「アメリカ山公園」を出ると、すぐ近くに外国人墓地。
普段は非公開で門が閉じられていますが、今日は開いていて
募金に応じれば見学できるというので、入ってみました。
初めての体験です。
1854(安政元)年 再来日したペリー艦隊の乗組員水兵が墜死した際に
要求に応じ、埋葬地として幕府がこの地を提供したことに始まるそうです。
約1.8haの墓域に、41か国 約4300人が永眠しているといいます。
近代日本の黎明期に貢献した人達も多く眠っているということですが
時代の推移とともに無縁墓も増え、管理する財団やボランティアの人達が
管理費用捻出の一環として、3~12月の土日祝日に公開しているそうです。
門を入ると、すぐ右側に資料館。
この墓地の歴史や、墓石の種類・埋葬者に関するパネル展示があります。
順路標示に従って ぐるっと一巡します。
ロシア正教の墓石だそうです。
東方クロスと呼ばれ、十字架の上の横木はイエス処刑の時 罪状を
書いたものの名残り、下の斜めの木は足を置く木を表しているとか。
十字架に丸を組み合わせたセルティック(ケルト)と呼ばれる形は
アイルランドやスコットランドの人のものだそうです。
飛行機と[Captain]の文字は、航空関係の方かも。
最近は日本人の墓石にも、変わった形のものが見られるように
なってはきましたが、外国の方の墓石は本当にさまざまな形ですね。
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