東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 114.88/90 1.1243/47 129.19/23
NY午後5時 115.12/17 1.1246/50 129.49/53
午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の114円後半。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長続投を受けた早期利上げ期待の高まりから、ドル買いが進行し、一時115.24円付近まで上昇した。ただ、その後は短期的な利益確定売りが優勢となり、114円台後半での推移が続いた。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29302.66 -471.45 29663.45 29,212.93─29,758.05
TOPIX 2019.12 -23.70 2039.46 2,015.23─2,047.62
東証出来高(万株) 122187.00 東証売買代金(億円) 27804.28
東京株式市場で日経平均は大幅に反落した。米国で長期債利回りが上昇してハイテク株が軟化しており、日本株も半導体関連株などの下落が重しとなった。円安で自動車株などの輸出関連株が買われたが、指数の下げを止めるほどの力強さはなかった。
東証1部の騰落数は、値上がり486銘柄に対し、値下がりは全体の73%に当たる1600銘柄、変わらずが97銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.041%
ユーロ円金先(22年3月限) 100.055 (-0.015)
安値─高値 100.055─100.055
3カ月物TB -0.153 (+0.002)
安値─高値 -0.153─-0.154
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.041%になった。「積み期前半は様子見ムードが強い状態が続いている」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は弱含み。
<円債市場>
国債先物・21年12月限 151.58 (-0.11)
安値─高値 151.50─151.59
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.080% (+0.010)
安値─高値 0.085─0.080%
国債先物中心限月12月限は前営業日比11銭安の151円58銭と反落して取引を終えた。アジア時間に入り米金利上昇は一服、株安が進んだこともあり、下げ渋る展開となった。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1.0bp上昇の0.080%。
<スワップ市場> 17時35分現在の気配
2年物 0.05─-0.04
3年物 0.06─-0.03
4年物 0.07─-0.02
5年物 0.08─-0.01
7年物 0.11─0.01
10年物 0.17─0.07
日経平均471円安と3日ぶり大幅反落、先物売り交え一段安、2週ぶり安値水準で25日線割れ=24日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2021/11/24 15:20
24日後場の日経平均株価は前営業日比471円45銭安の2万9302円66銭と3営業日ぶりに大幅反落。11月11日(終値は2万9277円86銭)以来ほぼ2週間ぶりの安値水準となり、25日移動平均線(2万9342円30銭)を割り込んだ。朝方は、米長期金利上昇を背景に23日の米国株式市場でナスダック総合指数が下落した流れを受け、ハイテク株中心に売りが先行した。いったん持ち直したが、買いは続かず、再び軟化。株価指数先物売りを交えて下げ幅を拡大し、後場後半には一時2万9212円93銭(前営業日比561円18銭安)まで下落した。一巡後は下げ渋ったが、戻りは鈍く、引けにかけて2万9300円近辺でもみ合った。
東証1部の出来高は12億2187万株、売買代金は2兆7804億円。騰落銘柄数は値上がり486銘柄、値下がり1600銘柄、変わらず97銘柄。
市場からは「調整の範囲内だ。米長期金利の上昇でハイテク株は売られやすく、日経平均は25日線を割り込んできたが、2万9000円割れ水準には中・長期線が控えており、一段の米金利上昇がなければ、下ブレは考えにくい」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、サイバー<4751>などのサービス株が下落。ニコン<7731>、HOYA<7741>、オリンパス<7733>などの精密株や、ソフバンG<9984>、ZHD<4689>、ネクソン<3659>などの情報通信株も安い。東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーン<7735>などの電機株も売られた。LIXIL<5938>、三和HD<5929>などの金属製品株や、ダイキン<6367>、コマツ<6301>などのなどの機械株も軟調。資生堂<4911>、富士フイルム<4901>、信越化<4063>などの化学品株も値を下げた。
半面、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、コスモエネH<5021>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株が堅調。三井住友<8316>、新生銀行<8303>、千葉銀行<8331>などの銀行株も買われた。関西電力<9503>、東北電力<9506>、大阪ガス<9532>などの電気ガス株や、住友鉱<5713>、東邦鉛<5707>などの非鉄金属株も高い。日産自<7201>、トヨタ<7203>、三菱自<7211>などの輸送用機器株も値を上げた。
