この前「佐藤愛子」の本に、面白い話が書いてあった
兄のサトウハチローが、師事してた「福士幸次郎」という人は
「詩でお金をとるのは、詩人の恥だ」
と言って、いつも貧乏してる
それで、ハチローがお金を持って行くと
その金で本を買って、それを読んだ後、古本屋に持って行く
その本を売った金で、コメを買う
そんな事をしてても、やっぱり米が無くなる
ハチローも金が無いから、どっかから盗んでくる
すると先生は
「ハッチャン、お米があったよ、無いと思ってたけどあったよ」
と、それは嬉しそうに言う
もちろん(これは盗んできたんだろう)というのは解ってる
いかにも「佐藤愛子が好きそうな人」だな
こんな人は、今の日本には居ないだろうなぁ
佐藤愛子の本は、二十代から読んでたけど
最近になって、やっと本当の面白みが解ってきた
兄のサトウハチローが、師事してた「福士幸次郎」という人は
「詩でお金をとるのは、詩人の恥だ」
と言って、いつも貧乏してる
それで、ハチローがお金を持って行くと
その金で本を買って、それを読んだ後、古本屋に持って行く
その本を売った金で、コメを買う
そんな事をしてても、やっぱり米が無くなる
ハチローも金が無いから、どっかから盗んでくる
すると先生は
「ハッチャン、お米があったよ、無いと思ってたけどあったよ」
と、それは嬉しそうに言う
もちろん(これは盗んできたんだろう)というのは解ってる
いかにも「佐藤愛子が好きそうな人」だな
こんな人は、今の日本には居ないだろうなぁ
佐藤愛子の本は、二十代から読んでたけど
最近になって、やっと本当の面白みが解ってきた