12/23 住之江・グランプリ 山崎智也貫録のイン逃げV!& グランプリシリーズは長田が初のSG優勝!
【住之江・グランプリ】山崎2度目GP制覇!賞金1億円獲った ― スポニチ Sponichi Annex ボートレース
SG「第30回グランプリ」は23日、住之江ボート12Rで優勝戦が行われた。山崎智也(41=群馬)がインから押し切り、優勝賞金1億円を獲得。歴代3位タイとなる通算10回目のSG制覇とともに、12年以来2回目のグランプリ優勝を達成した。2着には毒島誠(31)が入り群馬ワンツー決着となった。
神に愛された男が、再びドラマチックに締めくくった。「勝利の女神が1人増えたので3年前より楽に勝てると思う」。こう22日の優出会見で話した山崎。その言葉通り、茅原の前付けも毒島の追い上げも難なく受け止め、鮮やかにイン速攻を決めた。
「足は大したことなかったが、インならスタートで遅れない限り大丈夫だと思っていた。だいぶ楽に勝てたかな。追っかけてくる毒島はかわいくなかったが、群馬ワンツーで終わろうと話していた。賞金1位から1号艇で勝てて最高」
グランプリ初Vの12年は賞金12位で参戦。優勝戦も4号艇だった。しかし、開幕直前に奏恵夫人(旧姓・横西)がレーサー引退を発表したことで話題を独占。当時の優出会見では「ボートレースの神様がドラマを求めるなら僕が優勝する」と言ってのけた。そして見事な有言実行。神がかり的なまくり差しを決め、黄金ヘルメットを勝ち取った。
今年は直前の9日に愛娘の寧々(ねね)ちゃんが誕生。「出産に立ち会って、カミさんが頑張る姿を見せてくれた。それで僕のスイッチを入れてくれた」。家族でつかんだ最高の栄誉と1億円。「早く子供の顔が見たい。グランプリを獲ったので育児休暇でも取ろうかな(笑い)。オムツ替えはまだ10回くらい。早く慣れたい」。もちろん、育児休暇などボートレーサーにはない。1月2日から新たな戦いが始まる。
来年の目標も当然、頂点に立つことだ。「初めて(グランプリを)優勝した時は翌年だらけてしまったが、子供が生まれたばかりだし気は抜かない」と決意表明。さらなるタイトル奪取に向けて突き進む。
この優勝により、山崎のSG優勝回数は大台の「10」に到達。彦坂郁雄、植木通彦(共に引退)の艇王2人に肩を並べた。「僕もまあまあ凄い選手ですね」。だが、目立つことが大好きな山崎。これで満足するような男ではない。史上5人目の年間SG3V、生涯獲得賞金額3位浮上も全て通過点だ。不惑を超えて黄金期に突入したトモヤが、16年もボートレースの主役を担う。
◆山崎 智也(やまざき・ともや)1974年(昭49)3月11日生まれ。群馬支部所属の41歳。同期は海野ゆかり、深川真二ら。92年11月の桐生でデビュー。SG10V、G1・29Vを含む通算79V。妻は元レーサーの横西奏恵さん。1メートル66、50キロ、血液型A。
◆次走 山崎智也の次走は1月2日からの桐生スポーツニッポン杯。江口晃生、秋山直之、久田敏之らと優勝を争う。石野貴之の次走は1月2日からの住之江一般戦。松井繁、田中信一郎、太田和美らが出場。毒島誠の次走は未定。池田浩二の次走は1月28日からのからつ一般戦。田頭実、妹尾忠幸、梶野学志らが出場。篠崎元志の次走は1月3日からの福岡一般戦。藤丸光一、平田忠則、篠崎仁志らが参戦。茅原悠紀の次走は1月2日からの児島一般戦。柏野幸二らとVを争う。
【住之江・グランプリ】戦い終えて (ボートレース) [ 12月24日 ]
今節の売り上げは149億6864万3500円。目標の150億円にわずかに届かなかった。
【グランプリ】山崎智也が2度目のGP制覇! - 予想王TV@SANSPO.COM
ボートレース住之江で開催された「SG第30回グランプリ(賞金王決定戦)」は23日、第12Rで優勝戦が行われ、1コースからスタートした1号艇の山崎智也(41)=71期、群馬支部=が逃げて1着。優勝賞金1億円を手にした。山崎は2度目の同レース制覇。SGは10勝目。
雨中での開催となった今年の頂上決戦は、展示からディフェンディングチャンピオンの6号艇・茅原悠紀が2コースに入り観衆をわかせた。本番でもインを狙った茅原が2コースに奪取。3号艇・毒島誠が4カドへ向かい162/345の進入となった。スタートは3コースから2号艇・石野貴之がコンマ12で先陣を切るなど、スロー3艇がコンマ1台に乗せた。