個別では、SHIFT<3697>、ベイカレント<6532>、ギフト<9279>、ラクス<3923>、Sansan<4443>などの下げが目立った。半面、関西スーパー<9919>、クレオス<8101>がストップ高となり、JUKI<6440>、Jリース<7187>、ティアック<6803>、クックパッド<2193>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、25業種が下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証) 1,571.97 -18.56 -1.17% +1.01% +17.28% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証) 1,338.70 -14.20 -1.05% +1.92% +20.61% 15:00
日経平均株価 29,302.66 -471.45 -1.58% +1.73% +14.79% 15:15
日経500平均 2,886.69 -52.87 -1.80% +2.14% +13.19% 15:15
TOPIX (東証株価指数) 2,019.12 -23.70 -1.16% +0.84% +16.89% 15:00
日経300指数 424.99 -4.85 -1.13% +1.27% +18.20% 15:15
東証REIT指数 2,064.02 +8.01 +0.39% -0.19% +22.85% 15:00
JASDAQ インデックス 185.54 -1.25 -0.67% -1.37% +7.17% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証) 988.68 -11.41 -1.14% +3.22% +23.82% 15:00
東証マザーズ指数 1,143.04 -23.59 -2.02% +2.77% -4.62% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証) 2,377.92 -26.27 -1.09% -0.85% +13.03% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証) 2,164.09 -31.27 -1.42% -0.96% +10.61% 15:00
日経ジャスダック平均 3,996.73 -21.05 -0.52% -0.21% +11.51% 15:00
東証2部 株価指数 7,605.09 -46.22 -0.60% -0.99% +18.45% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証) 2,050.43 -19.03 -0.92% +0.12% +16.39% 15:00
中国 上海総合指数 3,592.70 +3.61 +0.10% +0.28% +5.58% 17:30
中国 上海A株指数 3,765.41 +3.79 +0.10% +0.28% +5.58% 17:30
中国 深センA株指数 2,637.53 +0.10 +0.00% +4.48% +9.85% 16:00
中国 深セン成分指数 14,887.59 -17.54 -0.12% +2.72% +7.09% 16:00
中国 上海B株指数 281.38 +0.71 +0.25% +2.05% +12.32% 17:30
中国 深センB株指数 1,178.23 +2.49 +0.21% -0.58% +19.74% 16:00
中国 上海50A株指数 3,231.84 +7.68 +0.24% -2.60% -6.13% 17:30
中国 上海180A株指数 10,052.75 +4.65 +0.05% -1.58% -1.25% 17:30
中国 上海新総合指数(G株) 3,036.05 +3.04 +0.10% +0.28% +5.57% 17:30
中国 創業板指数 3,478.66 -14.11 -0.40% +5.90% +30.05% 16:00
上海/シンセン CSI300指数 4,916.66 +3.31 +0.07% -0.87% -1.16% 16:00
中国 深セン総合指数 2,520.48 +0.11 +0.00% +4.47% +9.87% 16:00
日経平均
現在値 29,302.66↑ (21/11/24 15:15)
前日比 -471.45 (-1.58%)
始値 29,663.45 (09:00) 前日終値 29,774.11 (21/11/22)
高値 29,758.05 (09:05) 年初来高値 30,795.78 (21/09/14)
安値 29,212.93 (14:11) 年初来安値 26,954.81 (21/08/20)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日ぶりに大幅反落、ソフトバンクGとファーストリテが2銘柄で約91円分押し 16:36 配信 フィスコ
11月24日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり63銘柄、値下がり156銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は3日ぶりに大幅反落。22、23日の米株式市場でNYダウは続伸した一方、ナスダック総合指数は続落。連邦準備制度理事会(FRB)の議長人事を受け不透明感が後退した反面、早期金融引き締めへの思惑から長期金利が上昇、景気敏感株が買われた一方、ハイテク株に売りが広がった。祝日明けの東京市場でも半導体を中心にハイテク株やグロース株に売りが広がり、日経平均は110.66円安でスタート。寄り付き直後は下げ渋ったが間もなくして失速すると、その後は節目の29500円を意識したもみ合いに。前引けにかけて同水準を割り込むと、後場はその流れを引き継ぎ、一段と下げ幅を拡げる展開となり、一時は29212.93円(561.18円安)まで下落。大引けにかけてやや下げ渋ったものの、戻りは限られた。
