2020-1019-man3752
万葉短歌3752 春の日の3489
春の日の うら悲しきに 後れ居て
君に恋ひつつ うつしけめやも 狭野弟上娘子
3489 万葉短歌3752 ShuH286 2020-1019-man3752
□はるのひの うらがなしきに おくれゐて
きみにこひつつ うつしけめやも
〇狭野弟上娘子は(さのの おとかみの をとめ)=第3723番歌参照。
【編者注】中臣宅守・・・六十三首(3723~3785)の第30首、贈答歌群48首(3731~3778)の第22首。女。
【訓注】春の日の(はるのひの=波流乃日能)。うら悲しきに(うらがなしきに=宇良我奈之伎尓)。君に恋ひつつ(きみにこひつつ=君尓古非都々)。うつしけめやも(宇都之家米也母)。