2019-0212-man3090
万葉短歌3090 葦辺行く2902
葦辺行く 鴨の羽音の 音のみに
聞きつつもとな 恋ひわたるかも ○
2902 万葉短歌3090 ShuF676 2019-0212-man3090
□あしへゆく かものはおとの おとのみに
ききつつもとな こひわたるかも
○=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第127首。女。
【訓注】葦辺(あしへ)。音(おと=声)。聞きつつもとな(ききつつもとな=聞管本名)。恋わたるかも(こひわたるかも=恋度鴨)。
【類想歌】03-0390 軽池之 汭回徃転留 鴨尚尓 玉藻乃於丹 独宿名久二 紀皇女
(かるのいけの うらみゆきみる かもすらに たまものうへに ひとりねなくに)