大引けの日経平均は前日比471.45円安の29302.66円となった。東証1部の売買高は12億2187万株、売買代金は2兆7804億円だった。セクターではサービス業、精密機器、情報・通信業などが下落率上位となった一方、鉱業、石油・石炭製品、銀行業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は22%となった。
値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約47円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、アドバンテ<6857>、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはKDDI<9433>となり1銘柄で日経平均を約5円押し上げた。同2位は安川電<6506>となり、トヨタ<7203>、キリンHD<2503>、三井物<8031>、キヤノン<7751>、日製鋼<5631>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 29302.66(-471.45)
値上がり銘柄数 63(寄与度+35.47)
値下がり銘柄数 156(寄与度-506.92)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9433> KDDI 3444 24 +5.08
<6506> 安川電 5410 140 +4.93
<7203> トヨタ 2124.5 19.5 +3.44
<2503> キリンHD 1928.5 63 +2.22
<8031> 三井物 2690 44 +1.55
<7751> キヤノン 2616 27 +1.43
<5631> 日製鋼 3610 200 +1.41
<5713> 住友鉱 4489 77 +1.36
<7752> リコー 1077 31 +1.09
<2802> 味の素 3521 29 +1.02
<6471> 日精工 784 28 +0.99
<7201> 日産自 641.4 26.9 +0.95
<9735> セコム 8013 26 +0.92
<7270> SUBARU 2314.5 22.5 +0.79
<8630> SOMPOHD 4977 111 +0.78
<8002> 丸紅 1066.5 19.5 +0.69
<1605> INPEX 955 35 +0.49
<8331> 千葉銀 690 14 +0.49
<7205> 日野自 1078 11 +0.39
<5019> 出光興産 3005 26 +0.37
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 6596 -226 -47.79
<9983> ファーストリテ 72890 -1230 -43.35
<8035> 東エレク 61910 -1130 -39.83
<6098> リクルートHD 7242 -327 -34.58
<6857> アドバンテ 10100 -430 -30.31
<6367> ダイキン 24400 -805 -28.37
<2413> エムスリー 6150 -326 -27.58
<4063> 信越化 19690 -380 -13.39
<6645> オムロン 10985 -310 -10.93
<4519> 中外薬 4078 -90 -9.52
<9766> コナミHD 6040 -250 -8.81
<4503> アステラス薬 1906 -47.5 -8.37
<4911> 資生堂 7122 -219 -7.72
<6971> 京セラ 7032 -109 -7.68
<4901> 富士フイルム 9138 -218 -7.68
<6758> ソニーG 14065 -215 -7.58
<6762> TDK 4720 -70 -7.40
<2801> キッコーマン 9160 -210 -7.40
<6954> ファナック 23140 -210 -7.40
<6861> キーエンス 72230 -2050 -7.23
TOPIX
現在値 2,019.12↓ (21/11/24 15:00)
前日比 -23.70 (-1.16%)
始値 2,039.46 (09:00) 前日終値 2,042.82 (21/11/22)
高値 2,047.62 (09:15) 年初来高値 2,120.18 (21/09/14)
安値 2,015.23 (13:18) 年初来安値 1,776.60 (21/01/04)
東証業種別ランキング:鉱業が上昇率トップ 15:49 配信 フィスコ
鉱業が上昇率トップ。そのほか石油・石炭製品、銀行業、電力・ガス業、非鉄金属なども上昇。一方、サービス業が下落率トップ。そのほか精密機器、情報・通信業、金属製品、電気機器なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 鉱業 / 276.48 / 3.57
2. 石油・石炭製品 / 1,009.06 / 1.07
3. 銀行業 / 143.9 / 0.81
4. 電力・ガス業 / 324.64 / 0.79
5. 非鉄金属 / 995.49 / 0.43
6. 輸送用機器 / 3,565.36 / 0.34
7. 証券業 / 379.24 / 0.21
8. 卸売業 / 1,912.32 / 0.02
9. 鉄鋼 / 432.1 / -0.04
10. 保険業 / 1,106.23 / -0.07
11. その他金融業 / 733.8 / -0.48
12. パルプ・紙 / 501.69 / -0.54
13. 陸運業 / 1,819.03 / -0.70
14. 食料品 / 1,706.02 / -0.72
15. 水産・農林業 / 461.14 / -0.72
16. 海運業 / 793.89 / -0.82
17. 倉庫・運輸関連業 / 1,801.51 / -0.83
18. ゴム製品 / 3,387.59 / -0.87
19. 小売業 / 1,361.24 / -0.96
20. 建設業 / 1,133.52 / -0.97
21. 医薬品 / 3,046.44 / -1.04
