団体戦という文化

世界陸上が閉幕しました。マラソンに“国別団体戦”もあるのですね。日本が得意とする団体戦。これって日本の文化ですね。
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◆団体戦

柔道・剣道・空手などの武道や相撲、駅伝。いずれも、団体戦。運動会やＮＨＫの歌合戦も紅白の団体戦。
チーム全員が、勝利に向ってベクトルを合わせがんばる。これ、日本の文化ですよね。
大好きな高校野球も、全員が一つのボールに魂を集中してがんばる団体戦だから、見る人のココロを打つのだと思います。

職場で、年に２～３回は業績を競うコンペを行っています。
以前は、個人戦を中心にやっていたのですが、盛り上がりがイマイチ。というわけでここ２年は、チーム対抗戦中心のコンペをやっていますよ。チーム戦となると、リーダーの力の入れ方が違います。作戦会議を開いたり、全員のモチベーションを高めたり、メンバーもしらけている暇はありませんよ。明るく元気！

団体で盛り上がるっていいね。


◆町おこしも団体戦

日経ＢＰ on lineに“何もない町を変えた鍋合戦”/という記事があります。



宮崎県児湯（こゆ）郡にある５つの町が、年に２回、オリジナル鍋で対抗戦をやるんです。これ、団体戦なんです。
そのイベントは、今や1万人が参加する大イベントになっちゃってます。


鍋合戦。
それだけを聞くと、「へ～っ」と思うだけなんですが、ここに至った経緯を読むと、感動しますよ。

川南町は、農産と漁業では全国有数の町。でも農家と漁師の交流は無かったんです。

『先ず、飲み会をやろう』
『それぞれがおいしいものを持ち寄ろう』
『農家と漁師が、それぞれおいしい鍋を持ち寄ろう』
『農家と漁師が一緒においしい鍋を作ろう』
『隣町から、鍋戦を申し込まれたよ。じゃ、町が一つになってオリジナル鍋を作ろう』

こんな調子で盛り上がって、ついには1万人規模のイベントに。
ここに至る過程で、町民を引っ張る若きリーダーがヤッパリいたんです。感動です。

そういえばこの町、月一回の軽トラ市でも大成功しています。


団体戦と言う日本の文化。
大切にしたい一つです。

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