面白い小説に出会いました。半年ぶりぐらいの面白さ!
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■天上の葦
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96歳の正光は、渋谷のスクランブル交差点で空を指さしながら絶命した。
興信所の鑓水と修司のもとに、
「彼は何を指していたのかを突き止めてほしい」
と奇妙な依頼が来る。
同じ頃、公安警察官の山波が突然、姿を消す。
山波をマークしていた公安警察官の半田も消息不明。
彼らの捜索を依頼された休職中の警察官・相馬。
それぞれが細い糸を手繰り始める。
やがてそれぞれの細い糸は、瀬戸内海に浮かぶ小さな島に行きつく。
そこには太平洋戦争の重い記憶を持つ老人たちがいた・・・。
・・・・・・・・・・
展開が早く、でも細部に矛盾が無く展開します。
太平洋戦争時の陸軍報道部の闇の歴史を背景に、マスコミを操作しようとする政治家と公安幹部たちが悪役で登場します。
単なる警察小説ではなく、推理小説でもない。
骨太のとっても面白い小説に出会いました!
■戦争と公安
この小説の展開の底辺に、登場人物の陸軍報道部時代の反省があります。
米軍による太平洋の各拠点の奪還や東京大空襲、広島・長崎への原爆投下を
「敵機● 機撃墜」「被害些少」とうその発表を繰り返し、報道機関を恐怖で支配した組織です。
そしてもう一つは、現在の公安警察。
この恐ろしい二つの組織への強烈な批判が、小説の底辺に流れています。
単なる警察ものではないんですね。
とても興味深く、面白い小説でした!
太田愛さんの作品を続けて読みたいと思います〜
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この小説、知りません。
でも、面白い小説に出会う喜びは格別ですね。
早く読み終わるのがもったいない、という小説に出会うことがありますね。
おもしろそうな小説ですね( ^^) _U~~
最近では小説や漫画を原作にしたドラマが多いですよね。そして、警察物と医療ものが特に多いですね。これもそのうち!?
面白そうです。
応援ぽち2.
歴史を絡めたサスペンス、でしょうか。
僕の知らない作家さんです。おもしろそうですね。
最近、読みたい本が見つけられていないんです。
これ、読んでみたいです~
おはようございます。
YHさんがお勧めの本は間違いがありません。
買います!(^.^)
ポチッ!
面白そうだけど、「読んでちょうだい」と順番待ってる本が列をなしてるの。
断捨離もいっこうに進まず、どうしよう。