1996年に、何と、3人の女子の新人騎手が誕生したが、その頃、公営では、一開催できるだけの人数がいた競艇を除けば、地方競馬の騎手も少なくなっており、女子の進出はあまり進んでいなかった。競輪やオートレースでは、まだ女子選手すら誕生していなかった。そうした背景もあり、中央競馬において、女子をサポートできる環境が整っていなかった。
その後も、中央競馬では女子の騎手が誕生するものの、減量特典がなくなると騎乗機会が大幅に減少するという現実に直面し、引退せざるを得なかった。で、西原玲奈が調教助手に転身すると、女子の騎手そのものがいなくなった。
ところが、2011年に、久しく選手がいなかったオートレースにも女子選手が復活。2012年には女子競輪がガールズケイリンと銘打って復活し、公営は一気に「女子全盛」の流れができていった。
そして、中央競馬にも2016年に藤田菜七子がデビューすると、特に、地方競馬の場において、入場者数が「激増」するという現象を生み出した。
今、公営は客のみならず、運営する側も、女子を取り込まざるを得ない状況になっている。競艇のオールレディース戦は今や、「ほぼ男だけの開催」である、GI(周年など)に肉薄するほどの売り上げを誇る。
藤田菜七子も、3年目の今年に入り、1番人気の馬で勝利する機会が増えており、いずれは重賞にも常時騎乗できるような騎手になっていくだろう。だが、過去の女子の騎手がそうであったように、減量特典がなくなると、騎乗機会が大幅に減少するという事態は避けて通れない。これは、公営界そのものの「損失」にも繋がりかねないので、減量ルールについては、好意的に捉えたほうが賢明だろう。
JRAは20日、スポニチ本紙既報通り、女性騎手の騎乗機会拡大を図るため、女性騎手に対する負担重量(馬が背負う騎手、鞍などの総重量)の減量新制度を、来年3月1日から導入すると発表した。新制度では、女性騎手は50勝以下は4キロ減、51勝から100勝までは3キロ減、6年目以降か101勝以上でも2キロ減と、永続的に減量対象となる。JRAで唯一の現役女性ジョッキーである藤田菜七子(21)は同日、新制度について初めてコメントした。
浦和競馬場での全騎乗終了後、菜七子は新ルールについて初めて言及した。
「私は決められたルールの中で乗るだけです。より一層努力してしっかり結果を出して、頑張っていきたいと思います」
JRAはこの日、来年3月1日から導入する女性騎手の減量についての新制度(重賞を含む特別競走、短期免許の外国人女性騎手には適用外)を発表。現在は、免許取得5年未満の騎手には勝利数に応じて負担重量の減量(最大3キロ)が適用されるが、男女差はない。今回の新制度では、女性騎手に限り50勝以下は4キロとすることに始まり、免許取得後の年数、勝利数に関係なく、現役の間は永続的に2キロ減を保証するなど大幅緩和となった。JRA競走部番組企画室の柏田秀治室長は今回の改革に至った背景を、「藤田菜七子騎手は活躍しているが、過去の女性騎手は十分な騎乗機会を与えられず早期引退してきた。藤田騎手だけでなく、今後デビューする女性騎手が長く活躍できるように設定した」と説明した。
競馬界では重量が1キロ違えば、1馬身、タイムにして0秒2差違うともいわれる。菜七子自身が望んだことではないにしろ、新制度が今後大きな“恩恵”となるのは間違いない。それは現役時代に苦しい戦いを強いられてきた女性騎手にとっても、うれしいニュースとなった。
JRA通算17勝を挙げた西原玲奈助手(37=現姓前原)は「ナナちゃんが頑張ったから今回のような道ができたと思う」と菜七子の功績を称えた上で、「私は減量特典がなくなったときに騎乗数が減って、どうしたらいいか分からず不安だった。競馬はまずレースに乗らないとチャンスがない。(永続的に)2キロ減(が保証されること)で少しでもチャンスが増えれば。今後は女性がもっと増えてリーディング争いにも加わるようになってほしい」と未来の後輩たちに自らの思いを託した。
「騎手になりたかったのであって、女性騎手になりたかったわけではない」と話してきた菜七子にとって、今回の新制度に複雑な思いもあるのかもしれない。一方で、「(私を見て)競馬に携わる女性が増えてくれたらうれしいし、今後出てくる女性騎手のお手本になれるように頑張りたい」との思いも胸中に共存してきただけに、新制度は菜七子の使命の一端を担う。
11/16(金) 3:00配信 スポニチアネックス
JRA(日本中央競馬会)が来年1月から女性騎手に限り、減量特典を大幅に緩和する新規定を導入することが15日、分かった。週明けにも正式発表される。現在は男女問わず3キロ減からスタートし、通算勝利が101勝に到達するか、デビューから6年目以上になると特典が消滅する。新規定では女性騎手だけは4キロ減から始まり、勝利数やキャリアに関係なく永久に2キロ減は保証される。これにより、藤田菜七子(21)を筆頭に女性騎手が一大勢力となる時代が到来するか。