22. 繊維業 / 593.22 / -1.17
23. 不動産業 / 1,453.27 / -1.38
24. 空運業 / 201.47 / -1.38
25. ガラス・土石製品 / 1,194.15 / -1.42
26. その他製品 / 3,464.98 / -1.44
27. 化学工業 / 2,327.25 / -1.47
28. 機械 / 2,290.41 / -1.59
29. 電気機器 / 4,052.39 / -1.85
30. 金属製品 / 1,348.25 / -1.85
31. 情報・通信業 / 5,031.46 / -1.98
32. 精密機器 / 11,680.48 / -2.09
33. サービス業 / 3,162.69 / -3.02
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 18,217.32↓ (21/11/24 15:00)
前日比 -228.01 (-1.24%)
始値 18,407.27 (09:00) 前日終値 18,445.33 (21/11/22)
高値 18,479.39 (09:15) 年初来高値 19,181.57 (21/09/14)
安値 18,179.78 (13:18) 年初来安値 16,082.48 (21/01/04)
JASDAQ平均
現在値 3,996.73↑ (21/11/24 15:00)
前日比 -21.05 (-0.52%)
始値 4,012.16 (09:00) 前日終値 4,017.78 (21/11/22)
高値 4,012.92 (09:00) 年初来高値 4,113.94 (21/09/14)
安値 3,986.88 (13:31) 年初来安値 3,692.19 (21/01/04)
JASDAQ平均は反落、金利上昇受け利益確定売り広がる/JASDAQ市況 16:43 配信 フィスコ
JASDAQ平均:3,996.73 (-21.05)
出来高:8133万株
売買代金:731億円
J-Stock Index:4,000.52 (-38.85)
本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、J-Stock Indexはそろって反落、JASDAQ-TOP20は大幅に反落した。値上がり銘柄数は230(スタンダード222、グロース8)、値下り銘柄数は345(スタンダード323、グロース22)、変わらずは67(スタンダード60、グロース7)。
本日のJASDAQ市場は軟調な展開となった。週明け22日から国内が祝日だった23日までの米株式市場は、バイデン大統領が連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を再任したため、次期議長を巡る不透明感が払しょくした。ただ、早期の利上げ観測が重しとなる中、米長期金利も上昇し、景気敏感株買い・ハイテク株売りの動きが続いた。ハイテク株売りが優勢となった米株市場を受けて、JASDAQ平均は下落してスタート。朝方大きく下げ幅を拡げ、一時下げ渋る動きを見せたが、日経平均がじりじりと下げ幅を拡げるとJASDAQ平均も連れ安に、後場にかけても下げ幅を拡げ終日マイナス圏での推移となった。長期金利上昇やハイテク株安の流れを受け、投資家心理が悪化した。また、7-9月期決算発表が終わり大型株への物色が一巡したことで、直近では業績好調な中小型株に資金が向かっていたが、米長期金利の上昇をきっかけに、利益確定の売りが広がったようだ。代表銘柄で構成されるJASDAQ-TOP20は2.59%安と大幅に反落しておりJASDAQ平均の下落要因に、JASDAQ平均は一時75日移動平均線を割り込み、終値では25日線を下回っておりチャート形状も悪化した。
個別では、22日まで急騰していたアクセスグループ<7042>が利食い売り優勢から16%安で値下がり率トップに、同じく22日まで上昇していたシライ電子<6658>も利益確定売りが優勢となり9%安となった。また、米ハイテク株安を背景に半導体関連株の東洋合成工業<4970>が5%安、内外テック<3374>も4%安に、時価総額上位銘柄では、ウエストHD<1407>やフクダ電子<6960>などが冴えなかった。値下り率上位にはフェローテク<6890>、ムラキ<7477>、ズーム<6694>などが顔を出した。
一方、22日から買い優勢の展開が続いているジェイテック<2479>が28%高のストップ高に、タカラレーベンと資本業務提携解消及び京王電鉄と業務提携を締結したサンウッド<8903>が18%高のストップ高となった。また、自社株買い実施を発表したプラザクリエイト<7502>は4%高に、時価総額上位銘柄では、東映アニメ<4816>やアンビス<7071>なども堅調だった。値上がり率上位にはメディシノバ<4875>、ウィルソンLW<9610>などが顔を出した。 JASDAQ-TOP20では、フェローテク、東洋合成工業、ザイン<6769>などが下落した。
マザーズ指数
現在値 1,143.04↑ (21/11/24 15:00)
前日比 -23.59 (-2.02%)
始値 1,157.04 (09:00) 前日終値 1,166.63 (21/11/22)
高値 1,157.04 (09:00) 年初来高値 1,340.38 (21/02/16)
安値 1,134.82 (09:57) 年初来安値 993.29 (21/08/18)
マザーズ指数は大幅反落、米長期金利上昇でグロース売り加速、値下がり率トップはグローバルW/マザーズ市況 16:53 配信 フィスコ
本日のマザーズ指数は23.59pt安の1143.04ptと大幅反落。週明け22日から国内が祝日だった23日までの米株式市場は、NYダウが17.27ドル高、194.55ドル高と続伸した一方、ナスダック総合指数は-1.26%、-0.50%安と続落。連邦準備制度理事会(FRB)の議長人事を受け不透明感が後退した反面、早期金融引き締めへの思惑から長期金利が上昇、景気敏感株が買われた一方、ハイテク株に売りが広がった。祝日明けの東京市場でも、米国での長期金利上昇・ハイテク株売りの動きを背景にリスク回避の動きが先行し、グロース株を中心に朝方から急落。高バリュエーション銘柄の集まりであるマザーズ指数は朝方から下げ幅を拡げ、午前中頃には一時1134.82ptまで下落した。ただ、下値メドと思われる25日移動平均線(1135pt)まで一気に下げたことで、売り一巡後は下げ渋り、その後は安値圏でのもみ合いに終始した。
