登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

アカヤシオ・赤薙山ヒネリギ沢左岸尾根

2018年05月06日 20時38分39秒 | 日光連山
H30年5月6日、赤薙山を歩いてきました。

霧降高原から赤薙山への登山道を歩くと左手に大きな尾根が赤薙山に突き上げているのが眼につく。
これが中ノ沢とヒネリギ沢に挟まれたヒネリギ沢左岸尾根(他に名がついているのかも)
実に魅力的な尾根、いつか歩いてみたいと思っていた。
木々はまだ芽を吹いたばかり、ヤシオだってまだ見られるかもしれないと半分期待して

地図を見ると急斜面が続く。駐車場所は標高961m、赤薙山頂2010m、標高差は1049mと厳しいもの。
笹尾根もあることからダニ対策にスパッツを着け虫よけスプレーを吹きかけ、熊も怖いので鈴着用

下山口の霧降高原駐車場と取り付き口の高原歩道入口との距離は約4.5キロ、チャリを霧降高原駐車場にデポし繋ぐことにした。今回もソロで。

高原歩道入口7:20~中ノ沢渡渉点7:30~1404mP~土平8:40~(1767mP)10:05~10:50赤薙山・昼食11:10~小丸山12:00~霧降高原駐車場12:30~(自転車)~12:50高原歩道入口
5時間30分の山散策でした。

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ヒネリギ沢左岸尾根には登山道はありません。


高原歩道入口付近の路側帯に駐車


ここから取り付く


歩道終端からこの斜面を降りると中ノ沢の河原に出る。


歩くべき尾根はヒネリギ沢と中ノ沢に挟まれた所なので中ノ沢を渡渉しないといけない。
右往左往しても簡単に渡れそうな所はないが、ここぞと見つけて渡りきる。


尾根に取り付いた。ミツバツツジが多く咲いているが終盤、ヤマツツジは蕾


この尾根はツツジ尾根、標高を上げるにつれシロヤシオも咲きとても贅沢な気分


今年のシロヤシオは花と新芽が同時に始まったようで葉に隠され写真映りがよくない。












花ばかり追いかけていたが足元の倒木には・・これはシイタケに間違いなさそう
栽培でもしているかのように多くあった。


またヤシオを追いかけて




尾根の斜面にもヤシオは続く


土平(どたいら)
赤薙山への尾根のほぼ中間部 急な斜面だが広い笹原が広がり景色が良い。
この笹の斜面が長くきつかった。笹は膝下くらいであるが足にまとわりつき歩きにくい。


この先に小さく見えるピークは凄いぞと疲れも忘れ足早になる


ここまではアカヤシオは終わっていたが、土平付近から綺麗なアカヤシオも見られる。


1767mP付近はピーク全体がアカヤシオが群生地。ここは綺麗でした~
厄介なのは背の低いコメツツジの群落だ。跨ぐこともくぐることもできないのでこの群生地に潜り込むのは苦労する。


このピークに登りつめるとこんな感じで綺麗です


さらにこのピークを上の尾根から見降ろすと・・綺麗ですね~


多くはないがミネザクラもポツポツと咲き始めてます。


さらに上部ではアカヤシオも咲き始め、蕾もあり良い感じです。女峰山をバックに


赤薙山が近づきました。右端のピークでしょう


赤薙山直下は歩き易い。ここは赤薙山山頂から南に向かって始まる尾根の等高線の間隔が開いているあたり、標高でいえば1960メートル付近


樹の間から歩いてきた尾根を見降ろす。土平付近が分かりやすい。


ロープを潜り抜け赤薙山頂。スタートして3時間半、暑さも加わりきついものだった。
ここで昼食。ここまで出会うこともなかったが、ここからは多くのハイカーと交差する。


右手には歩いて来た尾根を見ながら小丸山への登山道を降る。
左手には高原山、その手前には栗山ダム、月山など


小丸山。赤薙山から左に延びているのが今回歩いた尾根


長い天空回廊の階段道を下る。階段下にはカタクリが多く咲いている。


無事に霧降高原レストハウスに着いた。ここからはチャリでひとっ走り


車道途中で赤薙山全体が良く見える位置があった。
赤薙山を中央に左尾根がヒネリギ沢尾根、右尾根が霧降高原レストハウスに繋ぐ尾根、中央の谷沿いに中ノ沢


ちょっと手強かった赤薙山南尾根。でもそこは嬉しいことにツツジの宝庫だった。
達成感ある山歩きでした。