「菜七子ルール」ともいうべき、新たな規定が誕生する。現状では男性騎手と同じルール下にある女性騎手の減量特典。だが、来年1月から見習女性騎手は4キロ減からスタート。50勝以上で3キロ減へと移行し、101勝すれば2キロ減。見習い期間が過ぎたデビュー6年目からも2キロ減が永久保証されるというものだ。
競走馬は牝馬は牡馬より負担重量は2キロ軽いが、騎手については男女平等の条件下で行われている数少ないプロスポーツ。今回の新ルール誕生の背景には、JRA唯一の現役女性ジョッキーである藤田菜七子の存在が大きく影響していることは想像に難くない。菜七子のJRA騎乗回数はデビュー3年目で早くも1200回(15日現在)。それを支えてきたのは騎乗技術とともに、人気と減量特典だ。馬の負担重量が軽ければ軽いほど有利になるのは明白。競馬界では重量が1キロ違えば、1馬身、0秒2差違うと評されてきた。日本に先駆けて女性騎手の減量策を採用したフランスの文献では「減量効果は距離が延びるほど大きく、2400メートル戦で2キロ減なら計算上、3馬身1/4のアドバンテージとなる」とも報告されている。
菜七子は今年6月17日に通算31勝(JRA29勝、地方でのJRA交流競走2勝)に到達して、減量特典は3→2キロとなった。現在、通算48勝。あと3勝で51勝に到達し、2→1キロとなる。減量の恩恵が少なくなればなるほど、男性騎手に体力面で劣る女性騎手は不利となることが予想され、勝ち星が従来のペースで量産できない可能性も否めない。
競馬はスポーツであると同時に興行でもあり、ファンが興味を持って馬券を買ってくれて初めて成立する。JRAではこれまでも若手騎手への“救済措置”を検討、実施してきた。菜七子がデビューした16年に、見習騎手の減量特典期間を3年から5年に延長。デビュー後の菜七子の集客力、競馬界のイメージアップへの貢献は計り知れず、JRAは再びの大英断を下した。「ポスト菜七子」として、現在の競馬学校在籍生、また来年入学予定の女性騎手をも後押しすることになる。
◆減量特典 騎手免許を取ったばかりの若手騎手は、ベテラン騎手に比べると技術が未熟で同一条件で競走した場合、どうしても不利になる。そのため、若手騎手に騎乗機会を多く与え、育成を図ることを目的に、免許の通算取得期間が5年未満であって、勝利数が100回以下の騎手(見習騎手)に減量制度が適用されている。なお、重賞、ハンデキャップ競走では減量特典は適用されない。
◆負担重量 競走馬が背負わなければならない重量のこと。騎手自身の体重(藤田菜七子は45.6キロ)、身につけている勝負服、またプロテクターや鞍のポケットに入れた重りなどを合わせた重量を指す。ヘルメット、ムチ、ゴーグルなどは含まない。
【ボートレースでは女性騎手が多数】ボートレースには約1600人の選手が在籍している。そのうち、約1割が女性レーサー。女性レーサーの人数は他の公営競技に比べても圧倒的に多く、男子と一緒に競走する男女混合のレースも多い。その実力差を補っているのが体重だ。選手のキャリアに関係なく最低体重が男子51キロ、女子は47キロに設定されている。この「体重差」はエンジンの伸びにつながるとされており、男性レーサーと互角に戦える環境をつくっている。
JRA(日本中央競馬会)が来年1月から女性騎手の減量恩恵を大幅に緩和する新規定を導入することが15日、分かった。週明けにも正式発表される。
フランスでは17年から女性騎手の負担重量の一律2キロ減を導入。見習騎手の減量と合わせて適用される場合には最大4・5キロとなった。同国は約600人の騎手のうち、100人が女性騎手。競馬学校への入学志願者の過半数を女性が占めている背景がある。
その結果、女性騎手が挙げた勝利数(17年3〜12月の平地レース)は前年の59勝から279勝に大幅アップ。また今年1〜2月の南仏のローカル開催で、見習騎手のミカエル・ミシェル(23)が、世界的名手のギュイヨン、スミヨンらを抑えて、女性騎手として初めてリーディング首位に立つという快挙も起こった。
男性騎手を中心とした「アドバンテージがあまりに大きすぎる」との意見を反映させる形で、18年3月からは2キロでスタートした減量特典が1・5キロ、見習女性騎手の最大減量も4キロに見直されている。
[ 2018年11月16日 06:00 ]
その後も、中央競馬では女子の騎手が誕生するものの、減量特典がなくなると騎乗機会が大幅に減少するという現実に直面し、引退せざるを得なかった。で、西原玲奈が調教助手に転身すると、女子の騎手そのものがいなくなった。
ところが、2011年に、久しく選手がいなかったオートレースにも女子選手が復活。2012年には女子競輪がガールズケイリンと銘打って復活し、公営は一気に「女子全盛」の流れができていった。
そして、中央競馬にも2016年に藤田菜七子がデビューすると、特に、地方競馬の場において、入場者数が「激増」するという現象を生み出した。
今、公営は客のみならず、運営する側も、女子を取り込まざるを得ない状況になっている。競艇のオールレディース戦は今や、「ほぼ男だけの開催」である、GI(周年など)に肉薄するほどの売り上げを誇る。
