元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

整理回収機構の回収は、今でも続いている! 【清武英利著 トッカイ バブルの怪人を追いつめた男たち】

2021年05月30日 | お勧め本

1990年代にバブル崩壊。と同時に、大量の不良債権が発生しました。回収は、今でも続いている・・・。

 

 

 

 

■トッカイ

・・・・・・・・・・・

バブル時代、銀行は担保が怪しい会社にも多額の貸付を行った。

反社的な組織には、子会社の住専に貸付をさせた。

 

そしてバブル崩壊。

数十兆円にも上る貸付の多くは、不良債権と化した。

大蔵省は中坊公平をトップに据え、回収を専門にした組織を作る。

後の整理回収機構だ。

「逃げ得は許さない」

の方針の元、銀行・住専・警察等の元社員で組織された大阪特別回収部(トッカイ)の社員は、200社2兆円の回収に乗り出した。

しかし彼らの相手は、一筋縄ではいかない反社会勢力の会社ばかり・・・。

・・・・・・・・・・・

 

この本は、フツウではない会社を相手に20年に亘って戦った男たちのルポです。

債務者から脅され騙されながらも、巧妙な隠し財産を暴き、戦う彼ら。

あまりの迫力に、

「まるで映画の世界だ!」

と興奮しながら読んでしまいました。

 

■20年

整理回収機構は、バブル崩壊後20年で10兆円を回収したそうです。 そして今もこの組織は、戦っているんです!

バブル崩壊のツケは、今でも残っているんですね。

 

ワタクシYHは若い一時期、回収の業務を担当したことがあります。

反社のみなさんと話したり、伺ったりすることもあり、怖い目にもあったこともしば しば・・・。

だからのこの本は、興奮して読んでしまいました。

「そうそう」

「あるある!」

なんて思いながら。

 

面白い一冊でした!


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マラソンの厚底シューズは、... | トップ | さて、今夜は何を作りましょう? »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (chiro)
2021-05-30 16:54:27
こんにちは。
バブル崩壊のツケは、今も残っているんですね。
回収の業務を担当・・・
そうですか。
実にいろいろなことをされてきたんですね。
返信する
Unknown (イヴォンヌ)
2021-05-30 21:06:44
バブル崩壊のツケ・・あるでしょうね~
そして今のころな渦のツケも今後大きくでてきそうですよね~(;'∀')
返信する
Unknown (たっきー)
2021-05-30 22:06:39
そういう世界があるんですね・・・

おカネに縁が薄いもんですから・・・(笑)

YHさん、そういう仕事をされてたんですか、大変だったでしょう
返信する
Unknown (みかん農家)
2021-05-30 22:55:46
バブルおが、まだまだ続いているのですね。
その世界は知らないですが、いろんなことがあるのですね。
返信する
Unknown (溶射屋)
2021-06-01 05:26:30
元単身赴任のYHさん

おはようございます。

実際のことを書いているからこそ真実味があるし、迫力があるのでしょうね。

>ワタクシYHは若い一時期、回収の業務を担当したことがあります。

大変なお仕事もされていたのですね。
返信する
Unknown (通勤ウォーカー)
2021-06-01 08:28:16
こんにちは

私も現役時代

経理の債権回収を担当していたので

その苦労は少しだけわかります。
返信する

コメントを投稿