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古処山の「ナツエビネ」に会いたくて!(驚きの出会いに大喜び!)

2015年08月30日 | 山登り

私がはじめて「ナツエビネ」に出会ったのは、
昨年の9月半ばの古処山だった。

それはそれは本当に偶然の出会いだったのだが、
ひっそりと清楚に佇むように咲いていた姿は、
今でも、私の心の中に鮮明に残っている。

あれから早一年。
今年は、別のところの「ナツエビネ」にも会えた。
それはそれとして、素晴らしいものだったけど、
どうしても、また、あの花に会いたくなった。(なんでやねん!)

つまり、「古処山がおいらを呼んでいる!」が整った。

ということで、台風の傷跡が少し心配ではあったが、
また、午後からの雨予報もあり、早めに登ることにした。

今回は、いつものYさんとKさんに加え、
花友のAさんとそのお仲間3人の計7名。
普段は少人数で登っているので、にぎやかで楽しい山行になりそうだ。

登山ルートは、古処山林道奥の五合目登山口から。

8時30分には、林道入り口に着いたが、心配していたことが現実となった。
林道の入り口に、通行止めのバリケードが待っていた。

仕方ないね、近くの空きスペースに車を止めて



8:50 林道を歩きはじめる。



林道には、2ヶ所このような大きな木が倒れていた。



9:18 五合目の駐車場に到着。



ここからは、短いけど結構急登が続く。



台風の雨の影響か、滝の水量も多め!



この山には、お地蔵さんがいろんなところで迎えてくれる。



登山道が、沢になっている。



この登山路は、とても感じがいい!


ここで、ビムラムの靴底を発見。思わず白山を思い出した。
この靴底は持ち帰り処分した。


だいぶ上まで登ってきた。



雨上がりでなのか、キノコも見かける。



10:05 水舟に到着。



ここからツゲの小径を歩くのだけど、
皆さんにお願いをしていた。「ツゲの木に注意をしてください!」と。


そうしたら、小径に入ってすぐに一人の人から声が上がった!
「これじゃないですか!」。「え!いましたか!」

そう、皆さんはじめて見る「ニシキキンカメムシ」。



いくつかのブログで紹介されていたのを覚えていた。



それで、あまり期待はしてなかったけど、多人数なので、
探してみましょうか、と言ってたのだ。



全部で、6匹を探しだした。



どなたかが言ってたけど、「目が14個だからね!」と。
「きれい!」「美しい!」「こんな虫がいるんですね!」
と、皆さん大喜び!私も、大満足!良い日になったね!

これは、上手く撮れなかったけど、青い「ニシキカメちゃん」。



稜線に出たところで、雨粒が落ちてきたので、
ランチを済ませ、急ぎ気味に頂上へと向かった。


稜線上では、「シギンカラマツ」が咲いていた。






11:58 頂上到着。記念の一枚。



頂上には「キンミズヒキ」が咲いていた。



下山途中にも、「オオハンゲ」。



下山途中にも、お地蔵さんが。



珍しそうなキノコ!



これは何かな?



13:10 というような感じで、5合目駐車場に下りてきた。



ここでは、「イヌビワ」がなっていた。
同行の人が「食べれるよ。」と言われるので美味しくいただいた。



そうそう、忘れていた。本日の目的は「ニシキカメちゃん」ではなく、
「ナツエビネ」だった。



残念ながら、昨年より2週間も早く会いに行ったのに、
今年も少し旬は過ぎていたかな。



でも、がっかりはしていない。それが自然のなせることだから。

帰りには、みんなで、秋月の「葛切り」を食べて、


甘木温泉「卑弥呼の湯」で汗を流して、大満足な一日となった。

皆さん、お疲れさまでした。

2 コメント

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Unknown (雨の日)
2015-08-31 15:58:23
ナツエビネの花、綺麗ですね!
エビネの名、地味な色度とばかり思ってましたが・・・

なんと美しい虫?
虫なんて言ったら
失礼になってしまうほど
美しい!
貴重なものをみせて頂き
ありがとうございます。
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ニシキキンカメムシ (山沢周平)
2015-08-31 20:42:52
雨の日さん、ありがとうございます。
「ナツエビネ」はとても清楚な色合いの花です。
私が見たのは、どちらもひっそりと人知れず!という感じのところに咲いてました。
「ニシキキンカメムシ」は、準絶滅危惧種で、あまり見ることができないそうです。
私もはじめて見て、大感動でした。彼の地でずっと生き抜いて欲しいと思ってます。
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