月と星の輝きが庭を照らすと、
花々が浮かび上がっている。
すっかり半袖の季節になったが、
まだ朝晩は清々しく過ごしやすい。
しかし、
今日のような分厚い入道雲は、
浜辺の街の煌めく海を思い出す。
明日は雨のようだ、春に萌えていた木々が、初夏には若葉をつけ、雨模様の日は若葉に都会の喧騒を忘れ、窓からは涼しい風が入ってきた。
今年は長梅雨になるのだろうか、この季節は雨と冷房で体は冷え、タオルで濡れたそれを拭くのが肝要だ。健康に留意して下さい。
🚃この季節に電車で驟雨が降ると肌寒い、赤いカシミヤのセーターを見ると彼女ではないかと目で追ってしまう。浜辺の街で育った彼女は、うつろな季節に入っても、煌めく海の爽やかなそよかぜを運んでくる。人はなぜ海がすきなのか? 煌めく海の景色は、二人を何かを促してくれる。