ＧＴ－Ｒ in 筑波

テレビ東京系列で放映されている「激走！ＧＴ」という番組で、
土屋圭市さんや本山哲さんといった日本のトップレーサーが、
ニッサンＧＴ－Ｒを筑波サーキットで走らせるのを見ました。

ノーマルのニューＧＴ－Ｒで土屋さんが出したタイムは、
なんと「１分１秒９４」という市販車としては驚異的なもの。
一緒に走らせていたポルシェ９１１ターボ（９９７）は、
オートマチック仕様でタイヤの状態も悪かったらしいのですが、
「１分４秒１１８」と、２秒ちょっと遅いタイムでしたから、
どちらも四駆で、馬力や排気量がほぼ同等であることを考えれば、
ＧＴ－Ｒのタイムはかなり立派と言えるのではないでしょうか。
今年のスーパーＧＴレースで、ニッサンＧＴ－Ｒが大暴れするのは、
まず間違いないところでしょう。

それにしても、さすがはドリキン！
現役を引退しても、土屋さんの速さはまだまだ一級品です。
ただ、現役の頃に比べて、顔の表情が柔和になったように思います。
そういえば中嶋悟さんも、現役時代の目つきは鋭いものがありましたが、
引退後は穏やかな雰囲気になりました。

モータースポーツに限らず、勝負の世界で生きてきた人たちは、
現役を退くと、緊張感やプレッシャーから解放されるからか、
顔つきが柔らかくなることが多いように思います。
それだけ厳しい世界で心身を磨り減らしていたということなのでしょう。