高額薬価のキムリア

今朝の気温は14度清々しい朝、昨日の清掃の
後の街の中を歩いてきました。きちんと清掃
された側溝や道路など気持ちよく散歩出来て
ご機嫌な週の始まりです。
先日の佐々木先生のマガジンからをお借りし
てお薬の話を・・1回の投与で値段が約3300
万円する新薬が登場したそうですね。一体ど
んな薬で、なぜそんなに高いのですか??その
疑問はさておいて大手製薬会社のノバルティス
ファーマが開発した、がん治療薬「キムリア」
のことです。従来の治療が効かなかった白血病
などの患者を治します。国の中央社会保険医療
協議会（中医協）が5月15日、薬の値段（薬価）
を過去最高となる3349万円に決めました。
22日に保険適用され、新しく使えるようになり
ました。
キムリアの薬価が33百万円に決まってからその
価格の高さに驚く記事が多くでてきました。
オブジーボやキイトルーダ等の免疫薬の価格と
さほど変わらない価格の薬ですね。
オプジーボ等の免疫薬は、ポイントとなる免疫
を強化する薬であり、直接がんを消し去る機能
はありませんが、一方で、キムリアは、人の遺
伝子の中のがん転移する遺伝子部分をみつけて
その遺伝子配列を編集組み替えして、正常な遺
伝子に戻して体内に組み込みます。
ピンポイントでがんを治す、がん細胞を２度と
発生させない仕組みです。だから、一回だけの
治療ですむのです。
それでもかつて流行った高脂血症薬のように薬
効の薄い薬剤に数兆円も健康保険支払いをした
ことから考えれば、是非もありません。
本当に薬の世界の価格とは・・不思議な仕組み
ですね～　(≧∇≦)