スリット後、石野はすぐ内の茅原にプレッシャーをかけるが、茅原も簡単にはまくりを許さない。1周1Mでは鋭いターンで逃走を図る山崎の引き波に乗る形となった茅原と、このあおりを受けた4号艇・池田浩二が後退しV争いから脱落。まくりを狙った石野と毒島、懐を差そうと試みた5号艇・篠崎元志も及ばず、山崎が先頭をキープする。
これに食い下がったのが毒島。2周1Mでは3番手を走る石野の攻めをかわしつつ山崎との差を詰めるが、山崎も隙のない走りでこれ以上の接近を許さなかった。結局群馬支部の2人がワンツーフィニッシュを決め、3着には地元の石野が入った。
GP優勝戦
1 1 山崎 智也 1’48’4
2 3 毒島 誠 1’49’2
3 2 石野 貴之 1’50’6
4 5 篠崎 元志 1’51’3
5 6 茅原 悠紀 1’52’4
6 4 池田 浩二 1’52’9
11号艇 .14 逃 げ
66号艇 .16
22号艇 .12
33号艇 .20
44号艇 .21
55号艇 .25
朝に行われた優勝戦出場選手インタビューでも、動きをかけると示唆するような発言をしていた茅原が、スタート展示のみならず、本番でも動いてきたことで、俄然、波乱含みの進入となったが、山崎が冷静に先に回って決着をつけた。2着争いは毒島と石野の争いになったが、毒島が抑えて入った。
今年はオールスターとグランドチャンピオンでいずれも1号艇をモノにし、SG連続優勝を果たした山崎。上半期ではこのほか、住之江と福岡の両GIも制したことで、マネーランキング争いのトップの座を、この時点でほとんど決めてしまった。
よって、下半期はいささか物足りなさを感じたが、最後の大一番はきっちりと決めた。これで獲得賞金は2億円を突破した。
今回のシリーズは機力そのものは平凡だった様子だが、4戦中、3戦が1号艇となれば「負けられない」。そうしたプレッシャーに打ち勝ったということは、賞金王の名に恥じない1年の締めくくりだったといえるのではないか。
【住之江・グランプリ】山崎2度目GP制覇!賞金1億円獲った ― スポニチ Sponichi Annex ボートレース
SG「第30回グランプリ」は23日、住之江ボート12Rで優勝戦が行われた。山崎智也(41=群馬)がインから押し切り、優勝賞金1億円を獲得。歴代3位タイとなる通算10回目のSG制覇とともに、12年以来2回目のグランプリ優勝を達成した。2着には毒島誠(31)が入り群馬ワンツー決着となった。
神に愛された男が、再びドラマチックに締めくくった。「勝利の女神が1人増えたので3年前より楽に勝てると思う」。こう22日の優出会見で話した山崎。その言葉通り、茅原の前付けも毒島の追い上げも難なく受け止め、鮮やかにイン速攻を決めた。
「足は大したことなかったが、インならスタートで遅れない限り大丈夫だと思っていた。だいぶ楽に勝てたかな。追っかけてくる毒島はかわいくなかったが、群馬ワンツーで終わろうと話していた。賞金1位から1号艇で勝てて最高」
グランプリ初Vの12年は賞金12位で参戦。優勝戦も4号艇だった。しかし、開幕直前に奏恵夫人(旧姓・横西)がレーサー引退を発表したことで話題を独占。当時の優出会見では「ボートレースの神様がドラマを求めるなら僕が優勝する」と言ってのけた。そして見事な有言実行。神がかり的なまくり差しを決め、黄金ヘルメットを勝ち取った。
今年は直前の9日に愛娘の寧々(ねね)ちゃんが誕生。「出産に立ち会って、カミさんが頑張る姿を見せてくれた。それで僕のスイッチを入れてくれた」。家族でつかんだ最高の栄誉と1億円。「早く子供の顔が見たい。グランプリを獲ったので育児休暇でも取ろうかな(笑い)。オムツ替えはまだ10回くらい。早く慣れたい」。もちろん、育児休暇などボートレーサーにはない。1月2日から新たな戦いが始まる。
来年の目標も当然、頂点に立つことだ。「初めて(グランプリを)優勝した時は翌年だらけてしまったが、子供が生まれたばかりだし気は抜かない」と決意表明。さらなるタイトル奪取に向けて突き進む。
