元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

「ちくわ」と「チーズ」が小さくなっていた!

2006年02月01日 | お役立ち情報
スーパーなどで売られているちくわやチーズの量目が、減量されているそうです。ご存知でした? スーパーのチラシでよく見かける「砂糖1㎏ 98円」、これも今はどこもやっていなそうです。日本で出回る食品に、少し異変がおきているようです。


■日本は食糧輸入大国

《YHは、実は「消費生活アドバイザー」の資格を持っています。もちろん、ちくわ、チーズは好物です》

先週の「日経ビジネス」に「食の危機」という特集が組まれていました。
食料を輸入に頼る日本の危うさが述べられています。

・ちくわ



欧州では、BSE問題の影響で牛肉の代替食料としてスケソウダラの需要が急増

スケソウダラ漁獲量53%の米国は、日本向けから欧州向けに輸出をシフト

日本の輸入量が減少し、ちくわなどの練り物の生産を減少せざる終えなくなった。
ちくわが小さくなった


・チーズ

中国でチーズの需要が急増

生産国豪州は、輸出先を日本から中国にシフト

日本の輸入量が減少し、チーズ製品の量目を減らさざる終えなくなった

日本人の好物ちくわやチーズの生命線は、米国・欧州が握っていたのですね。
また砂糖も、175%もの国際的な高騰で、特売ができる状態ではないようです。
特集では、日本の食品会社の安全な食料確保のための地道で涙ぐましいレポートが掲載されています。
がんばれ!!


■自給率は、落ちるばかり

中国の食料輸入は拡大の一途をたどるでしょう。
そうなれば、日本の食料輸入も厳しさを増すばかりです。


・食料自給率(カロリーベース)

       1965年    2004年

魚介類    110%     55%
米       100%     95%
野菜      100%     77%
畜産物     47%     17%
果実       86%     36%
大豆       41%     16%
小麦       28%     13%

総自給率    73%     40%


日本は、石油だけでなく、食料も海外に生命線を握られています。

食の基本は、「地元で取れた旬のものを口にする」でしょうか。


■農業は儲からない?

YHの高校時代の友人M山君。

彼は、地元の農協に勤めながら細々と農業を営んでいました。
当時から、「農業はやり方しだい。絶対儲かるよ」と話していました。
そのM山君、現在は農協を辞め、広大な農地を買い入れ、中国人を雇い、大規模農業の経営者になっています。

「旬は青梗菜などの中国野菜。儲かってるよ」
と話します。
農業も、零細から大規模へ、個人から企業へ、の時代かもしれませんね。

ところで。
出身地大分県日田市の産物のひとつ「梨」。
幼少の頃から、日田の梨が好きでした。
昨年末、同級生から「梨」の思わぬ行先を聞きました。
今は、多種多様な果物が出回り、日田の梨の売れ行きは良くないとのこと。
ジャどうするか。
台湾に輸出しているのです。
台湾の「上流」が、日田の梨を買ってくれるとのこと。

果実も、グローバルですね。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
複雑 (子育てコーチ)
2006-02-01 22:21:17
日本の食料は、海外から…



日本の食料は、海外へ…



複雑な気分です…
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