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機微談語[きびだんご]

心の動きや物事の微妙な趣を徒然なるままに…。初めての方は注意事項もお読みください。

京の冬の旅(1)

2019-03-05 19:12:46 | 旅・おでかけ
さて、もう3月です。

2月末に、またしても京都に行ってきました。


今回は



ということで、


こんなコースで行ってきました。

建仁寺(霊源院両足院本坊)
 
花見小路でランチ
 
二条城
 
妙心寺(天球院)





9時頃に京都に着き、

帰りにスムーズにお土産を買えるように見繕ってから

駅の総合観光案内所へ。

バス・地下鉄の1日乗車券とスタンプラリーの用紙をGETしてバスに乗り込みます。

朝一の為か、意外とすんなり乗れました。


まずは、霊源院にある初公開の狩野山楽の布袋像を見に行きます

規模は小さいのですが、布袋像の他に織田信長の書状、

今川義元の書状、一休さんの肖像画など、

見ごたえのあるものが多かったです。

中巌円月坐像の胎内仏『毘沙門天立像』もかなり間近で見られました。


その後、両足院へ行って伊藤若冲の『雪梅雄鶏図』や

長谷川等伯の『竹林七賢図屏風』や『水辺童子図』も堪能してきました


次は、建仁寺の本坊を回り、花見小路でランチ


今回は、侘家古暦堂の石焼の親子丼にしました。



鶏肉は炭火焼きで、卵が2個入っていて目の前で混ぜて仕上げてくれます。

最後に生卵を1つ落としてくれます。

刻みのりはかけ放題、鶏のだし汁がついているので、

ひつまぶしのようにだしをかけて食べることもできます。

しかも、石鍋なのでおこげができて、

お茶漬けあられのようになっておいしかったです。
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芸術と紅葉の京都 その4(永観堂)

2018-12-06 23:36:39 | 旅・おでかけ
南禅寺の前を通って、



今回、最後の目的地、永観堂へ。



いい感じに見ごろの紅葉がきれいです。

建物の中は撮影不可でしたが、

中庭の紅葉もきれいだったので、思わずパチリ。



一枚の絵のようです。


勅使門の向こう側にも紅葉を透かし見ることができました。




池に映り込む紅葉もきれいです。



写真中央に写っている多宝堂へは、140段の石段を登っていくのですが、

頑張って登ると絶景が眼下に広がります。


今回、ここへ来た目的は紅葉ももちろんですが、

首を左にかしげ少し口を開けている『みかえり阿弥陀』も。

永保二年二月十五日の早朝、

阿弥陀堂で夜を徹して念仏行に励んでいる姿に気づき足を止めた永観律師に対し、

左肩越しに振り返り、「永観、遅し」と声をかけた時の姿なのだそうです。


それと永観堂の七不思議のひとつ、狩野探幽が描いたといわれる欄間の『抜け雀』。

ここに描かれた雀があまりにも見事で、

30羽のうちの1羽が抜け出して飛んで行ってしまったとか

夕方に行ったので、少し薄暗くなっていて、ちょっと見づらかったです。

実は、最初はまったく気づかず、出口の所で係員さんに教えてもらって、

もう一度回って観ることができたのでした


ほかの七不思議も

応仁の乱の戦火を逃れた『火除けの阿弥陀』、

藤原関雄が古今和歌集にその美しさを詠んだとされる『岩垣紅葉』

山の斜面に沿って、くぎを一本も使わずに造られた廊下『臥龍廊』、

長く三本の葉がなる『三鈷の松』を観てきました。

「三鈷」とは、「智恵」「慈悲」「真心」を表すそうです。

(高野山にも弘法大師が唐から日本へ向けて投げた三鈷杵(法具)が引っかかた松が

三葉の松で『三鈷の松』としてまつられています)

この珍しい松を持つと、三つの福が自然と備わるといわれるらしいです。



構内の売店で無料配布されているので、

しっかりちゃっかり、ありがたく頂いてきました
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芸術と紅葉の京都 その3(祇園)

