元単身赴任ミドルのブログ foggy

40代の単身赴任中間管理職の頃に始め、60歳を過ぎた今は思いつくままに書いています。大分県日田市出身、福岡市在住

トヨタ方式で理想の病院ができる

2006年04月14日 | 営業・マーケティング
「トヨタ方式」「カイゼン」は、今や経営を語る上で欠かせないワードですね。トヨタ方式が、理想の病院まで作ってしまったようです。恐るべし。
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■理想の病院作り

シアトルのヴァージニア・メーソン病院は、病院改革のために、2001年から1億8000万円を投じて日本での研修を開始。
でも研修先は病院ではなく、トヨタ自動車。
ここで、資材に余分も不足も出さず、欠陥のない製品がどうしてできるのかを研修したそうです。

そして、病院改革。

成果は次のとおりでした。

1。外科手術に必要な器具を60%削減
2.殺菌される器具が4万点減少
3.患者が移動する距離が200m以上短くなった
4.不要物で占拠された部屋が減り、患者にあてる空間が増した
5.感染症の発生が大幅に減少した
6.改革初年度の経費が、前年比1000万ドル減少した

まさに魔法の改革ですね。

さすがトヨタ方式ですね。




■雑誌「クーリエ・ジャポン」

この病院改革の話は、雑誌「クーリエ・ジャポン」に掲載されていました。

この雑誌は、海外の記事や日本駐在記者の記事で構成されており、結構、面白いです。今号では、「5大陸メディアからの警告 中国が世界を食い尽くす」という特集が組まれています。

小見出しを見ると。

・ロシアの人々が中国に脅える4つの理由
・植えた10億人が押し寄せ、祖国ロシアが危ない
・氷点下のラスベガスでポーカーに興じる中国人
・極東の公用語は10年後、中国語に
・EUとの繊維摩擦が過熱!「中国ブラジャーの脅威」
・南米の足元を揺るがす中国製シューズとの戦い

見出しだけでも楽しめるでしょう?

安く、最近は品質もよくなった中国製品が、日本だけでなく世界中に広がっているようです。それに伴い、各国の産業に大きな打撃が。

21世紀は、中国の世紀なのでしょうか?

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5 コメント

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Unknown (acb)
2006-04-14 10:32:32
 素晴らしい成果ですね。

それも トヨタの人をコンサルに雇って・・ ということではなく研修を受けたとはいえ アメリカの方がやったところがすごいと感じます。

トヨタ病院と言う病院があって そこは 患者を待たせないようにと言う事で カルテの自動搬送、患者の移動距離の短縮など 実際にやられています。

あいおい損保でも 生産調査部(TPSの伝道師軍団)が入って 自動車保険の支払い 2日以内?を実現しています。

どこに問題があるのか 徹底して見つけることに時間を費やす そして 解決案をしっかり見つける・・・ と書いてしまえば 当たり前の事なのだと思います。

場数から来るセンスには有るとは思うのですがね。

彼らと 議論しながら 「絶対に負けない!」との思いで現場の改善に取り組んだ事が懐かしいですね。
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思い出します (yasu)
2006-04-14 21:33:33
私の経験で、中国の脅威、実はもう10年以上前にあったんです。

前職で、繊維機械製造の大手企業に勤めていたのですが、本社が中国向けにどんどん繊維機械を輸出して、それで生産された糸や布が、数年後に南米に安く輸出され、そのせいでブラジルのグループ子会社の繊維機械が全く売れず、「子会社が潰れた」という笑えない話。

その当時、私はそのブラジルの子会社に、生産技術者として駐在してました。



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中国の脅威 (カズ)
2006-04-14 23:18:04
乱暴\な飛躍かもしれませんが…

映画界でも、最近「SAYURI」の主役をチャン・ツィイーがさらいました。



批判ややっかみが飛ぶ中で、私はこの記事と同じことを思い浮かべ、ちょっとゾッとしたのでした。
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Unknown (活用!!コーチングこと森のbear)
2006-04-15 11:14:49
yasuさん、こんにちわ。いつもコメント有難う。

病院の話、興味ぶかいですね。よく、会社ではコスト削減をしろ、それも予算作成の時期や、見直しのとき。でも、具体的でないんですよね。比較するのは、同業他社、しかし、業界をかえること、つまり視点をかえることが、ムダ・ムリ・ムラを発見させることになるんですね。
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コメントありがとうございます (YH)
2006-04-15 20:23:54
◇acbさん

acbさんは、この会社のことをよくご存知なので、コメントに説得力がありますね。

トヨタ病院というのもあるんですね。これまた、すごそうです。



◇yasuさん

ブラジルにいらっしゃったんですね。

ブラジルで中国の脅威を肌で感じていたんですね。

記事のウラが取れました。



◇カズさん

SAYURIは、私も見ました。

まさにチャン・ツィーのための映画でしたね。中国の脅威、映画までも。



◇森のbearさん

確かに、業界比較が多いですね。

「あの会社にできているのにウチはできていない!」 ほとんど同業他社との比較ですね。

他業種から学ぶという視点が必要ですね。
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