その②
本では、I.肉眼目撃コース、Ⅱ.双眼鏡目撃コース、Ⅲ.かんたんコース(本では一体型天体望遠鏡と記載、スマート天体望遠鏡)、IV.王道コース(スタンダード・エコノミ一)に分けて案内してくれている。
これに当てはめると私は、王道コース(エコノミー)で銀河星雲の電視観望を実施してきているようだ。
本の概要や内容については、JUNZOさんの『銀河星雲マニア』のWEBSITEが参考になる。
ここでは、いくつかの項目について、私の感想を書き留めておく。
☆この本を読んで1番嬉しかったこと。
FMA135とNeptune-CⅡの組み合わせで、アンドロメダ銀河が映像化されていたこと。
アンドロメダ銀河(M31)は、私たちの天の川銀河の直ぐとなりの銀河。遠いが1番近い。そのため映像化するには、満月5個分以上の画角が必要。この条件に私のメイン機材FMA135とNeptune-CⅡは当てはまる。これを本で実際目にできて嬉しかった。頑張るぞ!
☆この本を読んで1番役立ったこと。
自動導入経緯台AZ-GTiが、あと2万円程の追加投資で、赤道儀化できること。
経緯台は、円運動の天体の動きを縦横の動きで追いかける。そのため無理が生じ視野回転により写らない部分が出てくる。本格的な天体の映像化のためには、円運動を円の動きで追いかける赤道儀が必要。AZ-GTi経緯台を自已責任で赤道儀化する情報が、ネット上で多く発信されているが、脆弱な三脚に代えて、しっかりした三脚の追加購入を含め5万強の出費が必要と思い込んでいた。それならStar Adventurer GTマウントというAZ-GTiの親戚の赤道儀を買った方がいいように思えていた。2万程度ならいける!と思える。さらに、AZ-GTi赤道儀化の方が軽くて運用しやすいとの記述あり。いいね!
しかも、AZ-GTiの赤道儀化について、機材購入案内、AZ-GTiのFirmware書き換え、運用と澱みなく一本道でわかり易く説得力ある!流石マニュアル。追加機材ポチしてしまいそう。
ただ、赤道儀を運用するためには、赤道儀の軸と北極星を一致させなければならない。これを極軸合わせというが、ベランダから北極星は見えない。それでも今はデジタルの力で、天体望遠鏡を北極星に向けるデジタル極軸合わせができるらしいが不安は無くならない。(ASI AIRの導入はコスト的に今は無理)
☆この本を読んで1番驚いたこと。
王道コーススタンダードでは、銀河星雲の観望にファインダーいらないということ。
赤道儀とASIAIR(天体観測専用コンピューター)を使う王道コーススタンダードでの銀河星雲の映像化では、ファインダーがいらないようだ。電視観望の次のステップをまともなファインダ一の導入でと考えていた私からしてみると、驚き!時代はITの活用でここまで来ている!ファインダーの購入を検討していて、その値段に驚き、それならファインダーがついてくるBKP130買った方がよいと購入に踏みきった。う~ん。考えてしまう。『え!無駄遣い!ゆるしませんよ!』いつもの空耳が・・・惑星の観望ではきっとファインダーがいる。経緯台使うときもいる!VIRTUOSO-GTiあるし、無駄にはならない!多分。
あと、ZWOのCMOSカメラの紹介、銀河星雲映像化の難易度の話・・・つきないのだが・・・ブログを書いていて気づいたことが
普通、入門書などは、その道の大家の方が、初心者のことを考えて書く、初心者はそれを理解しようと努力する。マッチする場合もあれば、しない場合もある。この本は初心者だったJUNZOさんが、困難を乗り越える道筋を公開してくれている。そのため、初心者の私には共感できるところが多く、わかりやすいのかもしれない。貴重な本。
最後に、P89『天体機材購入にあたって役立つ基礎知識まとめ』は初心者必見。購入の参考になる。
先ずは、AZ-GTi赤道儀化を検討。
BKP130使いこなすぞ!『無理、無理・・・』また空耳が・・・
参考資料
1)
2024年2月24日追記
主鏡 FMA135+ASI585MC
ガイド鏡 SV165+ASI120MM-mini
架台+制御 赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR
コントローラ iPadmini6
で、よしべやの王道コ-ス(内容は少し違うが)が完成した。快適。Seestar S50より楽しい。
なお、関係ブログは、
2)ガイドの登載
3)観望例1
4)観望例2