スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

葉山の里山道②

2020-02-18 | 鎌倉・逗子・葉山


この辺りは 梅の木が多いように 思われます。
紅梅、白梅、花が真っ盛りで、馨しい香りが 漂ってきます






御用邸水源地

この辺りは 湧水が豊かで、1913(大正2)年 特に良質で豊富な
湧水の地を買い上げ 御用邸の 生活用水にしていましたが、
1974(昭和49)年 施設損傷などのため 廃止されたそうです。

      




町の天然記念物に指定されている 梅の古木
      

白加賀系の ‘曙’ という品種で、樹齢 100年といわれます。(個人宅所有)
腰の曲がった翁のような 老木ですが、枝いっぱいに 花を咲かせています





星山の 庚申塔

榎の大木の根元に 石像が 並んでいます。
手前のは 1715(正徳5)年 造立。左右の腕が 万歳スタイル(笑)
葉山の庚申塔には このスタイルが よく見られます。




一帯を流れる「下山川」に沿うように、更に 歩いて行きます。
やがて、道の左側に 苔むした茅葺屋根を頂く 豪壮な門☆

茅山(ちざん)荘

荏原製作所の創設者で「即翁」の号を持つ 数寄者として知られる
畠山一清氏の別荘でした。 母屋は 千葉県にあった 江戸期の農家の
良材を選んで移築、門や観音堂を 鎌倉から移築するなど、粋を
凝らした造りの いずれも 茅葺の建物だそうです。(非公開)
現在は、所有者が 替わっているようです。


歩いていると、富士山が 見えたり隠れたり・・

昨日とは 打って変わって、風もなく 上々のお散歩日和です☆




無住の観音堂が ありました。(個人所有地内)

創建時期や由緒は 不明ですが、山里の趣が漂う 小堂には
聖観音像と子安観音像が祀られ、里人が管理しているとか。


お堂の左を 少し上ると、木造の祠。
伝 平兼盛の墓

全高125cmの
凝灰岩製の五輪塔。
「 忍ぶれど 色に出にけり~」で知られる 平安歌人。
従五位上駿河守に任ぜられたという 貴人のお墓が、
一体どのような縁で こんな鄙びた地に?


この辺りの 平(たいら)という地名も 関係があるのでしょうか?

平(たいら)の 庚申塔




稲荷神社の 赤い鳥居が見えてきました。
      
鳥居の先には、恐ろしいほど急な 長~い石段が 続いているので・・・
石段の下で、回れ~右 (笑) 




急な坂道を上り始めた所に、また 庚申塔がありました。

茅木山(かやぎやま)の 庚申塔

此処にも 万歳スタイル\(-o-)/が。 1680(延宝8)年の 造立。 




峯山(標高140m) 北麓の 高台にある 住宅地を抜けると、
高原状の 眺めの良い平場に 畑が広がっています。


水仙の咲く畦道で 小休止して 水分を補給したら、
さぁ、いよいよ海を目指して 山道を 歩きます!




(続)



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