この優勝により、山崎のSG優勝回数は大台の「10」に到達。彦坂郁雄、植木通彦(共に引退)の艇王2人に肩を並べた。「僕もまあまあ凄い選手ですね」。だが、目立つことが大好きな山崎。これで満足するような男ではない。史上5人目の年間SG3V、生涯獲得賞金額3位浮上も全て通過点だ。不惑を超えて黄金期に突入したトモヤが、16年もボートレースの主役を担う。
◆山崎 智也(やまざき・ともや)1974年(昭49)3月11日生まれ。群馬支部所属の41歳。同期は海野ゆかり、深川真二ら。92年11月の桐生でデビュー。SG10V、G1・29Vを含む通算79V。妻は元レーサーの横西奏恵さん。1メートル66、50キロ、血液型A。
◆次走 山崎智也の次走は1月2日からの桐生スポーツニッポン杯。江口晃生、秋山直之、久田敏之らと優勝を争う。石野貴之の次走は1月2日からの住之江一般戦。松井繁、田中信一郎、太田和美らが出場。毒島誠の次走は未定。池田浩二の次走は1月28日からのからつ一般戦。田頭実、妹尾忠幸、梶野学志らが出場。篠崎元志の次走は1月3日からの福岡一般戦。藤丸光一、平田忠則、篠崎仁志らが参戦。茅原悠紀の次走は1月2日からの児島一般戦。柏野幸二らとVを争う。
【住之江・グランプリ】戦い終えて (ボートレース) [ 12月24日 ]
今節の売り上げは149億6864万3500円。目標の150億円にわずかに届かなかった。
【グランプリ】山崎智也が2度目のGP制覇! - 予想王TV@SANSPO.COM
ボートレース住之江で開催された「SG第30回グランプリ(賞金王決定戦)」は23日、第12Rで優勝戦が行われ、1コースからスタートした1号艇の山崎智也(41)=71期、群馬支部=が逃げて1着。優勝賞金1億円を手にした。山崎は2度目の同レース制覇。SGは10勝目。
雨中での開催となった今年の頂上決戦は、展示からディフェンディングチャンピオンの6号艇・茅原悠紀が2コースに入り観衆をわかせた。本番でもインを狙った茅原が2コースに奪取。3号艇・毒島誠が4カドへ向かい162/345の進入となった。スタートは3コースから2号艇・石野貴之がコンマ12で先陣を切るなど、スロー3艇がコンマ1台に乗せた。
スリット後、石野はすぐ内の茅原にプレッシャーをかけるが、茅原も簡単にはまくりを許さない。1周1Mでは鋭いターンで逃走を図る山崎の引き波に乗る形となった茅原と、このあおりを受けた4号艇・池田浩二が後退しV争いから脱落。まくりを狙った石野と毒島、懐を差そうと試みた5号艇・篠崎元志も及ばず、山崎が先頭をキープする。
これに食い下がったのが毒島。2周1Mでは3番手を走る石野の攻めをかわしつつ山崎との差を詰めるが、山崎も隙のない走りでこれ以上の接近を許さなかった。結局群馬支部の2人がワンツーフィニッシュを決め、3着には地元の石野が入った。
GP優勝戦
1 1 山崎 智也 1’48’4
2 3 毒島 誠 1’49’2
3 2 石野 貴之 1’50’6
4 5 篠崎 元志 1’51’3
5 6 茅原 悠紀 1’52’4
6 4 池田 浩二 1’52’9
11号艇 .14 逃 げ
66号艇 .16
22号艇 .12
33号艇 .20
44号艇 .21
55号艇 .25
朝に行われた優勝戦出場選手インタビューでも、動きをかけると示唆するような発言をしていた茅原が、スタート展示のみならず、本番でも動いてきたことで、俄然、波乱含みの進入となったが、山崎が冷静に先に回って決着をつけた。2着争いは毒島と石野の争いになったが、毒島が抑えて入った。
今年はオールスターとグランドチャンピオンでいずれも1号艇をモノにし、SG連続優勝を果たした山崎。上半期ではこのほか、住之江と福岡の両GIも制したことで、マネーランキング争いのトップの座を、この時点でほとんど決めてしまった。
よって、下半期はいささか物足りなさを感じたが、最後の大一番はきっちりと決めた。これで獲得賞金は2億円を突破した。
今回のシリーズは機力そのものは平凡だった様子だが、4戦中、3戦が1号艇となれば「負けられない」。そうしたプレッシャーに打ち勝ったということは、賞金王の名に恥じない1年の締めくくりだったといえるのではないか。