先日見た動物管理センターでの殺処分の動画(あえてリンクはしません)。
一定の期間を過ぎても飼い主さんが見つからない場合、
その犬猫は、炭酸ガスによって殺処分されてしまいます。
「
どうにかしてやりたくても自分達でもどうにもできないから、
せめて死を待つ犬猫達の為に蚊取り線香を炊いてあげたり
最後の食事ぐらいお腹いっぱい食べさせてあげたい」
そんな優しさを持つ動物管理センターの職員さんが
本来は飼い主が負うべき贖罪(精神的苦痛)を
代わりに負っています。
そんな動物管理センターに、子猫を連れてきた親子がいました。
拾ってきた仔猫を2ヶ月飼ったが
夏休みに数日間の旅行へ行く為に飼育を放棄したのです。
(旅行で)海に行くから、海を断るか猫を飼うか
子供達に決めさせたという親。
母親は涙声で
「どうにもならないからってい言って…なかなか子供にも辛い選択で…」
と言っていました。
「動物を飼うことの難しさや命の大切さをどう考えているのか?」
の問いに
「でも(子供たちは)優しさが今度は芽生えてきて…
何ヶ月間か飼ったけど、良かったかなっていう…
今度またここ(動物管理センター)で
飼う猫でも探せたらいいかなって…、飼える時がきたらね」
と答えていました。
小さいけれどひとつの命なんだから、そんなに軽く考えないで

この親子に拾われなければ、もっとちゃんとした人に拾われて、
幸せに暮らせたかもしれないのに…。
この親の無責任ぶりが信じられません

その1:子供が拾ってきた猫を飼いたいと言った時に
「ちゃんと世話をするから飼いたい」と言われて、
簡単に「いいよ」と答えてしまったのでしょう。
(子供にいいカオしてどうする?!)
「
猫を飼う責任」を子供に押し付けた親。
「毎日の世話の他にも、病気になったら看病をしなくてはいけないし、
このコを置いて旅行にはいけないけど、それでも飼いたいのか?」と
確認しなかったのでしょうか?
その2:旅行か猫かを決めさせ「
猫を捨てることに対しての責任」までも
子供に押し付けた親。
旅行に行くから飼育放棄なんて…。
誰にだって分かるこじつけの理由ですよ。
旅行の間だけでも預かってくれる知り合いを探すとか、
ペットホテルを探すとか、ペットと泊まれる宿を探すとか…。
飼い続ける方法はいくらでもあります。
もし、この親は子供か旅行かと選択を迫られた場合、
我が子を見捨てるのでしょうか?
その3:インタビューで「子供達に優しさが芽生えてきた」
「飼える時がきたらココで猫を探したい」などと
いけしゃあしゃあと言ってのけた「
猫の命に対しての責任」が
頭にない親。
子供からみれば単なる「別れ」であって、
ここへ連れて来られた仔猫にどんな未来が待っているのかなんて
知らなかったのかもしれません。
もし、この仔猫たちが殺されてしまう運命なのだと知っていたら、
もしかしたら旅行の方を諦めたかもしれません。
この子供達には優しい心より、「飼えない状態になったら手放して、
飼いたくなったらまた飼えばいい」という無責任な心が
芽生えてしまったかもしれません。
母親の涙は、TVに映っているからという
世間体の為のパフォーマンスにしか見えませんよ。
教育ということを考えれば「
最期まで面倒をみる責任」を
しっかりと教えるべきでしょう?
邪魔になったからって簡単に捨てられた時の猫の気持ちを
考えられることの方が本当に優しい気持ちでしょう?
ペットにだって幸せに暮らす権利はあります

人間の身勝手でその幸せを壊す権利はありません

ペットを飼うということは、たまごっちを育てるのとは訳が違います。
ゲームのようにリセットはできませんよ

ペットは
「一緒に生きる」ことができる人にだけ飼ってほしいです