2017-0923-man2601
万葉短歌2601 うつつにも2413
うつつにも 夢にも我れは 思はずき
古りたる君に ここに逢はむとは ○
2413 万葉短歌2601 ShuF252 2017-0923-man2601
□うつつにも いめにもわれは おもはずき
ふりたるきみに ここにあはむとは
○=出典未詳。
【編者注】「正述心緒」(2517~2618、102首)の第85首。女。
【訓注】我れは(われは=吾者)。思はずき(おもはずき=不思寸)[下記注。04-0601吾者不念寸(われはおもはずき)、-609我者不念寸(われはおもはずき)、11-2601不思寸]。
【依拠本注-思はずき】回想の助動詞「き」「けり」「けむ」は、上代では、打消の助動詞「ず」にじかに接続する。