藤田菜七子も、3年目の今年に入り、1番人気の馬で勝利する機会が増えており、いずれは重賞にも常時騎乗できるような騎手になっていくだろう。だが、過去の女子の騎手がそうであったように、減量特典がなくなると、騎乗機会が大幅に減少するという事態は避けて通れない。これは、公営界そのものの「損失」にも繋がりかねないので、減量ルールについては、好意的に捉えたほうが賢明だろう。
JRA 女性騎手減量新ルール正式発表、ポスト菜七子に道開く― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル https://t.co/c0PresykGP
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年11月20日
JRAは20日、スポニチ本紙既報通り、女性騎手の騎乗機会拡大を図るため、女性騎手に対する負担重量(馬が背負う騎手、鞍などの総重量)の減量新制度を、来年3月1日から導入すると発表した。新制度では、女性騎手は50勝以下は4キロ減、51勝から100勝までは3キロ減、6年目以降か101勝以上でも2キロ減と、永続的に減量対象となる。JRAで唯一の現役女性ジョッキーである藤田菜七子(21)は同日、新制度について初めてコメントした。
浦和競馬場での全騎乗終了後、菜七子は新ルールについて初めて言及した。
「私は決められたルールの中で乗るだけです。より一層努力してしっかり結果を出して、頑張っていきたいと思います」
JRAはこの日、来年3月1日から導入する女性騎手の減量についての新制度(重賞を含む特別競走、短期免許の外国人女性騎手には適用外)を発表。現在は、免許取得5年未満の騎手には勝利数に応じて負担重量の減量(最大3キロ)が適用されるが、男女差はない。今回の新制度では、女性騎手に限り50勝以下は4キロとすることに始まり、免許取得後の年数、勝利数に関係なく、現役の間は永続的に2キロ減を保証するなど大幅緩和となった。JRA競走部番組企画室の柏田秀治室長は今回の改革に至った背景を、「藤田菜七子騎手は活躍しているが、過去の女性騎手は十分な騎乗機会を与えられず早期引退してきた。藤田騎手だけでなく、今後デビューする女性騎手が長く活躍できるように設定した」と説明した。
競馬界では重量が1キロ違えば、1馬身、タイムにして0秒2差違うともいわれる。菜七子自身が望んだことではないにしろ、新制度が今後大きな“恩恵”となるのは間違いない。それは現役時代に苦しい戦いを強いられてきた女性騎手にとっても、うれしいニュースとなった。
JRA通算17勝を挙げた西原玲奈助手(37=現姓前原)は「ナナちゃんが頑張ったから今回のような道ができたと思う」と菜七子の功績を称えた上で、「私は減量特典がなくなったときに騎乗数が減って、どうしたらいいか分からず不安だった。競馬はまずレースに乗らないとチャンスがない。(永続的に)2キロ減(が保証されること)で少しでもチャンスが増えれば。今後は女性がもっと増えてリーディング争いにも加わるようになってほしい」と未来の後輩たちに自らの思いを託した。
「騎手になりたかったのであって、女性騎手になりたかったわけではない」と話してきた菜七子にとって、今回の新制度に複雑な思いもあるのかもしれない。一方で、「(私を見て)競馬に携わる女性が増えてくれたらうれしいし、今後出てくる女性騎手のお手本になれるように頑張りたい」との思いも胸中に共存してきただけに、新制度は菜七子の使命の一端を担う。
菜七子ファン 新ルールを歓迎「もっと女性騎手が増えていい」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル https://t.co/JKvBdmqJB6
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年11月20日
地方とJRA 減量騎手ルール統一へ 近い将来、何らかの結論― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル https://t.co/vPFSr9v7WF
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年11月20日
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— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年11月15日
11/16(金) 3:00配信 スポニチアネックス
