時は江戸時代・天保時代(1830〜1844年)。借金の額は、どの藩もピークを迎えた時代の物語です。
■今も
国と地方の借金が、1000兆円を超えたのは、何年前でしたでしょうか?
「国の資産の方が多いから、大丈夫」
「国債を買っているのは、国内ばかり」
という楽観論もあります。
でも家族内、親族内の借金であっても、借金は借金。
計画的に返済しないと、いずれ行き詰りますよね。
■天保年間の話
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4万石の大野藩の借金は、多額。 毎年の利息だけで、年間予算を上回ってしまう。
そんな借金問題を解決したい藩主・利忠は、80石の内山七郎衛門に、この問題解決の責任者を命じる。
藩内の反発、時には暴漢に襲われながらも、借金の借り換えや銅山の新鉱脈開発に奔走する七郎衛門。
ギリギリで頑張る中、藩主・利忠は新たに藩校を作るという。
また借金が膨らむのか・・・!
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沈着冷静な若き藩主と、問題解決にまっしぐらの七郎衛門。
話しは、テンポよく進んでいきます。
一気読みの面白さでした!
実は、この本を読む前に、大家・浅田次郎さんの「倒産大名」という小説を読みました。
天保年間、多額の借金を抱える小藩。
設定は、ほぼ同じでした。
ワタクシは、畠中恵さんの「わが殿」の方が、圧倒的に面白かったです!
さて小説では、見事に問題を解決しましたが、リアルの現代日本の借金は、この先ど のように解決するのでしょうか?
とても心配です。
そういえば財政が苦しい中の参勤交代の予算が組めない。
そんな映画がありました。
高速参勤交代だったかな?
国の借金の課題はもう長年のものだと記憶しています。そんな中で新たな仕組みや制度をつくっての時間稼ぎ!? 抜け道探しなのでしょうか?? 人口減少を迎えたこの時代。不安ですね。
「五公五民」になったら一揆が起こる・・・とか聞きませんでしたか(?)
詳しいことはわからないけど、今に税制は「五公五民」になるぜ・・・
と何かに書いてあった。
薩摩藩も莫大な借金があって、密貿易などで富を蓄え、明治維新を成し遂げたのでしたね。
国の借金、天文学的ですね。
将来どうなるんでしょうね。
史実に基づいてるって読んでみたいです♪
踏み倒さない所が素晴らしいですね。
1,000兆円だなんて、桁が大きすぎて想像できません
気楽に国債国債と国の借金が毎年増え続けるようなら政策はいかがなものでしょう、それから使い道です、きちんと国会で議論される事もなく、閣議決定ってどうなんですかね