2018-12-05 22:08:49 | 旅・おでかけ
建仁寺を楽しんだ後、

ちょうどお昼時になったので、そのまま祇園花見小路へ。

どこに入ろうかウロウロしていると、

見つけてしまいました

祇園佐川にしかないという噂の(?)三輪自転車



よく見る佐川のトラックの模様ではなく、

祇園の景観に合わせて、〇に飛脚の『飛』のマークがついています。


ウキウキした気分で、花見小路をさらにウロウロ。

店頭にあったメニュー表をみて、

お手頃価格のお店に入ることにしました。

注文した料理は、こんな可愛い容器に入ってました。



中はこんな感じ。



湯葉の乗ったご飯、茶わん蒸し、だし巻き卵、生麩田楽、

おばんざい盛り合わせ、お味噌汁、お漬物。

おいしかったですし、量もちょうどよく、2580円のお手頃価格で満足です


大規模改修を終え、11月1日に再開場した南座。



威風堂々とした佇まいですね
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芸術と紅葉の京都 その2(建仁寺)

2018-12-04 21:38:42 | 旅・おでかけ
次に行ったのは、三十三間堂の雷神風神をもとに描いたのではという説もある

俵屋宗達の『風神雷神図屏風』(デジタル複製)を観に建仁寺へ。

今回、三十三間堂 建仁寺の順に回ったのは、

これを見比べてみたかったからです。


こちらは、望闕楼(ぼうけつろう)という三門。



空、無相、無作という三つの境地の門を通って

仏の国へ行くということで『山門』ではなく『三門』なのだそうです。

静岡の安寧寺(武田軍から逃げる家康をかくまったとされるお寺)から

移建されたものだそうです。


中に入ると、まず目に入ってきたのは、

俵屋宗達の『風神雷神図』の大きなパネル画が、

で~~~んと出迎えてくれます。


風神雷神を堪能したら、

スリッパを履いて法堂(はっとう)へ。



平成14年に小泉淳作によって天井に描かれた『双龍図』。

片方は口を大きく開け、もう片方は口を閉じています。

これはいわゆる『阿吽』ということなのでしょうか。

迫力があって、見上げていることもあるせいか、

思わず口がポカンと開いてしまいそうです


法堂から戻り、海北友松(かいほうゆうしょう)の

『雲竜図』を間近で鑑賞し、小泉淳作のとはまた違った迫力を感じます。


同じく海北友松の『竹林七賢図』、『山水図襖』(檀那の間)と観て回り、



『琴棋書画図襖』(衣鉢の間)も素晴らしかったです


その後は潮音庭を眺めながら、大書院にある

俵屋宗達の『風神雷神図屏風』(デジタル複製)。



写真を撮ってみたら、風神の方のガラスに映り込んだ天井の梁が

何となく効果線のようになって、より躍動感のあるものになりました


一番のお目当てに満足した後、目を引いたのは、

染色画家・鳥羽美花の『船出』。



鮮やかな青い世界が広がります。

この写真では襖4面ですが、実際にはこの右側にさらに4面の襖が続き、

青い迫力に圧倒されます。




青の迫力に高揚した気持ちを『〇△☐の庭』で鎮め、建仁寺を後にします。
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芸術と紅葉の京都 その1(三十三間堂)

2018-12-03 21:22:38 | 旅・おでかけ
先日、久しぶりに京都に行ってきました。



今回のテーマは

芸術と紅葉の旅』


ということで、まずは、修学旅行以来の三十三間堂へ。



久しぶりに見た千体の観音立像は圧巻でした

国宝の雷神風神像は、しゃがんで見上げると

より一層、躍動感があります。


目の不自由な方にも、観音像や

三十三間堂のお堂の長さがわかるように

触れる模型もあります。

観音像は、ご利益がありそうで、目の不自由な方だけでなく、

目が不自由ではない方も触っていました。

勿論、私も触ってきましたよ
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