なお、売買代金は概算で2130.56億円。騰落数は、値上がり96銘柄、値下がり286銘柄、変わらず12銘柄となった。売買代金は活況の目安とされる2000億円を7日連続で上回った。
個別では、BASE<4477>、メルカリ<4385>、HENNGE<4475>、Appier<4180>など時価総額上位銘柄をはじめ多くの銘柄が大きく売り込まれた。下落率上位にはグローバルウェイ<3936>、サーキュレーション<7379>、CCT<4371>、プロジェクトカンパニー<9246>など直近買い進まれていた銘柄群が並んだ。
一方、米ニューロクライン社と統合失調症などの精神薬開発で提携したそーせい<4565>がストップ高比例配分となり、東証1部への市場変更を発表したJMDC<4483>も買われた。また、直近IPOのGRCS<9250>は連日のストップ高と急伸劇をみせた。そのほか、ビーブレイク<3986>、ホープ<6195>、リボミック<4591>などが上昇率上位に並んだ。
東証REIT指数
現在値 2,064.02↓ (21/11/24 15:00)
前日比 +8.01 (+0.39%)
始値 2,047.30 (09:00) 前日終値 2,056.01 (21/11/22)
高値 2,067.38 (14:58) 年初来高値 2,200.02 (21/07/13)
安値 2,043.83 (09:01) 年初来安値 1,750.45 (21/01/06)
日経平均VI
現在値 19.54↓ (21/11/24 15:20)
前日比 +0.86 (+4.60%)
始値 18.99 (09:00) 前日終値 18.68 (21/11/22)
高値 20.45 (13:15) 年初来高値 30.40 (21/05/13)
安値 18.90 (09:14) 年初来安値 14.90 (21/09/21)
日経VI:上昇、株価下落で警戒ムード広がり一時20を上回る 16:00 配信 フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比+0.86(上昇率4.60%)の19.54と上昇した。なお、高値は20.45、安値は18.90。
今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。市場では、パウエルFRB議長の再任見通しを受け米長期金利が上昇したことや、米国が戦略石油備蓄を放出すると発表したにもかかわらず原油価格が高止まっていることなどが懸念材料として意識され、今日は株価下落を受け、ボラティリティーの高まりを警戒するムード広がり、日経VIは一時、不安心理の高まった状態の基準とされる20を上回る場面があった。
東証2部指数
現在値 7,605.09↓ (21/11/24 15:00)
前日比 -46.22 (-0.60%)
始値 7,640.56 (09:00) 前日終値 7,651.31 (21/11/22)
高値 7,648.62 (09:13) 年初来高値 7,896.33 (21/09/14)
安値 7,597.37 (13:27) 年初来安値 6,523.55 (21/01/04)
日経平均先物
現在値 29,680.00↓ (21/11/23 06:00)
前日比 -110.00 (-0.37%)
高値 29,920.00 (00:24) 始値 29,820.00 (16:30)
安値 29,680.00 (01:58) 前日終値 29,790.00 (21/11/22)
TOPIX先物
現在値 2,041.00↓ (21/11/23 06:00)
前日比 -4.50 (-0.22%)
高値 2,054.00 (00:24) 始値 2,047.50 (16:30)
安値 2,040.50 (01:58) 前日終値 2,045.50 (21/11/22)
JPX日経400先物
現在値 18,445.00↓ (21/11/23 06:00)
前日比 -35.00 (-0.19%)
高値 18,545.00 (00:25) 始値 18,480.00 (16:30)
安値 18,430.00 (01:58) 前日終値 18,480.00 (21/11/22)
東証マザーズ指数先物
現在値 1,165.00↓ (21/11/23 06:00)
前日比 +3.00 (+0.26%)
高値 1,178.00 (00:24) 始値 1,164.00 (16:30)
安値 1,159.00 (18:47) 前日終値 1,162.00 (21/11/22)
NYダウ先物 円建
現在値 35,644.00↑ (21/11/23 06:00)
前日比 -11.00 (-0.03%)
高値 35,874.00 (05:12) 始値 35,669.00 (16:30)
安値 35,577.00 (22:16) 前日終値 35,655.00 (21/11/22)
CME日経平均先物 円建
現在値 29,705.00 (21/11/23 15:59 CST)
前日比 +30.00 (+0.10%)
高値 29,790.00 始値 29,695.00
安値 29,505.00 前日終値 29,675.00 (21/11/22)
現在値 29,715.00↑ (21/11/22 15:59 CST)
前日比 +90.00 (+0.30%)
高値 29,915.00 始値 29,640.00
安値 29,530.00 前日終値 29,625.00 (21/11/19)
SGX日経平均先物
現在値 29,710.00↑ (21/11/24 05:14 SGT)
前日比 +20.00 (+0.07%)
高値 29,790.00 始値 29,705.00
安値 29,510.00 前日終値 29,690.00 (21/11/23)
