元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

活気ある職場にするための12の質問

2006年01月20日 | モチベーション
「才能ある従業員が求めるものは、高額な報酬や職場環境、福利厚生より、マネージャーとの信頼関係」。米国ギャロップ社が、長年蓄積した膨大なインタビューを元に導き出した結論のひとつです。意外とシンプルです。


まず、ルールを破れ(マーカス・バッキンガム カート・コフマン)

職場を測る従業員への12の質問。
とても不満は1点、とても満足に5点をつけてもらいます。
この点数が、活気ある職場か否かの評価点です。
活気があり、生産性の高い職場を作りたいマネージャーは、この12の質問、特に1~6の質問に対応するマネジメントが必要になります。

1.仕事の上で自分が何をすべきか、要求されていることが分かっているか
2.自分の仕事を適切に遂行するために必要な材料や道具類がそろっているか
3.毎日最高の仕事ができるような機会に恵まれているか
4.最近1週間で、仕事の成果を認められたり、ほめられたりしたことがあるか
5.上司や仕事仲間は、自分を一人の人間として認めて接してくれているか
6.仕事上で自分の成長を後押ししてくれている人が誰かいるか
7.仕事上で自分の意見が尊重されているか
8.会社のミッション・目的を前にして自分自身の仕事が重要だと感じられるか
9.仕事仲間は責任を持って精一杯クオリティの高い仕事をしているか
10.仕事仲間にだれか最高の友達がいるか
11.最近半年間で、自分の進歩に関して誰かと話し合ったことがあるか
12.仕事上で学習し、自分を成長させる機会を与えられたことがあるか


■言葉の定義と4つのカギ

この本では、
・「才能」の定義
・リーダーとマネージャーの定義と役割
・優れたマネージャーに共通する革命的な考え
・すぐれたマネージャーの4つのカギ
・1年に1回の、マネージャーから部下へのインタビュー項目
・3ヶ月に1回の、マネージャーから部下へのインタビュー項目
など、膨大なインタビュー実績を元に、すぐれたマネージャー像ととるべき行動をじっくり定義してくれます。

優秀ではない普通のマネージャーは、「才能」と「技能」「知識」を混同し、優秀ではない部下に多くの時間を使って指導する、誤ったマネジメントをしているとか。

ちなみに才能は、3つしかないそうです。

・努力する才能
・考える才能
・人づきあいの才能

簡単なノウハウ本ではありませんが、マネージャーは読んで損はありません。
お勧めです。

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