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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

紅葉の雷山観音へ

2013年11月08日 | 仏の道
11月6日は、午後からの仕事だったので、少し紅葉は早いかとも思ったが、雷山の千如寺に行った。
家を10時前に出て、千如寺に着いたのが11時ごろ。樹齢400年といわれる大楓の紅葉は3分程度だった。





久しぶりだったので、国の重要文化財である雷山観音も見たいと思い、入場料400円を支払ってお堂に上がった。
雷山観音(十一面千手千眼観世音菩薩)を拝観するのは久しぶりだ。あまり人は多くなく、大太鼓の大きな音とともに御開帳があり、
結構厳かな雰囲気が出ている。そして僧侶の丁寧な説明と読経もあり、心静まるひと時を過ごせた。



回廊を少し上り、開山堂まで行くと左手に五百羅漢が見えてくる。植林の間に整然と並んでいて、なかなか趣はあるが、
以前はなかったような気がしたので、後で受け付けの人に聞くと、平成になってから新たに並べたものだそうだ。



お堂の中から見る大楓も結構かっこいい。



僧侶の説明では、雷山観音は明治の廃仏毀釈の前は、雷神社(いかづち)に祭られていたそうなので、
ついでといっては失礼だが、足を延ばして雷神社も見てきた。
ここも紅葉はまだまだだが、ひとつひとつの枝は素敵な色模様をかもし出している。


昔は三百ほどの坊舎の中心として栄えていたそうだが、今では山の中の寂れた神社という感じである。
狛犬が良かったので、一枚パチリとした。





近頃は、年をとってきたせいか、仏像やお寺さんに興味がわいてくる。特に、梅原猛の「仏教」「仏になろう」などを読んでからは、
ついついその方面の本を読む傾向にある。
ミッションスクールに11年も通った自分としては、敬虔なクリスチャンではないけども、キリスト教についてはある程度はわかっている。
しかし、しかし我家の宗教である仏教はというと詳しいことはよく知らないのが実際でる。これから少しずつでも深めていきたいと思っている。
これは昨年、京都のまちを歩いた時に路傍で見かけたもので、お地蔵さんの表情がとても気に入ったのでカメラにおさめた。
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