現在値 29,685.00↑ (21/11/23 05:13 SGT)
前日比 -125.00 (-0.42%)
高値 29,915.00 始値 29,790.00
安値 29,650.00 前日終値 29,810.00 (21/11/22)
長期国債先物
現在値 151.560↓ (21/11/23 06:00)
前日比 -0.130 (-0.09%)
高値 151.730 (18:02) 始値 151.660 (15:30)
安値 151.560 (05:15) 前日終値 151.690 (21/11/22)
24日の日本国債市場概況:債券先物は151円58銭で終了 17:33 配信 フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2021年12月限
寄付151円53銭 高値151円59銭 安値151円50銭 引け151円58銭
売買高総計22099枚
2年 430回 -0.130%
5年 149回 -0.085%
10年 364回 0.080%
20年 178回 0.475%
債券先物12月限は、151円53銭で取引を開始。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長再指名による利上げ観測で長期金利が上昇したことを受けて売りが先行し、151円50銭まで下げた。その後、日銀の国債買い入れオペの結果は無難との見方や日経平均株価の下落、米長期金利低下を受けて買いが優勢になり、151円59銭まで上げた。現物債の取引では、全年限が売られた。
<米国債概況>
2年債は0.59%、10年債は1.64%、30年債は1.99%近辺で推移。
債券利回りは低下。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は-0.23%、英国債は0.97%、オーストラリア10年債は1.85%、NZ10年債は2.53%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.126 (21/11/23 03:05)
前日比 +0.002
日本国債5年
年利回り -0.084 (21/11/23 03:05)
前日比 0.000
日本国債10年
年利回り 0.073 (21/11/23 03:05)
前日比 +0.003
アジア株式市場サマリー
東南アジア株式市場はまちまち。タイ市場は、アーコム財務相が財政政策を支援するために金融政策は緩和的でなければならないと発言したことを受け上昇した。
アーコム財務相は財界セミナーで、将来の政府の措置は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響緩和を企図したものになると説明。タイは外需依存型から国内経済本位に転換すべきと述べた。
SET指数は一時、2019年9月以来の高値を記録。終値は0.21%高の1649.82だった。
クルンタイ銀行の市場ストラテジスト、プーン・パニチピブール氏は、バーツ安が輸出関連セクターの上昇に寄与したと指摘した。
インドネシア市場は小幅高。 インドネシア中央銀行のペリー・ワルジヨ総裁は24日、金融市場関係者との年次会合で、2022年に融資を妨げることなく、銀行システムから過剰な流動性を削減する方針を示した。ただ、インフレ上昇の兆候が見られるまでは低金利を維持するとした。
中国株式市場は上昇し、主要株価指数は終値ベースで4週間ぶりの高値を付けた。食品・飲料株や炭鉱株が上げを主導した。また不動産部門のセンチメント改善を受けて不動産開発会社が買われた。
国泰君安証券は原材料コストがこのところ低下していることに加え、一部の飲料や食品の値上げが同セクターの株価上昇につながると指摘した。
石炭株は2.3%高。鉄鋼需要増への期待から原料炭先物が上昇した。
不動産開発株は続伸し1%高となった。銀行関係者によると、中国の金融規制当局は一部の国内銀行に対し、不動産プロジェクト向けの融資を増やすよう指示した。
新エネルギー株は2.1%安。太陽光発電株は2.6%下落した。新エネルギー株は年初から60%上昇しており、アナリストは過大評価された銘柄の調整リスクを指摘していた。
農業株は2.1%安。養豚業者の下げが目立った。
香港株は反発。決算発表を26日に控えた美団が6営業日ぶりに反発した。AIAグループも大幅高となった。
美団は3%高。決算への懸念から過去5営業日で10%超下落していた。
THデータ・キャピタルはリポートで「美団の見通しには強気だ。政策や天候、新型コロナウイルスによるネガティブな要素は大半が過去のものとなった公算が大きい」との見方を示した。
AIAは2.6%高。
テクノロジー株は0.5%下落した。業績を巡る警戒感が根強いほか、規制に関する不透明感も嫌気されている。
小米科技(シャオミ)は7%近く下げた。第3・四半期決算は売上高が市場予想を下回った。
アリババ・グループは続落。0.9%安となり上場来安値を付けた。売上高への懸念が引き続き重しとなっている。
ソウル株式市場は小幅続落。米金融政策が早期に引き締められるとの見方から米国債利回りが上昇したほか、韓国の新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が過去最多となったことが響いた。
韓国では「新型コロナとの共存」をうたった計画に切り替えた後に重篤な症例が急増。感染抑制に取り組んでいるものの、23日の新規感染者数は4116人と過去最多を記録した。
主要銘柄では、ハイテク大手のサムスン電子が0.66%安。同社は、170億ドルを投じてモバイル、5G、高性能コンピューティング、人工知能(AI)などの機能に対応した高度な半導体を製造する新工場の建設地として、米テキサス州テイラーが選ばれたと発表した。
同業SKハイニックスと電池大手LG化学はそれぞれ0.42%高、0.95%高となった。プラットフォーム企業のネイバーは1.25%安。
シドニー株式市場は小反落。米ドル高や国債利回りの上昇が産金株やハイテク株を押し下げ、エネルギー株の上昇を打ち消した。
