月(月齢11.2)
画像①130PDS+ASI585MC+VirtuosoGTi+ UV IR-CUTフィルター+NDフィルター
画像②鏡筒を回転させて、撮影角度を変更
画像③土星撮影用、SKYMAX127(マクカセ反射屈折式天体望遠鏡)

照明付き、十字線入りアイピース


画像⑥さあ、土星撮るぞ!なんで!10分の間に雲雲雲(明るい○は月)
画像⑦IステラHDによる月の観望位置
8月28日、土星撮影失敗を受けて、本日はニワトリ(庭撮:庭で撮影する)に決める。天体望遠鏡が揺れにくい上に、観察姿勢がより楽になる。弱点は蚊に刺されること。蚊取り線香乗り越えてくる。
夕方から入念に準備。月は130PDS+レッドドットファインダー(画像④)、土星はSKYMAX127(口径12.7cm焦点距離1500mmF値11.8)+十字線入りファインダー(画像③)の組み合わせに、照明付き十字線アイピースを用意。5km先の電波鉄塔のパラボラアンテナで照準を合わす。空全体の様子で判断し、月は撮影できると判断(画像⑤)。27日と同じように、スナップショットの後、午後7時過ぎ、撮影終了(画像①、②)。
CMOSカメラASI585MCは、Neptune-CⅡより縦横1.5倍のセンサーサイズを持ち、画角も縦横1.5倍に広がる。レデューサなしで、30日深夜からのスーパームーンとれないかと期待していたが、すでに今夜の段階で、画像①を見ると上端が切れている。スナップショットはまだ可能性があるが、動画は私の腕ではどうしてもずれるので、無理と判断。明日からの月の撮影は、Neptune-CⅡ+0.5倍レデュ-サに戻すことに決める。一つ進歩は、これまで撮影角度を変えるのに、CMOSカメラを回転させていたが、鏡筒バンドのネジを緩めて鏡筒を回転させるテクニックを覚えた。このときは呪文を唱える必要がある。「(天体望遠鏡)落とすな!落とすな!10万円!10万円!」・・・『貧乏性!』と館長の声が聞こえる。
午後8時50分、庭に出る。土星いい感じで、第1電線地帯を越えた。さあ撮るぞ!と10分後に準備に戻ると雲雲雲(画像⑥)。呆然『なんで???』終了!深夜まで晴れませんでした。尚、この日は土星は衝とのことで一晩中見えるらしいが・・・体力ナシの私には無理・・・
土星がだめならメダカ部屋がある!と北東の赤道儀化AZ-GTiをセットしたメダカ部屋に駆け込むが、こちらも雲空。終了。
日はまた昇る・・・もとい、土星はまた昇る。あきらめなければ、そのときは訪れる。かもしれない、多分。
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社
銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite
6)2023年8月31日 スーパームーン~AstroArts
7)2023年8月28日 土星がみずがめ座で衝~AstroArts
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