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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

「猛暑の中、背振山に魅惑の花を探して!」。(車谷は大勢の登山者であふれていた。!)

2016年08月02日 | 山登り



「オニコナスビ」。とても優雅で魅惑的な響きがする。


いろんなブログを見て、以前からその名は知っていた。

しかしながら、「井原」や「金山」にはよく行くけれど、

この花が咲くという背振山の方には、中々足が向かなかった。

それで、今年こそは是非機会をつくってその地を訪れたいと思っていた。


そんな話を「大台ヶ原」からの帰りのフェリーで、同行の山仲間と話してたら、

Yさんが、「いろいろと忙しいけど、付き合ってもいいよ!」とのこと。


「うぅーん!」。こちとらとしては大いにありがたいのだが、

そんなことはおくびにも出さないで、「じゃ,行こうかね!」。とだけ返事をした。


ということで、31日の暑い日曜日の8:30に、椎原のバス停で待ち合わせ。

8:45 車谷の登山口から登り始めた。



登山口には多くの人たちが準備をしていて、私たちは2グループの後から出発。

早速、「ヌスビトハギ」がお出迎え!


よーく見るととてもカワイイ!



今日はとても暑い! しかし、景色はとてもいい!



今日のコースは初めて。中々雰囲気のある登山路だ。



Yさんがゆっくりとしたリズムで先頭を歩く!



すさまじい暑さの中、沢の流れが少しだけ清涼感をくれる。



上を見上げれば、木々のミドリが美しい!



前日の「水無のオオキツネノカミソリ」を見ているので、少し淋しいが、



「車谷のオオキツネさん」も咲きはじめているようだ。



Yさんは、今日はバランスがよさそう。すいすいと渡っていく。



それこそすさまじい暑さで、体中から汗が噴き出るような感じ。



体調整えを兼ねて、「花」を撮りながら登っていく。



「クサアジサイ」も美しい!



この花はいくつも咲いていた。



そしてぽつんぽつんと咲いてるのを撮ってしまう。



背振山系の福岡側は、いずれも急峻で沢も大きい。



これは花ではないよね?



Yさんの足もとはしっかりしているが、



暑さに弱い私はというと、


山タオルを水で濡らして、暑さを和らげる。とても暑い!


そうこうしているうちに、「矢筈峠」が見えてきた。



稜線に出ると、「ヤマホトトギス」や



「キンミズヒキ」などが咲いていて、


暑さを和らげてくれる!といいたいが、全く効果なし!

ここまでに、ペットボトル2本半を飲んでいる。

11:30 気象レーダーサイトに到着し、ランチタイム。
Yさんはとても元気!


ここは、日陰で風通しもよく、ゆっくり景色を楽しめた。



こちらは金山方面。



12:10 椎原峠に向かって出発。



稜線歩きでは、それほどの暑さはなく、



「唐人の舞」では、何とかの高上がりで遊んだり、



いやがるYさんにも高上がりを強要して



気持ちよく先へと進んで、



13:10 椎原峠までやって来た。




椎原峠の登山口への分岐のところで、一人の若い登山者と出会った。

10分ほど話をしただろうか。

彼曰く、「2年ほど前に山登りを始めたのですが、背振はいいですね!」

「特に福岡側からの方がいい!」。「急登あり、沢もきれいで、

いろんな変化があって、とても楽しめます。」

「近畿の出身なんですが、六甲山系に比べてもずっといい!」などなど。

背振といえば、早良区生まれの私にとっては、裏山みたいなもの。

いつの頃も背振を見ながら、すくすくと育ったはずなのだ。(ほんまかいな?)

その背振の良さを、関西の人に教えられるとは!世の中は、本当に不思議なものだ。


その人とも別れて、さあ、山を下りよう!
今日は、Yさんの青い帽子に対抗して、私もアオ?


13:52 開けたところまで下りてきた。



登山口まではもうすぐだ。



下山路にも結構良い景色があるけど、



14:25 無事に下山完了。

ホントにこの日は暑かった!「熱中症は気をつけないといけないね!


そうだった。そんなことでなく「オニコナスビ」が今日の主役だった!



どうにか、この花に出会うことができた。



やはり、想像していたとおりの魅惑の花だった。

ただ、花の数が少ないのが少し気になった。

どなたかのブログで読んだのだけど、ずっとその地で咲き続くことを願って、

見に行くのを控えたいと書いてあった。

とても悩ましい問題だ。でも考えなくてはいけないことでもある。




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