ディープ・データ・アナリティクスのメーサン・ソマサンダラム最高経営責任者(CEO)は「主要な問題は、国債利回りと米ドルに何が起きているかということであり、いずれも上昇している」と述べた。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が2期目の指名を受けたことで来年の米利上げ観測が強まり、米国債利回りとドルが上昇。その結果、金相場は3週間ぶりの低水準に押し下げられた。
産金株指数は1.1%下落。ニュークレスト・マイニングとSSRマイニングはそれぞれ1.2%安、0.9%安と下げを主導した。
ハイテク株指数も米国市場で同種株が下げた影響を受けた。後払いサービスのアフターペイは0.2%安、物流ソフトウエアを手掛けるワイズテック・グローバルは2.4%安。ソフト開発のテクノロジーワンは、証券会社ジェフリーズによる格付けの引き下げを受けて8.6%安と、下落率は2019年5月以来の大きさとなった。
一方、エネルギー株指数は1.2%上昇と堅調に推移した。原油価格の低下を狙って各国が原油備蓄の放出に合意したが、相場の先行きには不透明感が漂っている。ソマサンダラム氏は、戦略備蓄の放出は中期的に原油価格の高騰を解決するものではないとして、エネルギーセクターに強気の姿勢を示している。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3592.7025 + 3.6131 + 0.10 3590.0189 3602.7354 3575.2884 前営業日終値 3589.0894
中国 CSI300指数 4916.658 +3.312 +0.07 4914.027 4935.489 4899.611 前営業日終値 4913.346
香港 ハンセン指数 24685.50 +33.92 +0.14 24672.10 24851.53 24557.63 前営業日終値 24651.58
香港 ハンセン中国株指数 8794.82 -32.85 -0.37 8825.52 8858.66 8759.76 前営業日終値 8827.67
韓国 総合株価指数 2994.29 -3.04 -0.10 3006.34 3017.90 2981.02 前営業日終値 2997.33
台湾 加権指数 17642.52 -23.60 -0.13 17680.16 17722.89 17588.78 前営業日終値 17666.12
豪 S&P/ASX指数 7399.40 -11.20 -0.15 7410.60 7425.00 7381.80 前営業日終値 7410.60
シンガポール ST指数 3227.15 -0.38 -0.01 3237.04 3239.84 3226.56 前営業日終値 3227.53
マレーシア 総合株価指数 1522.27 -0.61 -0.04 1524.21 1525.98 1521.12 前営業日終値 1522.88
インドネシア 総合株価指数 6683.277 +5.401 +0.08 6697.424 6698.414 6668.05 前営業日終値 6677.876
フィリピン 総合株価指数 7419.10 +17.94 +0.24 7395.49 7419.10 7365.77 前営業日終値 7401.16
ベトナム VN指数 1488.87 +25.24 +1.72 1463.63 1491.05 1463.63 前営業日終値 1463.63
タイ SET指数 1649.82 +3.40 +0.21 1650.54 1658.60 1647.90 前営業日終値 1646.42
インド SENSEX指数 58340.99 -323.34 -0.55 58839.32 58968.12 58143.44 前営業日終値 58664.33
インド NSE指数 17415.05 -88.30 -0.50 17550.05 17600.60 17354.00 前営業日終値 17503.35
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲0.62% 12,766.79 H:12,766.79L:12,662.04 +78.26 11/24
[CFD] 日本 日経平均 29,377.70 日経比:+75 ▲0.26% H:29,426L:29,219 04:50
中国 上海B株 ▲0.25% 281.38 H:281.67L:280.05 +0.71 11/24
中国 上海A株 ▲0.10% 3,765.41 H:3,775.96L:3,747.14 +3.79 11/24
中国 深セン成分 ▼0.12% 14,887.59 H:14,942.96L:14,864.89 -17.54 11/24
中国 深センB株 ▲0.21% 1,178.23 H:1,178.92L:1,174.06 +2.49 11/24
中国 深センA株 0.00% 2,637.53 H:2,645.38L:2,631.34 +0.10 11/24
[CFD] 香港 HangSeng 24,622.10 指数比:-63 ▼0.26% H:24,723L:24,438 04:50
香港 レッドチップ指数 ▲0.61% 3,874.43 H:3,879.21L:3,838.80 +23.63 11/24
サウジ TASI ▲1.00% 11,369.38 H:11,425.49L:11,281.56 +112.86 11/24
UAEドバイ DFMGI ▲0.49% 3,159.89 H:3,172.20L:3,141.22 +15.50 11/24
イスラエル TA35 ▼0.36% 1,885.36 H:1,898.81L:1,879.69 -6.74 11/24
24日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で4日続伸、資源・素材株に買い 17:29 配信 フィスコ
24日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比3.61ポイント(0.10%)高の3592.70ポイント(上海A株指数は0.10%高の3765.41ポイント)と4日続伸した。約1カ月ぶりの高値水準を切り上げている。
