スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

平塚の洋館

2018-07-25 | 神奈川


美術館からの帰り道、八幡山公園の中にあるこの建物。

「旧横浜ゴム平塚製造所記念館」
(愛称: 八幡山の洋館)

市内に唯一残る 明治時代の洋館だそうです。 1912(明治45)年 築

木造平屋建 塔屋付き



南側

特徴のある装飾塔、アーチ型の上げ下げ窓や 窓下の装飾☆


これまで 外観だけしか見たことがなかったのですが、
今回は 内部を見学させて貰うことに。(見学無料)

他の部屋は使用中だったので、南側の応接室を見学しました。

カーテンは、上端をアーチ型額縁に直に釘打ちされています。
その上から押さえ金具で釘止めして床下まで垂らし、中間部で
左右に引き分け束ねて、タッセルで 房掛金具に止めてあります。


一か所 色の違うカーテンは、天皇行幸の折に休息所として
使われた当時のものだということです。



建物西側の庭には、夏バラが


当初 日本火薬製造(株)の英国人技術者の社宅でしたが、火災で焼失し再建。
のちに 日本海軍火薬廠の将校クラブ(水交社)、戦後 進駐軍の接収を
経て 横浜ゴム(株)所有となり、2004(平成25)年 平塚市に譲渡されて
現在地に移築。 現在は 市民の文化活動などに 広く利用されています。

激動の時代の変遷に 翻弄されてきた建物が、
今やっと 安住の地を得たというところでしょうか。


コメント    この記事についてブログを書く
« 金魚 | トップ | とれとれ初美人 »

コメントを投稿

神奈川」カテゴリの最新記事