JRA(日本中央競馬会)が来年1月から女性騎手に限り、減量特典を大幅に緩和する新規定を導入することが15日、分かった。週明けにも正式発表される。現在は男女問わず3キロ減からスタートし、通算勝利が101勝に到達するか、デビューから6年目以上になると特典が消滅する。新規定では女性騎手だけは4キロ減から始まり、勝利数やキャリアに関係なく永久に2キロ減は保証される。これにより、藤田菜七子(21)を筆頭に女性騎手が一大勢力となる時代が到来するか。
「菜七子ルール」ともいうべき、新たな規定が誕生する。現状では男性騎手と同じルール下にある女性騎手の減量特典。だが、来年1月から見習女性騎手は4キロ減からスタート。50勝以上で3キロ減へと移行し、101勝すれば2キロ減。見習い期間が過ぎたデビュー6年目からも2キロ減が永久保証されるというものだ。
競走馬は牝馬は牡馬より負担重量は2キロ軽いが、騎手については男女平等の条件下で行われている数少ないプロスポーツ。今回の新ルール誕生の背景には、JRA唯一の現役女性ジョッキーである藤田菜七子の存在が大きく影響していることは想像に難くない。菜七子のJRA騎乗回数はデビュー3年目で早くも1200回(15日現在)。それを支えてきたのは騎乗技術とともに、人気と減量特典だ。馬の負担重量が軽ければ軽いほど有利になるのは明白。競馬界では重量が1キロ違えば、1馬身、0秒2差違うと評されてきた。日本に先駆けて女性騎手の減量策を採用したフランスの文献では「減量効果は距離が延びるほど大きく、2400メートル戦で2キロ減なら計算上、3馬身1/4のアドバンテージとなる」とも報告されている。
菜七子は今年6月17日に通算31勝(JRA29勝、地方でのJRA交流競走2勝)に到達して、減量特典は3→2キロとなった。現在、通算48勝。あと3勝で51勝に到達し、2→1キロとなる。減量の恩恵が少なくなればなるほど、男性騎手に体力面で劣る女性騎手は不利となることが予想され、勝ち星が従来のペースで量産できない可能性も否めない。
競馬はスポーツであると同時に興行でもあり、ファンが興味を持って馬券を買ってくれて初めて成立する。JRAではこれまでも若手騎手への“救済措置”を検討、実施してきた。菜七子がデビューした16年に、見習騎手の減量特典期間を3年から5年に延長。デビュー後の菜七子の集客力、競馬界のイメージアップへの貢献は計り知れず、JRAは再びの大英断を下した。「ポスト菜七子」として、現在の競馬学校在籍生、また来年入学予定の女性騎手をも後押しすることになる。
◆減量特典 騎手免許を取ったばかりの若手騎手は、ベテラン騎手に比べると技術が未熟で同一条件で競走した場合、どうしても不利になる。そのため、若手騎手に騎乗機会を多く与え、育成を図ることを目的に、免許の通算取得期間が5年未満であって、勝利数が100回以下の騎手(見習騎手)に減量制度が適用されている。なお、重賞、ハンデキャップ競走では減量特典は適用されない。
◆負担重量 競走馬が背負わなければならない重量のこと。騎手自身の体重(藤田菜七子は45.6キロ)、身につけている勝負服、またプロテクターや鞍のポケットに入れた重りなどを合わせた重量を指す。ヘルメット、ムチ、ゴーグルなどは含まない。
【ボートレースでは女性騎手が多数】ボートレースには約1600人の選手が在籍している。そのうち、約1割が女性レーサー。女性レーサーの人数は他の公営競技に比べても圧倒的に多く、男子と一緒に競走する男女混合のレースも多い。その実力差を補っているのが体重だ。選手のキャリアに関係なく最低体重が男子51キロ、女子は47キロに設定されている。この「体重差」はエンジンの伸びにつながるとされており、男性レーサーと互角に戦える環境をつくっている。
フランスでは17年から導入 今年女性初のリーディング首位J誕生― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル https://t.co/8N50f6EM8Z
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年11月15日
JRA(日本中央競馬会)が来年1月から女性騎手の減量恩恵を大幅に緩和する新規定を導入することが15日、分かった。週明けにも正式発表される。
フランスでは17年から女性騎手の負担重量の一律2キロ減を導入。見習騎手の減量と合わせて適用される場合には最大4・5キロとなった。同国は約600人の騎手のうち、100人が女性騎手。競馬学校への入学志願者の過半数を女性が占めている背景がある。
その結果、女性騎手が挙げた勝利数(17年3〜12月の平地レース)は前年の59勝から279勝に大幅アップ。また今年1〜2月の南仏のローカル開催で、見習騎手のミカエル・ミシェル(23)が、世界的名手のギュイヨン、スミヨンらを抑えて、女性騎手として初めてリーディング首位に立つという快挙も起こった。
男性騎手を中心とした「アドバンテージがあまりに大きすぎる」との意見を反映させる形で、18年3月からは2キロでスタートした減量特典が1・5キロ、見習女性騎手の最大減量も4キロに見直されている。
[ 2018年11月16日 06:00 ]