景気下支え策の期待感が相場を支えた。経済回復ペースの鈍化懸念がくすぶるなか、中国人民銀行(中央銀行)は緩和的な金融政策に舵を切る――との見方が広がっている。また、工業和信息化部(工業情報化部)と人民銀は、中小企業の支援策を拡充していく方針をそれぞれ発表した。商品市況高も追い風。昨夜のWTI原油先物は前日比2.3%高と大幅続伸し、この日の上海商品取引所では非鉄や鉄筋など主要な産品の先物価格が堅調を保った。米金利の上昇基調や、欧州の新型コロナウイルス感染再拡大などを不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は中盤からプラスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
資源・素材株が相場をけん引。中国神華能源(601088/SH)が3.0%高、中国石油天然気(601857/SH)が1.9%高、中国北方稀土(600111/SH)が7.2%高、宝山鋼鉄(600019/SH)が2.9%高、中国アルミ(601600/SH)が1.5%高で引けた。
不動産株もしっかり。格力地産(600185/SH)が4.7%、保利地産(600048/SH)が1.0%ずつ上昇した。不動産引き締めの過度な警戒感が後退。劉副首相は共産党機関紙の人民日報に、住宅市場の安定化を呼びかける論文を掲載した。このほか、金融株、公益株、医薬品株、食品飲料株なども買われている。
半面、自動車株は安い。広州汽車集団(601238/SH)が2.6%、上海汽車集団(SAIC:600104/SH)が2.1%、長城汽車(601633/SH)が1.0%ずつ下落した。半導体株、運輸株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.71ポイント(0.25%)高の281.38ポイント、深センB株指数が2.49ポイント(0.21%)高の1178.23ポイントで終了した。
24日の香港市場概況:ハンセン0.1%高で6日ぶり反発、エネルギーと発電に買い 18:02 配信 フィスコ
24日の香港市場は、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比33.92ポイント(0.14%)高の24685.50ポイントと6日ぶりに反発する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は32.85ポイント(0.37%)安の8773.18ポイントと6日続落した。売買代金は1373億6880万香港ドルとなっている(23日は1298億6100万香港ドル)。
中国経済対策の期待感が相場を支えた。工業和信息化部(工業情報化部)と中国人民銀行(中央銀行)は、中小企業の支援策を拡充していく方針をそれぞれ発表している。ただ、全体としては上値が重い。米金利の上昇加速や、欧州の新型コロナウイルス感染再拡大などが不安視された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が3.0%高、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)とバイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)がそろって2.7%高と上げが目立った。
セクター別では、エネルギー関連が高い。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.0%、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が1.6%、エン州煤業(1171/HK)が4.2%、中国神華能源(1088/HK)が2.7%、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が4.3%、華潤燃気HD(華潤ガス:1193/HK)が2.4%ずつ上昇した。
発電セクターもしっかり。華潤電力HD(836/HK)が8.4%高、中国電力国際発展(2380/HK)が8.3%高、華能国際電力(902/HK)が5.4%高で引けた。李克強首相が「電力不足の問題は解決する」と発言したことなどを材料視している。
そのほか、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が10.1%高。7~9月期決算の売上高上振れ、10~12月期の販売拡大見通しが材料視された。ショート動画投稿アプリの快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)も5.2%高と急伸。同社の7~9月期決算は赤字継続だったものの、市場予想ほどではなく、前期からは大幅縮小した。
半面、中国不動産セクターは安い。中国恒大集団(3333/HK)が5.1%、融創中国HD(1918/HK)が4.0%、広州富力地産(2777/HK)が2.9%ずつ下落した。
半導体セクターもさえない。ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.5%安、晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が2.4%安、華虹半導体(1347/HK)が1.6%安で取引を終えた。
決算下振れのスマートフォン大手、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)は7.0%安。同社が報告した四半期(7~9月期)決算では、純利益が前年同期比84%減の7億9200万人民元に落ち込み、市場予想(54億7000万人民元)を大幅に下回った。
一方、本土市場は4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.10%高の3592.70ポイントで取引を終了した。資源・素材株が相場をけん引する。不動産株、金融株、公益株、医薬品株、食品飲料株なども買われた。半面、自動車株は安い。半導体株、運輸株も売られた。