台風の直後の「平尾台」を散策す！（どうにかノヒメユリに会えて！）

　２５日の火曜日に、台風１５号が福岡を通過した。
福岡市内はそんなに大きな被害はなかったようだけど、
以前から２６日の水曜日に地域の人たちと
北九州の「平尾台」へ行く約束をしていたので、
それがどうなるか心配をしていた。

一番の目的は、昨年見ることができた、「ノヒメユリ」である。
私的には、「ビジターセンター」の近くに咲いているという、
「キバナノヒメユリ」に是非見てみたいと思っていた。

気になる台風は、２５日の夕刻には九州を通過し、
当日はどうにか「曇り時々雨」の予報に変わった。

それで、取り敢えず行ってみることになった。

福岡を９時に出発し、１０時過ぎには古賀インターから高速へ。

１０時４０分頃には、ビジターセンターに着いた。
そしていろいろ話をしていると、少し呆れた感じで、
「多くの皆さんは、台風の前に来られてたよ」。

そうなんです、後で実感することになったが、
花たちも、吹き飛ばされてしまっているとのこと。

結局私が楽しみにしていた、「キバナノヒメユリ」も
跡形もなく吹き飛ばされていた。「うーん！残念！」

しかしここまで来たのだからと、「茶ケ床園地」に向かった。
平尾台はまだ雲の中だった。


昨年は、ここまでに驚くほどの「ノヒメユリ」が咲いていた。
それが今年は、一株も見かけなかった。

しかし、あきらめずに付近を散策してみた。
これは「ミシマサイコ」かな？



ツル性の「クズ」はたくさん残っていた。



雨上りの風景を撮ったり、









していると、「センニンソウ」が出てきた。



草の間には、「ジャノメチョウ」かな。



傷んではいるが、「キンミズヒキ」も発見。



少しは期待が持てるかも、と、先に進んだ。


そうすると、倒れている「キセワタ」があったので、

添え木で立たせた。


やはり、「キセワタ」はいいね。



と、喜んでいると、遠くに小さな橙色の花に気がついた。



「ヤッター！」倒れかけているが、「ノヒメユリ」が一株無事でいてくれた。



だいぶ傷んでいるが、「今年も会えました！」



「ノヒメユリ」は背が高めなので、ほとんどが花を飛ばされていた。
残っているのは、草むらの中に少しと、こんな感じのだけだった。



散策路から遠かったけど、草むらを分け入って



ツルにしっかりと巻かれていたのが良かったのか、どうにか残っていた。



オミナエシもこの一つだけしか見れなかった。






草むらの中で、「キキョウ」を見つけた。



風に倒されたことで、花が守られたのどろう。



「ナンバンギセル」は台風から逃れられたようだね！



蝶（？）も一息ついてるようだ。



というような感じだったけど、散策を終わって東屋に戻ってくると、
少しずつ青空が広がってきていた。






こうして、また一歩、また一歩と秋に近づいていくのだろう。

「キバナノヒメユリ」は、来年の楽しみとしよう。