【根岸S】レース展望
東京開催がスタート。その開幕を告げる日曜のメインに根岸S(2月2日、GⅢ、ダ1400メートル)が行われる。スプリント、マイルの両路線から強豪が集う一戦、果たしてどの馬が制し、2月23日に行われるフェブラリーS(東京、GⅠ、ダ1600メートル)の優先出走権を手にするのか。
★過去暦見たらフェブラリーSにかなり直結する年が多いですな
今年は果たして?
初めて佐賀で開催されたJBCスプリントを制したタガノビューティー(栗東・西園正都厩舎、牡8歳)が、4年連続で当レースから始動。その前走は勝負どころで早めに仕掛けると、直線でも脚いろが衰えることなくストライドを伸ばし、熾烈な追い比べをものにした。明け8歳にしてなお、成長し続けている。過去3年は3、4、13着だったが、今年は期待できそうだ。
ドンフランキー(栗東・斉藤崇史厩舎、牡6歳)はブリーダーズCスプリント(9着)以来の出走。近走は1200メートル戦で好結果を残しているが、1400メートル戦でもプロキオンSを含む5勝をマークしているように十分守備範囲だ。
すばるSでダート2勝目を飾ったフリームファクシ(栗東・須貝尚介厩舎、牡5歳)は中2週での参戦。ワンターンのダート戦では、2戦ともに圧勝と底を見せておらず、相手強化の重賞でも通用するポテンシャルを秘めている。
コスタノヴァ(美浦・木村哲也厩舎、牡5歳)の前走・クラスターC6着は地方の重たい砂と、1200メートル戦の急流に対応できなかった。昨年11月の武蔵野Sを左目の外傷で回避し、5カ月半ぶりの実戦となるが、鉄砲駆けが利くタイプで不安はない。4戦4勝の東京コースで反撃必至だ。
重賞での銀メダル続きに終止符を打ちたいクロジシジョー(栗東・岡田稲男厩舎、牡6歳)も、流れに乗れれば一発の可能性がありそう。
2走前のテレ玉杯オーバルスプリントで2着に好走したスレイマン(栗東・池添学厩舎、牡7歳)、昨年3着を含むキャリア10戦全てで3着以内の安定株サンライズフレイム(栗東・石坂公一厩舎、牡5歳)、前走でダート1400メートルのオープン特別を勝っているアルファマム(栗東・佐々木晶三厩舎、牝6歳)、アームズレイン(栗東・上村洋行厩舎、牡5歳)、ロードフォンス(栗東・安田翔伍厩舎、牡5歳)なども侮れない。