光陰矢の如しというが、
夏至から1カ月になる。
真夏の暑い陽射しの午前中、
昼下がりに一雨降ってくれば、
涼しい風が吹き果物でも食べると、
果物の香りが暑さしのぎになる。
Whispers&Promises
蝉の声も聞こえも始め、日差しの眩しさに木陰に入ると、蝉の声も聞こえ束の間涼をとる。今月もあと残すところ一週間、8月の声を聞きながら秋風にどこか淋しさを感じる。しかし、残暑に入っても陽ざしは長く、長い一日にまだ得したように思える。
犬を連れた少年が彼女のそばを通り、
その少年の日焼けした顔に僕は一瞬やきもちをやいてしまったことを思い出すと、どこかその合理性のない考えに僕は悩んでいた。その少年のレストランは、ヤシの葉が穏やかな波のように微風に揺れている。海と空と溶け合うような景色に、空は水色のカップのように輝いている。
“Want to take your lip, I don't want to lose it"、と彼女は言う。