何度読んでも感動しますね －できるやんか！－

お好み焼きチェーン大手の千房。 acbさんが、千房の中井社長のことをブログで書かれた後、すぐこの本を読みました。その後３回ほど読み返しましたが、その都度、感動しています。
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できるやんか!―「人間って欠けているから伸びるんや」 中井 政嗣 潮出版社 このアイテムの詳細を見る

◆一生懸命

１５歳で乾物店に丁稚奉公に出て以来、全力投球の中井社長。
出会い、人を大切にしながらも一生懸命な様子が、ココロに響きます。

やっとつかんだ、小さなお好み焼き店。でもその店を退去しなければならなくなります。
貯金は８０万円。
とても新たに店を構える余裕などありません。

そんな時、地元の信用組合の理事長が３０００万円を融資してくれるんです。

中井社長は、長年にわたり、こずかい帳をつけているんですね。
・○○駅前で５円拾得
・○○さんの葬儀　５０００円
みたいに細かく記帳していたんです。

理事長はこういいます。
『このこずかい（出納帳）が担保や。３０００万円かしましょう』。

実は理事長、中井さんのお母さんに会っているんですね。母親を見て、
『あの母親の息子なら大丈夫』
って、裏も取っているんです。

できる人同士の出会い。


◆不良も

Acbさんもブログで書かれていたと思います。

中学校の先生から超不良のＡ君を雇ってほしいと懇願されます。
中井社長が面接をしてみると、確かに超がつく不良。

『どうしてそうなったんや』
『それでどないしたんや』

少年の生い立ちからを５時間聞いた中井社長は、こう言います。

『よう、そこで止まったな～。
偉いな～。
ようがんばったな～。
よし、採用です』。


そして２０日後の中学の卒業式。

あの超不良だった少年が、卒業式にやってきました。固唾を呑んで彼を見る教職員と生徒。

Ａ君に卒業証書が渡される番が来ました。

校長先生から証書を受け取り、深々と頭を下げる。
その後、教職員のほうに向って深々と頭を下げる。
生徒に向って、頭を下げる。

それを見た先生や生徒が涙を浮かべるのでした。

『あのＡ君が、変わった』。



詳しくは書けませんが、Ａ君とのやり取り一つをとっても感動します。

中井社長、本当にできる人ですね。
すごい！

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