美術館からの帰り道、八幡山公園の中にあるこの建物。
「旧横浜ゴム平塚製造所記念館」
(愛称: 八幡山の洋館)
市内に唯一残る 明治時代の洋館だそうです。 1912(明治45)年 築
木造平屋建 塔屋付き
南側
特徴のある装飾塔、アーチ型の上げ下げ窓や 窓下の装飾☆
これまで 外観だけしか見たことがなかったのですが、
今回は 内部を見学させて貰うことに。(見学無料)
他の部屋は使用中だったので、南側の応接室を見学しました。
カーテンは、上端をアーチ型額縁に直に釘打ちされています。
その上から押さえ金具で釘止めして床下まで垂らし、中間部で
左右に引き分け束ねて、タッセルで 房掛金具に止めてあります。
一か所 色の違うカーテンは、天皇行幸の折に休息所として
使われた当時のものだということです。
建物西側の庭には、夏バラが
当初 日本火薬製造(株)の英国人技術者の社宅でしたが、火災で焼失し再建。
のちに 日本海軍火薬廠の将校クラブ(水交社)、戦後 進駐軍の接収を
経て 横浜ゴム(株)所有となり、2004(平成25)年 平塚市に譲渡されて
現在地に移築。 現在は 市民の文化活動などに 広く利用されています。
激動の時代の変遷に 翻弄されてきた建物が、
今やっと 安住の地を得たというところでしょうか。
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