら説明し、討論を重ね、どちらが論理的に優れているかをきめるものです。

昔、サリン事件の宗教団体がテレビに出演し、コメンテーターの質問をことごとく論破していました。ディベートをやっていたんですね。

2年ほど前、土日を利用してディベート教室に参加しました。
土曜の朝、会場につくと異様な雰囲気。
50人ほどの人たちが、次から次と私に近づき、挨拶と名刺交換を始めました。
やたら、声が大きく明るい。
名刺を見ると、大学教授・会社役員・会社員・中央官庁職員・自衛隊員・大学生などさまざま。
月1回の例会のために、全国からはせ参じた精鋭たちです。
その中に私を含め4人の初心者が放り込まれたようです。

《大変なところに来てしまった! 失敗!》

さて開始。
でも、何も教えてはくれません。
「海に飛び込めば誰でも泳げるようになる。さ、早速はじめるぞ!」
と講師。

《ぶっつけ本番か》


■ゴング

さて初日のテーマは、「金正日政権は3年以内に崩壊するか否か」。
5人のグループを組まされ、くじ引きの結果「崩壊しない」の結論が割り当てられました。
作業開始。
それぞれが持ち寄った資料を元に、エビデンスを模造紙に書き込みます。
2時間で約20枚。

《休憩もなし? みんな、ものすごいスピードで作業している》

さ、午後は対決。
私たちのグループは経験1年未満の初心者ばかり。
対する相手は「日本を代表するディベーター集団」。
でもこちらのグループには、現役の尉官もいます。私もかなり資料を集めています。

ゴング!

5分間の主張タイム。
資料を示しながら早口で大きな声で説明します。
相手からは、「そんな資料は証拠とはいえない!」「矛盾しているぞ!」の罵声が次々と。
現役の尉官もたじたじ。

相手からの質問。
「ここにCIAの資料があります。当然、これを読んでいますね?どうなんだ!」
『・・・』
「読んでいない?北朝鮮に関する最新リポートですよ!その結論は矛盾している!」

完璧に負けです。

翌日のテーマは「日本は北朝鮮のミサイルを防ぐことができるか否か」。
くじ引きで「できる」を引き当てました。

またも完敗。
相手は、現役の自衛官より、詳しいんです。
驚きました。

《このテーマの時、知りました。日本は北朝鮮のミサイル攻撃を防ぐ手立てが無いようです》


★  ★  ★  ★  ★

今日も読んでくださいましてありがとうございます。

・ブログ村・ビジネス 1位/約740ブログ ↑
・ブログ村・総合   156位/約25500ブログ ↑

今回も、下記バナーを1回クリックしてくださるとうれしいです。

にほんブログ村 ビジネスブログへ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 撮影現場での「偶然の一致」 | トップ | 不健康ミドルのプチ健康法 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